映画

シネマート新宿で小説を映画化した「グレイマン」を観て来ました

家でじっとしていることが嫌いだけどこの猛暑では外にもいたくない。

そんなとき最適なのはクーラーの効いた映画館です。

というわけで今日は新宿のシネマート新宿で「グレイマン」を観て来ました。

シネマート新宿は昔「新宿文化シネマ」という映画館だったのです。確か1と2があったはず。時代は変わります。

なぜグレイマンかというとこの映画は私が愛読している「グレイマン」シリーズの小説をもとにしているからです。

マーク・グリーニーの作品で日本ではハヤカワ文庫から出版されもう10巻以上出ています。ほぼ全作読んでいます。ほとんど上・下巻で私は全てブックオフで購入しました。

そのいくつかのシリーズのエッセンスを一本の映画にしたのが本作です。

あらすじ

もとCIA工作員で暗殺者であるコートランド・ジェントリーはコード名「シックス」と呼ばれCIAの中でも特殊部隊に属し数々の使命をこなして来たエリートなのですが小説ではCIAから「見つけ次第殺せ」という指令を出され逃亡している身でもあります。

今回はそのCIAからミッションを受けてバンコクにいたある悪漢を始末しますがその悪漢の死ぬ寸前にジェントリーのかつての同僚「フォー」であると告白されてからまたCIAから追われる身になります。

そのCIAの上官の世間に知られてはいけない情報(その上司の悪行の数々がチップに収められている)を元CIA工作員フォーに知られシックスを通じてそのチップを取り返そうとします。

しかしシックスはCIAの上官の悪行の数々を知ることになりそのチップをめぐって壮絶な戦いが始まるのです。

この映画の見所はもう息もつかせないアクションが全てでそれ以外は何もありません。

彼は銃使いでもあり格闘技(小説ではイスラエル系武術をマスター)のエキスパートでもあります。

グレイマンとは目立たない男という意味でマッチョでもなく高身長でもないどこにでも溶け込める男なのです。

主演はどこかで観たことがあるなと思っていたらちょっと調べるとあの「ラ・ラ・ランド」で主演したライアン・ゴズリングでした。

悪役もどこかで見かけたことがありそうでないような気がしていましたがなんとあの「キャプテン・アメリカ」で主演したクリス・エバンスでした。名前は調べて初めて知りました。

上映中は全く気づかす。ただ悪役にしては顔が薄いなと思っただけでした。そういえば「キャプテン・アメリカ」でも影が薄そうな感じでしたからもともとインパクトのある(印象に残る)俳優ではないのでしょう。

あっという間の映画でしたが音楽はイマイチで結構いい加減に安上がりに作っているなというのが率直な印象です。

ただ先述しましたがアクション映画としてはテンポが良くってとても面白い映画です。

ひょっとしたらシリーズ化するかもしれません。

終わりに

映画館は60%の入りで、多くが猛暑を避けた中高年の男性が一人で観に来ているという感じでした。

現在の上映館は東京ではこの新宿の映画館と池袋の1館だけになりました。

もっと人物描写を丁寧にしてシリーズ化するともっとヒットするのではないでしょうか。

主演のライアン・ゴズリングはグレイマンという名の通り目立たない影の薄い役にぴピッタリです。

ラ・ラ・ランドを観たときからそう思っていましたし本人もそれを自覚しているのではないでしょうか。

猛暑をしのげた一日となりました。

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