アイキャッチ画像:ニューズウィーク日本版
新型コロナ対応でまた日本の政権の雲行きが怪しくなってきました。菅首相をはじめ日本の政治家と国民の間にはコロナに対する温度差があるからです。
このコロナ感染拡大の問題の前にこの政権を不安視する前兆がありました。
それはこの11月に来日した中国の王毅外相の言動に対する日本政府の反応です。
尖閣問題の話が出て「最近日本の正体不明の漁船が我が国の海域に数多く出没している」と王外相がのたまっても茂木外相は一言も反論しなかったとデジタルニュース。
これに対して菅首相が「話の前後ですでに尖閣は日本の領土と茂木外相は言っている。」と茂木外相をかばっていました。
またのちに王外相は日本のマスコミを集めて「中日関係を悪くしているのは日本のマスコミのせいだ。」と異例の発言をします。
海外でも他国に対して狼のように噛み付いていく「戦狼(せんろう)外交」を繰り返す中国。その筆頭がこの王外相なのです。
どうもこの王外相、なぜ日本国民が中国を嫌いなのか全くわかっていないようです。
現在は中国の外相ですが2004〜2007年までは駐日中国大使でした。
そしてあの中国の重慶での国際サッカー大会(AFCアジアカップ2004)にて事件は起こります。
日本vsヨルダンの試合で日本の国歌になると中国人サポーターがこぞってブーイング。日本が得点を入れてもブーイング。
最後の日本が勝利するとブーイングだけでなくペットボトルやら缶などが日本人サポーターのところへガンガン飛んできました。
最後には日本人サポーターは中国の警備によって退出です。
さらには日本大使の公用車も襲撃を受けました。
この模様は何度も日本のテレビで放映されました。
これに対して王大使は、日本のマスコミの前で謝罪どころか「テロ」という言葉まで出して日本を非難しまくるで狼のごとく吠えまくったのです。
私はこの映像を見て唖然としました。一体この人間は何者なのだ。日本人が持つ常識とは遥かにかけ離れたところにいるとしか思えませんでした。
そのとき思い出したのです、「中国人は間違っても決して謝らない」と。
この時の強面の印象が強烈に残っているので再度中国外相として来日しても誰も(表向きは別として)歓迎しなかったのです。
それを日本のマスコミの報道のせいにするとは事態をまるで理解していないのです。
つまり、日本人は今の中国共産党を支持せず、かつこの王外相も嫌いなのです。
王外相は自分の言動が日本人が持つ中国への不信感に貢献していると理解すべきなのです。
王外相自身が日本では「嫌われ者」なのです。
中国共産党員は海外にいても常にその国に語りかけるのではなく自国の共産党に向かって「私は中国のためにガンガンやっています。」とアピールしているだけなのです。
そのため中国共産党員が何を言おうがその国の国民の心には何も響かないのです。
外見は洋服を着ていても心には未だ人民服を着ているのです。
つまり中国は未だ田舎者。
中国が共産党に支配されている限り中国人が真に洗練されることは非常に難しでしょう。
それにしてもこの日本とは相容れない世界の中国共産党に対して毅然とものを言えない日本政府は残念でなりません。
それというのも中国には巨大なマーケットがあるからです。まだまだ成長すると見込めるマーケットなので政治家だけでなく日本企業も何も言えません。
さらには最近とみに強大になった軍事力です。すでに日本の自衛隊の戦力を遥かに凌駕しているそうで日本の強みだった海上自衛隊も中国の海軍にはその戦闘能力で追い越されたと言われています。
軍事費は国家予算の1%前後(5兆円)でウロチョロする日本。もっと欲しいところです。
また日本の一部のメディアも「いつ尖閣が中国に占領されてもおかしくない状態だ。」と煽っています。
この煽りにはバックに誰かがいるのかもしれません。
さらには中国を擁護するメディアも直接・間接的に中国共産党の影響下にあるのかも。
スパイ天国日本。メディアもなかなか魑魅魍魎ですから。
新型コロナよりこっちの方が怖いですよ、私は。
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