ライフスタイル

シニアの時間が経つのが早い生活はいいことなのか

最近は以前より増して時間が経つのが早く感じます。子供時代のように何をするにも新しい体験であり時間が経つのが遅く感じられ、中年以降は人生で一通りのことを経験してきたので新しい体験が少なく時間が経つのが早く感じるのでしょう。

昔「ゾウの時間ネズミの時間」という新書が出版されて大ヒットしましたが私が読みませんでした。読んでいたらもっと面白いことがわかったかもしれません。

私などはもはや中年を通り越して老年の域に入ったので新しい体験が非常に少なくなるのです。たとえ50代後半から山や筋トレ、ブログという初めての体験をしていてもそれが継続的になってくるとどこか新鮮味がなくなってきます。

筋トレはマンネリ化しやすい

筋トレなどまだまだ筋肉が発達するはずでその方法をいろいろ考えていますがそれでも週3回と決めて同じジムに行くとどうしても「マンネリ化」してくるのでしょう。筋トレのためにジムに行くのは非常に楽しみな時間なのですが知らないうちに緊張感がなくなっています。

そのせいか2か月ほど前にダンベルフライをして22kgのダンベルを左胸(肋骨)に落としてしまった苦い経験がありますがこれも緊張感の欠如のせいでしょう。あの時は痛かった。

やる種目も上半身、下半身共ほぼ決まっています。やはり同じ種目・回数・セット数・重量では筋肉が慣れてきて成長してくれません。

こういう時は重量・セット数・回数を変える必要があります。時には軽い重量で回数・セット数を増やすとか10回x3セットを高重量で5回x5セットに変えてみるとか。とにかく従来のパターンを変えることで新たに筋肉に刺激を与えることが必要です。

また何か新しい筋トレ方法を考えだしたいものです。

やはり新しい体験は未知の世界なので緊張感を持ちます。これが脳や体に刺激を与えるのです。

登山は心身に刺激を与える

その点、山はたとえ同じコースを登ってもちょっと油断すると方向音痴の私は道間違いしたり歩きながら鼻をかんだり水を飲んだるすると体の芯がぶれて谷に落ちそうになったり、ぼ〜っとしていいると木の根、浮石に足を捕らわれたりします。

したがって登山は筋トレより緊張感はあります。そして自然の中に身体を置くのでリフレッシュできるのです。

見慣れた景色でも木々や土の匂い、肌で感じる風。こういう自然感は身体だけでなく脳にも刺激を与えるのです。

やっはり自然好きならば高齢になっても自分の脚力に合った山を選んで月2回は行くべきでしょうね。山は健康だから行くことができるのです。

ただし夜更かししてしまう私は苦手な早起きだけはストレスになるのでこれが登山のネックですね。

惰性によるアルコール濃度の増加

毎晩家で晩酌をしていますが毎週のように近場の高尾周辺の山を登っているとだんだんアルコールの摂取量が多くなってきました。

お酒も惰性で飲むとアルコール濃度の感受性は落ちてきます。つまりどんどんアルコール濃度の高いものを飲むようになるのです。

これでは肝臓、腎臓を痛めてしまいます。肝機能、腎機能が落ちるとアンモニア分解が不完全になりその匂いが口臭として口から排出されます。

それでなくとも私を含めて多くの日本人は歯の手入れが不十分で虫歯、歯肉炎、歯周病により自分の想像以上に口臭があることに気がついていません。

日本人は口臭がひどいということにもっと気がつくべきです。

また私は最近胃に違和感を感じるようになってきました。これもアルコールのせいでしょう。さらにそのツマミとして摂取するアーモンドの量が多すぎてせっかく登山とジムでウエストが細くなってもすぐ戻ってしまうのです。

行動のマンネリ化

上記のような生活をしているとどうも私の一週間を振り返ると行く場所が決まっています。

・平日のジムの3日間:喫茶店→ジム→和定食屋→喫茶店→書店→帰宅

・図書館の2日間:喫茶店→都内の図書館→書店→帰宅

・週末2日間:登山 or 喫茶店、書店

これ以外には帰宅前にスーパーに買い出しに行くくらいです。

喫茶店ではネットサーフィンとブログの作成がほとんど。

もう完全にワンパターンですね。これでは生活に刺激がありません。かろうじて登山で自然の中に身を置いてちょっと刺激を感じている程度です。

考えるのが面倒になる

いけませんね、これでは。残りの人生こんな生活で終わっていいのかと時々思うのですがだんだん「考えるのが面倒」になってくるのです。

例えば家賃を考慮して引っ越しも何度も考えましたが「引っ越し」自身が面倒になってくるのです。これもやはり一種の老化なのでしょうね、面倒臭くなるというのは。引っ越し代もかかるしなんて言い訳もしてしまうのでした。

もはや思考の停止です。ジムと登山とアルコールで心身ともに疲労しているのです。ただこの疲労は会社員時代のような仕事のストレスからくる「嫌な疲労感」ではなくどちらかというと「心地よい疲労感」なので厄介なのです。これに加えてちょっとした脱力感もあるのです。

この心地よい疲労感が曲者で「このままでいいんじゃない」「何とかなるんじゃない」なんていう怠惰な気持ちにさせてしまうのです。非常に困ったものです。

何かに夢中になると時間が早く経つ

それでは時間の経つのが早い生活は悪いことなのでしょうか。

何かに夢中になると時間が経つのが早く感じますね。これってシニアが一番欲しがる時間なのではないでしょうか。何か仕事か趣味を持っているシニアと何もないシニアでは全然残りの人生の満足感が違います。

たとえお金があっても何もすることがないというシニアは生活の満足感は低いのです。

私の場合はジムでの筋トレと登山とブログを好きでやっています。しかしあっという間に時間が経ってしまうというほどではありません。なぜなら筋トレは肉体を酷使するので長時間はできません。また筋トレは筋肉疲労回復期間が絶対必要なので毎日というわけにはいきません。

時短を目指す私の日帰り登山も肉体を酷使する方ですが各ポイントで時計を見て経過時間を測るのであっという間に時間が経つという感じはありません。さらに筋トレ同様疲労回復期間が必要で毎日というわけにはいきません。

ブログも書くのが好きで毎日パソコンぬ向かっていますがが満足できるほどの出来のいい記事はなかなかなく試行錯誤の日々であり、かつ記事内容が第三者への有益な情報よりも自分の単なる備忘録となってしまっている場合が多いのが悩みのタネなのです。

1日1日がアッという間というよりも1週間がアッという間という感じです。いずれ1か月がアッという間になるのでしょう。さらに毎年末年始実家に行く頃には「もう1年経つのか」と思うので1年経つのがアッという間という時間感覚はすぐそこまで来ていそうです。

定年を迎えるあるいは迎えたシニアへ

しかしこういった趣味を持ってる人はまだ幸せなのでしょう。これから定年を迎えるあるいは迎えたシニアは自分のしたいことを早くから見つけ現役時代から実践することが大切になってきます。

定年になってから何か趣味を見つけようと思ってもなかなかできはしません。

また長く続けられる仕事を持っていると老後が有利になるでしょう。60歳を過ぎるとよほど需要のある経歴でない限り年齢で簡単にはねられてしまいます。

またハローワークなどはブラック企業のオンパレードです。

何か自営の道を考えておくべきです。私はブログを会社員時代からやっておけばよかったなぁと思っています。そうすれば少しは利益になるようなブログが書けていたのではないかと思うのです。

2050年までに世界の人口の6人に1人が65歳以上と予測され、2018年にはすでに世界の人口のうち65歳以上が5歳未満の子どもの数より多くなっています。

また日本でも65歳以上の高齢者がすでに日本の人口の28%を占め、間も無く3人に1人が65歳以上となります。

こういった状況の中でくれぐれも家の中でこもってしまったり相方(妻)の金魚のフンにならないようにしてください。

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