昨日を含めて3回立て続けに登山で右足かかとの靴擦れを起こしました。
原因は靴(トレランシューズ)と足のサイズが合わない状態になったということでしょう。
しかし今までこんな靴擦れを起こさなかったのにと思いちょっと登山用品店のスタッフで聞いてみようと新宿ビックロに入っているアートスポーツ(石井スポーツ内)に行こうと出かけました。
新宿ビックロはユニクロとビックカメラが合体した名前でこの2つのお店をメインにいろいろなお店が入っている商業ビル(旧三越デパート新宿店)です。
休業要請でビックカメラとユニクロなどは休業しているのですが、石井スポーツや一部の店舗は営業中です。
ただしビックカメラは商品受け渡しコーナーを1Fに設けて営業しています。
新宿ビックロの間違った認識
そこで8Fにある石井スポーツへ行くには1Fからエレベーターを利用しなければなりませんがここには数名のユニクロの法被を着た従業員が控えていて客を誘導しています。
そして入店の際には以前にはなかったアルコール消毒をしなければならなくなったようで私は気付かずにエレベーター前に行くと若い女性従業員に呼び止められ「アルコール消毒にご協力願います」と言われました。
振り返ってみると他のお客が手にアルコールをつけて手もみするようにしていました。
これでokのようです。それに対して従業員は何も言わないどころか「(ご協力)ありがとうございます」なんて言っている始末。
私は相変わらずおざなりのやり方だなと思って嫌な気分になって石井スポーツには行かずそのまま帰りました。
ユニクロの他の店舗では入店の際にセンサー式の体温計を客の額に近づけて体温を測ってから入店を許可しているところもあります。つまり店舗によって異なるのでしょう。
しかし私はそこまで「協力」という名の実質的な「強制」は好まないのです。第一そこまでして入店するほど買いたいものはありません。
もちろん生活に必要な食品のスーパーマーケットでこれをアルコール消毒、体温測定を強要されればそれに従いますが、どうしても行かなければならないというお店でなければこれらを強制されるなら行きません。
ここでの問題点は何でしょうか。
アルコール消毒の問題点
アルコール量が足りない
ハンドポンプの消毒液を一押ししただけのアルコールではウイルスを排除できないからです。
いろいろなところで説明があってほとんどの人はご存知でしょうが、アルコールは「たっぷりと」手につけて指の間、爪の間、手の甲まで消毒しないと実質的な効果が期待できないのです。
最低でも「3プッシュ」してください。手のひらにアルコールが十分溜まる程度アルコールは必要です。
アルコール濃度が適切でない
新型コロナウイルスに効果的なアルコール濃度は70〜85%程度と言われています。
上記より濃度が低ければ効果が期待できません。
また100%近ければすぐ揮発してしまいこれも効果が期待できません。
今アルコール濃度が62%の除菌ジェルが堂々と薬局で売られていますが理解不能です。
ちなみにここでいうアルコールはエタノール(エチルアルコール)でメタノール(メチルアルコール)ではありません。メタノールはアルコールランプなどで使用されます。
手洗い時間が短い
石鹸と水で手洗いする場合は最低30秒洗うことが推奨されています。この程度時間をかけしっかり洗うとウイルスが排除されるのです。
ささっと手洗いするだけでは意味がないのです。
参考記事:
「手洗い方法によるウイルス除去数と新型コロナに有効な消毒液」
トイレでの手の洗い方も問題
おそらく普段トイレで手を洗う場合も水でチョチョと洗う程度、つまり洗ったつもり程度でしか手洗いしていないのではないでしょうか。
大便をした後トイレットペーパーで拭いた場合でも8枚重ねでも大腸菌が手に付着するというデータがあります。
大腸菌が水でチョチョっと手洗いしても簡単には落ちないのです。
まとめ
新型コロナウイルスで綺麗好きな日本人はアルコール消毒も家庭に持ち込んでしっかり消毒しているようですが、実際は結構いい加減な感じも受けます。
お店に入店する場合、アルコール消毒しなければならない時はしっかりと消毒しましょう。
間違ってもチョチョっと手抜きをしないように。
日本人って生真面目なのにこんな状況下でも手洗いはどうしていい加減にやるのでしょうか。
ユニクロ(新宿ビックロ)の従業員にように
「お客→アルコール消毒→入店許可」という考えだけがマニュアル化されていてその過程で大事な「適切なアルコール消毒の仕方」なんてことは考えることもしないのでしょう。
形ばかりで意味のない行為を毎日続けているわけです。
私はこういう姿を見るとイラッとするのでソソクサと退散するのです。
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