今日は以前からやって見ようと思っていた「ジャンピングランジ」を筋トレ+トレッドミル終了後にやってみました。
ネットで見て簡単かと思いきや慣れないせいかもしれませんがジャンプした時脚が思うように前に出ない、横にぶれる、惨憺たる結果でした。
毎週バーベルフロントランジにダンベルブルガリアンスクワットをやっている私にとって非常に屈辱的な結末でした。
どうもいつもの筋肉肥大を狙った筋トレとは異なったトレーニングです。
近いうちにこのトレーニングに関して書こうと思いますが、登山やトレランにも非常に有効な筋トレです。
日本人はもっと筋トレをすべき
私が筋トレを始めるきっかけは登山での靭帯の炎症でしたが、変な言い方ですが炎症して良かったと今になって思います。
その理由は筋トレするようになって生活のリズムができ体は引き締まってきているのは間違いのない事実だからです。
体力も50代の時より今の方があると実感しています。筋トレの筋肉疲労で駅の階段で足が重く感じる時はあるのですが筋力も以前よりはるかにアップしています。
食事も高タンパク(魚、卵、大豆中心)+野菜を心がけるようになり玄米+具沢山の味噌汁で朝食をとるようにもなりました。
日本でもトレーニングジムへの加入者が増えています。特にシニア層が増加していますがとてもいいことです。
それでも日本人はまだ筋トレに偏見が残っているように感じます。それは「筋トレ=ボディビルダー=変人」を思い浮かべる人がまだいるからでしょう。
確かに筋トレ動画を見るとおバカに見えるトレーニーがたくさん出てきます。しかし、街中の中小ジムでは地味にコツコツと鍛えているトレーニーもたくさんいるのです。また人それぞれ筋トレをする目的が異なります。
ハリウッドスターたちは皆腹筋が割れて筋肉で盛り上がった胸でナイスボディ、さすが欧米人なんて思う人もいるのではないでしょうか。
しかし彼ら・彼女らはすべて筋トレをしてあのような体を作っているのです。トレーニングの結果です。はじめからガタイのいい体をしてるわけではありません。
また一般の欧米人も日常生活において日本人以上に筋トレをしています。
それは肥満体が多い、医療費が高いゆえの自己管理という認識が強い面もあるでしょう。
しかしそれだけではありません。そこには「個人の尊重」の考え方があるように思います。
ビジネスマンは仕事向上のために筋トレをし、シニアはいつまでも自分一人で生活ができるように筋トレをしているです。
そこには自己の生活への他人の介入を許さず最後まで個人として生きることへの自尊心があるのです。
日本人にはそこが欠けているように思うのです。
シニアになるほど下半身の筋トレが必要な理由
中高年になると想像以上に筋肉が減少してきます。本人は全くの無自覚なのですが確実に筋肉は減少し、80代になると20代の半分の筋肉になっています。
この状態ではもう歩行が困難になってくるのです。
しかし現実にはもっと前の70代で杖なしでは歩行が困難になる人が多くなっていいます。
街でよく見かけませんか。高齢者がトボトボと非常にゆっくり歩いていたり、車輪のついたショッピングバックで支えられて歩いていたりするのを。
人体の筋肉の70%は下半身にあります。シニアはまず下半身中心の筋トレをすべきなのです。もちろん身体全体のバランスを取るため上半身の筋トレも必要となりますが。
特に60歳以降この下半身の筋肉の減少が顕著になるのです。
また成人の体の60%は水分ですが高齢者になると水分が50%になります。その理由は筋肉量が減少するからです。
筋肉は80%水分で出来ています。その筋肉は筋グリコーゲンという糖質を貯蔵して身体運動のエネルギー源にしています。
この筋グリコーゲン1gの蓄積に対して水分が約3g必要(結合する)になるのです。したがって筋グリコーゲンを蓄積すれば必然と筋肉の水分量が多くなるのです。
しかしこの水分が不足する(筋肉が減少する)と脱水症状を起こしやすくなります。
また体温調整のための発汗作用が十分できなくなり体温調整が上手くできなくなります。
さらに筋肉が減少するということはエネルギー源となるグリコーゲンを蓄積する場所がなくなるということです。その結果スタミナ(体力)がなくなってくるのです。
筋肉は運動のためだけに必要なのではありません。筋肉の重要性をもっと知って筋トレをしましょう。
まとめ
・人体の筋肉の70%は下半身に集中しています。
・成人の体の60%は水分ですが高齢者になると50%に減少します。
・60歳を過ぎると筋肉の減少が顕著になります。
・人体の水分が減少すると脱水症状を起こしやすくなります。
・さらに発汗作用が機能しづらくなり体温調整ができにくくなります。
・筋肉が減少するとそのエネルギー源である筋グリコーゲンを貯蔵できなくなりスタミナ(体力)がなくなります。
・筋トレは他人の介入を許さずいつまでも個人としての自尊心を保つためにあるのです。
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