変形性股関節症

人工股関節手術③=手術当日内容と翌日の経過報告

今日は人工股関節手術翌日。

昨日の手術とその経過、及び今日の予定をお話ししたいと思います。

昨日の人工股関節手術

手術方法は前方アプローチで大腿筋膜張筋と縫工筋の間に人工股関節を挿入し筋肉を切らないので術後の回復が早い方法と言われています。ただし、一部関節包や筋膜を切ることにはなります。

昨日午後2時45分、手術室へ。午後4時頃麻酔確認完了。手術自体は30分程度と思われる。

1)看護師に呼ばれて車椅子で手術室へ。(歩いていけるというとこれは規則ですからと言われる。)

2)手術棟?に入るとスタッフがたくさんのパソコンの前で色々チェックをしており、そのうち一人から確認のために自らの名前と手術内容を簡単に説明され手術室へ。

3)手術室では執刀医のほか看護師、麻酔医師等数名が待機しており、レンタルパジャマのまま手術台に仰向けになって酸素吸入を受け、その後点滴に入った麻酔であっという間に気を失う。

4)気がつくと手術用の丈の長い衣類を着せられレンタルパジャマはどこかへ。手術室から病室用ベットに寝かされそのまま病室へ。

5)病室にはいると即いろいろな検査器具をつけられた。

点滴各種

尿管

自動血圧計

・右腕には定期的に測る自動血圧計

・胸には心電図用パッチが3個

・左腕には水分補給(生食xx)と痛み止めや抗生剤用点滴針

・口には酸素吸入マスク

・両脚のふくらはぎには血栓を防ぐために伸縮ソックスと血流を促進させるための血圧測定に使用されるような圧縮装置

・耳たぶにも何か洗濯バサミのようなものが挟まれていた

・手術用のパンツとともに手術中尿道に尿管が入っていた。ある動画で尿管が痛いと言っていた男性がいたので不安だったが全く痛みはなかった。ただ勘違いは尿を催したら自らの意思で尿をするのかと思って水分を控えていたが、実際は寝てても勝手に小便をするらしい。通りで尿意が全くなかった。ベットの傍に尿パックがあってそこに自動的に入るようになっている。初めからそう言ってくれればもっと水分を補給したのに。

手術後当夜の睡眠はほとんどできず参りました

寝返りはできると言うことでしたが上記の装備をしてはなかなかできず。結局終始仰向けになって寝ることに。おかげで腰が少し痛くなったことと午後10時消灯なのでなかなか寝付けず。さらに4人部屋の奥の患者さんが私と同じ日に手の(?)手術をし夜中ひどいいびきをかきさらに大声で寝言も言うので賑やかな病室となりました。また深夜ナースコールでトイレに同行を依頼。いろいろな検査器具を体に取り付けているので取り外しだけでも大変らしいのは看護師の声でわかりました。また高齢なので麻酔効果が残っておりめまいもあると言っていました。こう言う会話が4人部屋でははっきり聞こえてしまうです。プライバシー「ゼロ」です。

したがってますます眠れず。入院当日と昨夜はそれそれ2時間程度しか眠れていなかったのでは。本当、参りました。

今日こそはぐっすり眠りたい。

患部の痛みが全くない

・患部の痛みは全くありませんでした。痛がりの私にとって信じられないことです。整形外科手術で最も痛い手術は「人工股関節置換手術」と言われているのに。痺れもなし。幹部の腫れもなし。

・リハビリ室まで歩いていけると行ったのだが規則で車椅子でいきました。しかし下記の通り歩行器で大腿直筋が痛くなったのでやはり車椅子で正解でした。

・人工股関節のボールは直径36cmで股関節の可動域を考慮してくれました。さらにステムと大腿骨の接着はセメントレスです。これも自分の希望通りでした。大腿骨との接着には(骨)セメントとセメントレスの2通りがあります。セメントタイプはセメントをステムと大腿骨の間に流し込み双方をより早く固定します。

一方のセメントレスタイプはセメントを用いずその接着を自身の骨で結合させるタイプとなります。ステムは多孔状になっていてその隙間に成長した骨が入り込み大腿骨と緻密に接合されます。

どちらかと言えばセメントタイプは高齢者向け、セメントレスタイプは若い人向けとなる傾向があるようです。

初めてのリハビリ

・病室から車椅子でリハビリ室へ。さすが医療センターだけあって今まで通院していた整形クリニックとは桁違いに広いスペース。

・女性PTからリハビリ療法の説明受ける。また人工股関節手術をした人の「してはいけない動作」の説明も受けた。主に脱臼対策でした。私の手術は術後の回復が早い前方アプローチですが後方アプローチに比べて脱臼しやすいと言われています。

・そのほか右股関節の屈曲角度などを計測しました。私の場合は120度でした。これは患者さんの目標値で私はすでにクリアしたことになります。

・次に歩行器を使い方で、実際歩行器で歩いていると右の大腿直筋上部に痛みが走りました。これは術前にやっていたヒップスラストでの筋肉痛もあると思いますが、関連痛があるとも言えそうです。今もその部位を指で押すと痛みが走ります。おそらく、ですが今日で車椅子は終了し明日から歩行器訓練となるでしょう。最終決断は執刀医の判断ですが。

・1週間で退院が私の目標ですがこの病院は2週間で退院が通常コースのようです。これも執刀医との相談になります。

・明日もリハビリがあり今日よりもっと具体的な施術となるでしょう。しかし1日1ユニット(20分)なので限度があります。

終わりに

・夕方執刀医の方が来て明日以降のリハビリの話をしていたが、その中で私が歩くと大腿直筋が痛くなると言うと「それはほどんとの人が術後周囲の筋肉が痛くなる」と言っていました。この痛みを早く治すことが早期退院の近道だ。

・病院食はまずくはないのですが圧倒的におかずの量が少ないです。そのため今日はまだ一度も大便していません。看護師から便秘薬をとりますかと言われ刺激型だったらいらないと答えました。夕食後にはもよおすでしょう。それでも少なくとも今日までは病室を出る時は車椅子でなくてはならずいちいちナースコールをかけなければならないのが不便です。トイレも車椅子用トイレ限定なので各病室にあるトイレは使用不可となります。なんだか杓子定規な話ですがふらつく高齢者は転んだりするケースが実際にあるようでマストになっています。

・筋肉の減少はやむを得ないでしょう。昨日は朝昼晩の食費なしで腸内環境は良くするためと思うことにしました。

・まだシャワーを浴びることができないので今日若い看護師2人に背中と足を濡れタオルで拭いてもらいました。そのとき尿道に入っていた尿管も抜いてもらいました。結構奥深くまで入っていたのには驚きました。

・早く退院したいものです。

人工股関節手術②=手術当日の朝前のページ

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