ジムの筋トレで膝周囲の筋肉?痛が慢性化していますが、登山でも下山後数日間下半身の筋肉痛が続きます。
ジムトレよりもむしろ登山の方が筋肉痛が大きく長引く感じがします。
それにしても膝周囲の筋肉痛は起こるのか。最初に「筋肉?痛」と書きましたが本当に筋肉痛なのか腱や靭帯の痛みなのかまだはっきりしません。
単なる筋力の衰えか。
私の膝の痛み
登山での筋肉痛が大きくなった原因はトレランシューズを替えてからのような気がします。それまで剛性が強くクッション性も高かったスポルイティバのアキラからモントレイルのトランスアルプス F.K.T. IIIに替えたからではないかと推測しています。
このトランスアルプスはアキラに比べてアウトソールが薄く軽量なのが特徴です。ただし履きごごちはかかとの小さい私には抜群で足と靴に一体感があるので購入しました。
歩き・下山での走りも軽快なのですがやはり下山時は膝にアキラより過負荷がかかっていたのかもしれません。上りはまったく問題ないのですが岩場、ガレ場、階段の多い下山道で膝周囲の筋肉疲労度が高くなります。
現在膝の痛む箇所は、
・左膝裏→膝窩筋炎のようです。その原因は後日ブログに書く予定。
・左膝裏外側→大腿二頭筋腱炎(ワイドスタンスでスクワットするとなりやすい)
・左膝外側→腸脛靭帯炎(登山の下山時になったが現在は時々違和感がある程度)
・左右膝内側→?(ゴブレットスクワットをするようになってから)
です。
ただ左膝裏の痛みはレッグプレスをするとなぜか痛みがなくなるかかなり軽減されます。
やはり下半身の筋トレがまだまだ不十分なのでしょう。
それでいろいろ下半身の筋トレをネットで調べていると偶然面白いyou tubeを見つけました。
トップボディビルダーのケガ対談
その動画は40代のトップボディビルダーとまだ大学生ですがすでにトップビルダー感があるボディビルダー2人のケガにまつわる話です。
両人ともいろいろなケガをされていますが特に椎間板ヘルニア、座骨神経痛、頚椎椎間板ヘルニアなどの病名が上がっていました。
40代のベテランボディビルダーはスクワットで頚椎椎間板ヘルニアをやり左腕が数ヶ月間しびれて指先が何かに当たると飛び上がるほどの痛みがあったそうです。
座骨神経痛はどう坐ろうがどう体の向きを変えようが痛みが大きく椎間板ヘルニアのほうがまだマシだとも。
MRIで調べると椎間板がすり減ってなくなっており医師からどうして動けるのか不思議だと言われたとか。笑いながら筋肉で支えているのだと思うと発言には驚きました。
ここまでくると筋トレバカを通り越して宇宙人に昇格します。
なぜそこまでして筋肉を大きくすることにこだわるのか、筋トレ歴6年目の私でさえよくわかりません。私はあと6kg程筋肉をつけて2kgほど脂肪を減らしたいだけなのです。
両名とも椎間板ヘルニアをやった原因がハックだったと言っています。ハックとはハックスクワットのこと。両肩に肩パットを当てしゃがんだ状態から起き上がる下半身の筋トレでバーベルスクワットより安全と言われているマシン種目です。
なぜその安全なマシンで椎間板ヘルニアを起こしたかというと高重量で追い込みをかけている時にしゃがんだ状態から強引に立ち上がろうとして背中を丸めてしまったそうでそのため腰椎に過負荷がかかったのです。
私はバーベルスクワットで右腰を痛めて以来すぐやめたので頚椎を痛めるほど高重量でやったことはないのですがそのフォーム自身が体に無理な姿勢なのである著名トレーナーはハックスクワットを推奨していました。
そのハックスクワットでも無理な姿勢でやると椎間板ヘルニアになるのです。
彼らから見れば私の筋トレなど何それ?何やっているの?なんて言われこと必至ですが、もともと自分の筋力の無さ、特に左脚の筋力不足は登山で嫌という程味わったので腰痛持ちということも考慮して決して無理をしないことにしているのです。
しかし彼らから言わせると「無理をしないと筋肉は肥大しない」ということになります。
ボディビルダーも腸脛靭帯炎になる
いろいろなケガでも興味深かったのが両人とも腸脛靭帯炎になったことの告白です。
それもスクワットで腸脛靭帯を痛めたと聞いた時には本当に驚きました。
この腸脛靭帯炎はマラソン、登山など長時間走る、歩く人たちに起こる症状だからです。
まさかボディビルダーからこの言葉が出るとは思ってもみませんでした。
インタビュアーになぜその部分を痛めるのかと聞かれて、
「やっぱり脚を大きく開いて(スクワットを)やるとなるようでしゃがむときに腸脛靭帯が(膝の)大腿骨にぶつかり(靭帯が膝の大腿骨部を飛び越えるような身振りで)こうくるのかわかるのですよ。」なんて言っていました。
さらに「パンパン(靭帯を手で叩く仕草)とすると痛みは無くなるのだけどもまた痛くなる」と。
なんだかわかったようなわからないような感じですが、私は驚いたのはボディビルダーが腸脛靭帯が大腿骨外側上顆を飛び超える感覚がわかっていたということ。
靭帯は基本硬く薄く伸縮性に乏しいのですがこれを意識できるということは腸脛靭帯自身もかなり発達していたのではないかと思います。
私も脚トレをやるようになってから以前見えなかった膝外側の腸脛靭帯がはっきり見えるようになりました。
腸脛靭帯炎は私が登山を始めて10回も経たないうちになった症状です。筋トレと登山で炎症を起こさないようにするために丸1年を要しました。
腸脛靭帯は腓骨と大腿筋膜張筋、大臀筋と繋がっておりこれらが収縮(硬化)すると腸脛靭帯が引っ張られて膝関節の大腿骨外側上顆とぶつかって炎症を起こす症状です。この理屈をあの40代のボディビルダーはわかっていなかったようでした。
詳しくは下記ブログ参照願います。
マラソン選手や登山のような膝を曲げる運動を高回数、長時間する人たちがなる症状なのでボディビルダーはスクワットのような無酸素運動でも長時間、高回数繰り返しているとなるのですね。
この腸脛靭帯と大腿骨の摩擦は膝が30°屈曲すると起こると言われています。ましてやフルスクワットなどは完全に摩擦していますね。
膝を屈伸する筋トレはスクワットだけでなく、レッグエクステンション、レッグカール、レッグプレス、デッドリフト、ランジなどいろいろあります。
おそらくこれらを全てやっているうちにスクワットで発症したのでしょう。
またO脚だとなりやすいとも言われていますが結構ボディビルダーって見るとO脚っぽい人が多いのです。
まとめ
ボディビルダーの口から腸脛靭帯という言葉が出るとは思いませんでした。
フルスクワットを一般のトレーニーとは比較にならないほど高重量、高回数やっているはずです。
膝の屈伸も数え切れないほどでしょう。
私はボディビルダーのような体形になりたいとも憧れもありません。実践的に動ける筋力が欲しいだけです。
もちろん見栄えも少しは考慮しています。
正しいフォームで無理な追い込みはしないで時間はかかってもケガのないような筋トレで筋肉肥大を狙います。
また私の膝裏の痛みは膝窩筋炎の疑いが濃くなってきましたのでそれについて後日記述する予定です。
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