ライフスタイル

新型コロナで与えられた自由時間はリタイア後の疑似体験

新型コロナのおかげで仕事が通勤が不要なリモートワーク(テレワーク)になったり会社自体が休業になって自宅待機になった人も多いでしょう。

あるいは不幸にも失業してしまった人もいるでしょう。

こういった人たちは好むと好まざると一時的とはいえ自由時間を持つことができたはずです。

そんな中でどんなことを考えていたでしょうか。

でもこれって仕事をリタイアした状態を疑似体験していると認識している人はほとんどいないでしょうね。

リタイア後の自由時間

リタイアすると自由時間がたくさんあります。何をしてもokです。仕事も遊びもあなたの選択次第。

経済的に仕事をせざるを得ない人もそれはあなたの選択なのです。

ノマドワークに憧れて

50代中頃から午後には会社を出てスタバやタリーズにパソコンを持って行って仕事をすることが多くなりました。

そして新会社に移って間もなく組織変更でリストラされて以来そのままリタイアしました。早いものでもう丸5年経ちます。

それ以来基本的に毎日が日曜日です。しかし家にずっといるのが大嫌いな私は毎日外出していました。

リタイア後2年ほどは経済的不安を抱えつつ山と筋トレに没頭していましたが2017年の台風5号が関東に1ヶ月ほど居座って登山のテント泊へモチベーションが一気になくなったのです。

また50代後半にはノマドワークに憧れるようになっていたのでクラウドワークスでライティングの仕事を始めたのです。

私の選択したクライドワークスはお金にならないけど

同じクライアントと1年2ヶ月ライティングの仕事をやっていました。

もちろん仕事場は喫茶店です。仕事といってもほとんどお金になりませんでした。クライドワークスは一部の人を除いてほとんどお金になりません。

しかしそれでもライティングが好きだったので継続してやっていましたが、先方の都合で最終的に100記事以上書いた私の記事は日の目を見ることはありませんでした。

1記事2500〜3000文字程度の記事で筋トレやダイエット・健康に関するもので新規webで採用されるはずだったのですがどうもうまくいかなかったようです。その後復活したのかは定かではありません。

毎回クライアントから私の記事のダメ出しをされました。時には理不尽だなと思ったり私の方が専門的なことを書いているのに何も知らないあんたにゴチャゴチャ言われたくないと憤慨したりしたこともありました。

でもやっていて良かったと思いますよ。知的刺激がありクライアントの若い?女性から色々言われましたがそれでも1年以上やっていたのはライティングが好きだったのと記事の書き方を学ぶためです。

それにその仕事をしていると他のことを考える暇がなかったのです。

当初は慣れるまで毎月5記事でしたが、のちに月10記事になりました。最後には月15記事を依頼されましたがさすがにそれは無理と断りました。当然ながらジムや山も言っていたので。

考える時間がたくさんあることはいいことか

クラウドワークスの仕事が終了する少し前に自分でこのブログを立ち上げたのでブログを書く作業とクラウドワークスの記事を書く仕事がダブって時間的・精神的にきつく感じたので先方から終了の打診があった時はホッとしました。

それでも自由時間が増えたせいかまた色々なことを考えたりするようになりました。自分の今後(余生)のこと、筋肉肥大のこと、ついの住みかのこと、そして一番大事なお金のことを次々と頭をよぎっていきます。

特にお金に関しては日々頭を悩ませていますが依然として解決しておりません。

おそらく解決する時は死ぬときでしょうね。死ぬとき「これでもうお金の心配することはない」とホッとするかもしれません。

このように毎日日曜日な私は好むと好まざるとこのようなことが日々頭に出たり入ったりしているのです。

考えても解決しないことは考えなければいいのですが簡単には頭から離れていきません。実に困ったもので正直疲れます。

無念無想など私には当てはまりません。日々雑念ばかりなのです。

これって考えているようで実は何も考えていないような気もします。

なぜなら思うばかりで考えていないような気がするのです。

ブログやクラウドワークスの記事でも疲れることはありますがライティングが好きでその間他のことを考えなくて済むので私にとって精神衛生上いいのでしょう。

記事を書くのも考えることですし、お金の稼ぎ方を考えることも同じ考えることですがそれには得手不得手があるようです。

本好きですが読書で考えさせられる内容の本も好きですが何も考えなくてもいいような本も好きです。

特に時代小説は何も考えなくていいので会社員時代はよく読んでいました。仕事をしているとやはり頭の中は休日とはいえ何となく気が休まらなかったことを覚えています。

したがって同じ考えることでも疲れる「考える」と疲れない「考える」があり、さらに考えることが「楽しい」事と「つまらない」事があるようです。

新型コロナで与えられた自由時間

新型コロナでやむを得ず自由時間ができてこれまたやむを得ず考える事が多くなった人たちは何を考えていたのでしょうか。

おそらく自分や家族(いれば)の今後の事を考えたりしたのではないでしょうか。

それで答えは出たのでしょうか。

ほとんどの人は答えが出たような出ないようなはっきりしない感じではなかったでしょうか。

それはリタイアした人も同じです。

今まで仕事のこと、家族のこと、自分のリタイア後のことを考えていてもいざ本当にリタイアしたらほとんど何も考えていなかったと気がつくのではないでしょうか。

人生は考え通りにはいかないことが多いのです。

さらに「考える」ことと「思う」ことは違うのです。

それでも考える

新型コロナは今まで仕事のことばかり考えていた人にとっては自分のことを考える時間を与えてくれたのです。

多くの人にとって新型コロナは政治・経済面だけでなく不自由さから自由を、会社から自己を、自己から家族のあり方を、日本から世界を考えさせてくれたのではないでしょうか。

たとえそれが一時的にせよ、好むと好まざるを得ないにせよ、です。

「考える」を一時的なものにするのか継続的なものにするのかは本人次第です。

できれば考えることが楽しくなればいいのですが。そして考えたことが実現できればなお良いでしょう。

考えることは人間であることの証明です。

日々考えなくても時々考えることの習慣をつけたほうが自分の人生を軌道修正できるような気がします。

世の中は常に変化しているのですから。

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