韓国との交流を始めて35年という日本の女優黒田福美さんのデジタル記事を読みました。日本では失礼ながら女優としてはあまりパッとしない感じはありますが、韓国の生活情報には詳しく、かつしっかりと自分の意見を持っている人のようです。私は以前から彼女の存在を知っていましたが、彼女はその顔立ちからも(在日)韓国人ではないかと思っていたくらいです。
彼女は、日本と韓国がこれほど感情の乖離をしているのは初めてと言っています。
物事の判断基準:日本は「善悪」、韓国は「損得」
日本では物事の判断基準は「善悪」ですが、韓国では「損得」ということ。
したがって、韓国人は損得のために言葉を便宜上使い、日本ほど言葉に重みがないそうです。それで嘘ばかりついても平気なのですね。自分にとって「得」になることが「正義」なのでしょうか。
日本の政治家が馬鹿の一つ覚えのように言う「遺憾」という言葉も韓国にはそのままあり、その意味は日本の「残念」ということです。したがって、日本の政治家が何度も「遺憾」と言っても韓国では大して日本は怒っていないと感じるそうです。
これを読んで、「なるほどね」と納得。いくら日本の政治家が何を言おうが馬耳東風なのでしょう。もっとも日本の政治家自身も「言葉が軽い」し。しかし、それ以上に軽いのが韓国人ということでしょう。
初めから噛み合う、理解しあえる国ではないということです。
国民情緒法とテッ法
以前「ルポ 絶望の韓国」という朝日新聞社ソウル支局の記者の書いた韓国についての本をざっと読みました。(←興味ないところも多々あったので)
興味深かったのは、韓国には、「国民情緒法」更に「テッ法(ぽぷ)」というものがあるそうです。「法」と書いていますが「法律」ではなく「不文律」のようです。
「国民情緒法」:簡単に言うと、韓国人の情が自国の法律を上回る不文律。
あえて言うまでもないですね。韓国が「法治国家」ではなく、「人治国家」と言われる由縁です。
「テッ法」:子供が欲しいおもちゃを買ってもらえなくて親の前で床に寝そべって駄々をこねること。
(これを読んで思い出したのは、ソウルオリンピックの時、韓国のボクサーが判定を不服としてリングの上で何時間も大の字になって寝ていたことがありました。)
どうもこういったことがまかり通る国のようです。
こういう国民性を持った国なので日本人は付き合うのが大変です。中国に隣接しているため歴史的に長い間中国の精神的な従属国になっているんでしょうね。(参照記事:「歴史から見る韓国人が日本を嫌う理由は複雑」)
誰からもリスペクトされないかわいそうな国です。今後も変わらないでしょう。
感情的な日韓のマスメディア
私は、不況の出版社が過激にタイトルで煽る嫌韓、嫌中派の書物は好きではないし、ガセネタも多いと思うのでほとんど買いませんが、この本は間違って買ってしまいました。(経済的に)勿体無い。「はしがき」を読むだけで十分でしょう。ただし、この本は嫌韓派の本ではありません。なんたって「あの」朝日新聞の記者ですから。
いつも思いますが「嫌韓」「反日」なんてほとんど感情的な双方マスコミが煽った影響でしょう。
特に、韓国のマスコミは日本を貶めるような記事を書いて溜飲を下げている傾向があり、あの東日本大震災の時も、韓国の一部マスコミは日本の惨状を自業自得とばかり揶揄するような記事を載せていたと言います。負け犬の遠吠えのような気がしますが、それが韓国自身の評判を貶めていると気がつかないようです。
しかし、それに付き合って日本の一部のマスコミも韓国に関する知的レベルの低い記事を書く必要はありません。
韓国人は日本が本当に怒っているとは理解していない?
どうも韓国国民は日本が今本当に怒っていると理解していないのかもしれません。日本政府が韓国に対して今まで曖昧な態度を取ってきたからでしょう。
また、日本特有の「空気を読む」「忖度する」などという芸当は韓国にはありません。他の多くの国同様言った言葉のままを信じてしまいます。
韓国の国民性が「損得にある」ならば、いかに日本と問題を起こすのが韓国にとって「損」だとはっきりわからせればいいわけです。今までそれをはっきり日本側が明示してくなかったのも問題です。
そういった意味で、微用工問題で日本が報復措置をとるというのはいいことだと思います。韓国もそれに対抗して報復措置をとるかもしれませんが、日本も韓国ビジネスで利益を指しているので損失が出ますが国力は日本のほうがあるわけですから十分効果はあると思います。
さらに国際世論を味方につけることも大切でしょう。韓国は国内にしか通用しない論理「損得論」しか持ち合わせていないのですから。
在韓日本企業の撤退が最も意思表示及び経済的ダメージの効果的だと思いますが、日本も韓国で利益を得ているので簡単にはいかないかもしれません。
韓国では「ロッテは韓国企業です」と言う在日韓国人が作り上げたロッテなどは制裁対象にすれば効果的だと思うのですが、日本人もたくさん仕事しているのでなかなかできないのでしょうか。
昔、玉置宏が司会の「ロッテ歌のアルバム」なんてよく見ていたテレビ番組があったし、ロッテのガムたチョコレートは子供時代よく食したのですが、今でも売っているのでしょうか。大人になってもロッテは子供のお菓子屋としか認識できないせいでしょうか、韓国では財閥なんて信じられません。
新聞記事には猜疑心を持って
新聞の記事を全部マジで信用しているのは日本人くらいのものです。確か、イギリスなんて、2、3割程度です、新聞記事を信用しているのは。もっと疑って読みましょう。
それにしても日本のマスメディアが米国の専門家の話を引き込んで、如何に韓国よりも日本が正当かと得々と誇示するのは、あまり好きになれません。まさに「虎の威を借りる狐」といったところ。
日本のマスメディアはいつも「日米」比較をし、アメリカがこの問題に対してどう思っているかなどを非常に意識しています。自分で判断し発信することができないのでしょうか。それは紛れもなく「思考の停止」「思考の委託」に他なりません。韓国が中国の従属国ならば、日本はアメリカの従属国です。
こういう時、日本は本当に小っちゃい国だなぁ、と感じるのです。
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