以前から気になっていたことがあります。それは外出先で日々見かける外での飲酒です。
これは何もコロナ禍における路上飲酒で初めて起こった現象ではありません。
アメリカのように屋外での飲酒は法律で禁止されていない日本ですから基本どこでも飲酒できるのです。
どこで見かけるかというと
駅のプラットフォーム
スーツ姿の会社員がキオスクのそばで飲んでいます。缶ビールか缶チューハイ。
はっきり言って少しくたびれた感じの人が多いですね。身なりも身体自身も。
なぜ家に帰ってから飲まないのでしょう。
日中歩きながら
これはたまに見かける行為です。缶チューハイ片手に飲みながら歩いています。休日・平日どちらにもいます。
まあ開放感があっていい感じもしますが、お酒を飲まない人から見ると何もわざわざ歩きながら飲むことはないだろうと思うでしょう。
しかも日中。完全にオフの日なのでしょうね。
夜帰宅途中で
夕方以降最寄駅で降りてから帰宅する前に近くのコンビニでお酒を買ってコンビニ周辺で飲酒する人もいます。また自宅へ帰る途中に歩きながら飲んでいる人も見かけます。
家に帰って飲めない理由があるのでしょうか。奥さんから禁酒命令が出ているとか。
よくわかりません。私なら家に帰って動画を見ながらお酒を飲む方がリラックスできていいのですが。
電車の中で
屋外ではないのですがたまに電車の中で飲んでいる人がいます。缶ビールや缶チューハイです。コンビニのレジ袋で缶を隠しながら飲酒している人も。後ろめたいのでしょうか。
隠すぐらいなら飲むなよ、と突っ込みたい気がします。
隠してもアルコールの匂いがしてバレバレです。
時間帯や服装から無職か自営業の人たちでしょう。
実を言えば私も会社員時代地方から東京へ向かうローカル電車で会社の人と缶ビールを飲んだことがあります。
周囲は帰宅のサラリーマンが多く奇異に見られました。いけませんね、やっぱり新幹線ではないので。
お酒を飲まない人はアルコールの臭いが鼻につくでしょう。
公園で
公園でも飲酒している人たちを見かけます。花見シーズンではよく見かけましがシーズンオフのときでも見かけます。
何を隠そう私も日中缶ビールを公園のベンチで飲んだことがあります。私の実家のある札幌の大通り公園で本を読みながら飲んでいました。でも日中なので酔いが早く本のページが進まずあまり意味のない行為だったと記憶しています。
それでも北海道の澄んだ空気でのビールはうまいですね。同じ缶ビールでも東京で飲むのと北海道で飲むのとでは全く味が違うんだと実感しました。
花見シーズンでは上野公園や井の頭公園で夕方歩きながら缶ビールを飲んだ記憶があります。
そのほかホームレスの人たちも公園のベンチでお酒を飲んでいますね。
街中の街路樹周辺で
駅周辺や商店街周辺にはちょっとした街路樹があります。その木を囲む柵がパイプでできているとそこに腰掛けてお酒を飲む人が結構います。
大抵無職だろうなぁと思われる人で身なりもヨレヨレな感じでもタバコも吸いながらお酒を飲むのです。つまりタバコがおつまみになっています。路上禁煙などはこの人たちには無関係です。
日々何をすることもなくボ〜としながらチビチビと飲んでいます。何か読むとすれば競馬新聞かスポーツ新聞です。
歯は大抵何本か抜けています。
ホームレスの人も多いでしょうが年金生活者も多い感じです。私のあと10年もすればこんな感じになるのかなと空恐ろしくなるときがあります。
ビルの前で
肌は垢で黒ずみ髪もぼうぼう、爪先も黒く裸足というもう完全にホームレスとわかる身なりで缶チューハイを飲んでいます。場所はビルの前で寝転びながらあるいは座りながら飲んでいます。
どこにそんなお金があるのか不思議ですが昔ながらにアルミ缶を売って生活しているのでしょうか。
しかし東京の都心部でアルミ缶を買う業者がいるとは思えず。ホームレスの支援者団体なのかあるいは道ゆく人からの寄付なのか。
この人たちもタバコを吸っています。
お金のない貧乏人ほど飲酒と喫煙をするような気がします。
山頂にて
山登りをしても山頂でお酒を飲んでいる人がたくさんいます。奥高尾の城山という東京都と神奈川県の境目あたりの山頂では茶屋が2軒あり結構お酒を飲んでいます。
むしろお酒目当てにこの山に登ってきているのでは勘ぐりたくなるような人たちもいます。そういう人は大体お腹が出ています。体がもともと山登りするような体形ではないのです。
奥多摩の日の出山もそうです。ここはピクニック感覚で登る山でワインやら缶ビールなどを持ち込んで楽しくお酒を飲んています。
中には大きなアルミ製の鍋を持ち込んで煮込みを食しながらお酒を飲んでいた中年男性グループもいました。どうやってあんな大きな鍋を持ってきたのでしょうか。マイカーではないでしょう。なぜなら全員飲酒していましたから。
私はこの山は奥多摩駅→鋸山→大岳山→日の出山→金比羅尾根→武蔵五日市駅を縦走するときに立ち寄り小休憩場所として利用していました。
ただし私は山で飲酒するのは下山時に走ることが多いので判断を誤らせることにもなりかねないので帰宅してから飲酒することにしています。
しかし変形性膝関節症になってしまったのでもう下山時に走れないでしょうからもし今度山に行くことがあったら山頂で缶ビールを飲んでもいいかもしれません。
最も飲みたいのを我慢して帰宅してから飲むお酒は格別でもあるのですが。
結び
たまに屋外での飲酒は気分転換に持ってこいだと思いますがそのTPOは都会ではかなり限定的です。
屋外でそれも街中でお酒を飲んでも様になるような人であればいいのですがお酒に負けているように見える人が多いのは残念です。
100%家飲みの私は毎日晩酌し毎月の飲酒代が現在7,000円前後に落ち着いています。今後減ることはあっても増えることはないでしょう。
単に節約しているというだけでなく歳とともにだんだん体が受け付けなくなってきました。
経済的で健康的なのですがなぜか虚しい。
屋外で草木を愛でながらお酒を飲むのもいい年齢になってきたのかも。悲しくもありなんだか複雑な気持ち。
最もホームレスと間違われないようにしないと。
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