普段大人しいと言われている日本のマスメディアが珍しく旧統一教会の問題を継続的に追っています。
今回旧統一教会の本部長の会見では記者が色々質問していましが突っ込みが全然足りません。
優しい記者たちです。しかし海外では記者としてやっていけないでしょう。
「国のため、国民のため」ってどこの国を指すのか
旧統一教会の勅使河原本部長が「(旧統一教会は)国のため国民のため社会のため…..」なんて言っていましたが、この国って一体どこの国を指すのでしょうか。
どの記者もそれについて質問しなかったようですが、「この国のため」というのは紛れもなく韓国のことでしょう。
韓国発祥の宗教で自国では異端視されている宗教団体ですが、日本で献金されたお金は韓国へ送られ本部の手に入る仕組みになっています。
勅使河原本部長は旧統一教会は海外にも旧統一教会の支部があるのであえて「日本のため」と言わず、広く「国のため」と言ったのかもしれませんが旧統一教会の行動が日本のためになるどころか実際は日本に害をなす教団となっていることをどう釈明できるのでしょうか。
日本国民だけがそれを知っていて旧統一教会の日本人信者だけが知らないとでも言うのでしょうか。
そうであればあなたたちは日本国民から見れば敬虔な信者ではなく反社会的教団の盲信者、狂信者なのです。
一説には教祖の韓鶴子は200億円の資産があると言われています。
いろいろな国に旧統一教会は支部を持っていますが献金はほとんど日本からとなっているのが特徴です。
旧統一教会は反日教団なのになぜ日本人が入信するのか
もともと反日教団なのになぜ日本人は入信してしまうのでしょうか。不思議で仕方がありません。
旧統一教会の教義は、堕落したエバがアダムを誘惑した『原罪』を説き、日本はエバ国家であり、アダム国家である韓国に仕えることを要求されるのです。
これは第二次世界大戦のことを言っているようです。日本は敗戦国で韓国は戦勝国ではありませんが日本の植民地だったのでこの文言を思いついたのでしょう。
テレビで旧統一教会のジャーナリストである鈴木エイトさんは反日教義なのになぜ入信するかについて「入信するまではその話はされず入信後徐々に話をして洗脳していく。」と言っていました。
人によって異なる場合があるでしょうが入信させるための研修まであるようでいろいろなテクニックを使って入信させ洗脳していくようです。
宗教に傾く人たちには人生において大きな悩みや不安があってそこに宗教団体がつけ込むのでしょう。
私には全く理解できない世界です。
韓国からすると入信して多額の献金をしてくれる日本人は全く「いいカモ」です。
なぜ旧統一教会の信者は多額の献金するのか
それではなぜ霊感商法や多額の献金が発生するのでしょうか。
それを理解するためには旧統一教会の教義の中に「万物復帰の教え」が必要です。
万物はお金でありそれを文鮮明教祖(死亡。現在は韓鶴子)を通じて神に渡すのが使命とされ、それに基づいて霊感商法が行われているのです。
霊感商法は何にも旧統一教会の専売特許ではなく与党の一角にある公明党の本山である創価学会もかなり派手にやっていました。今現在はどうなのでしょう。公明党が周知になってきたので少しは大人なしくなったのでしょうか。
新興宗教には教義を広げるために常にお金を必要とします。入信者は奴隷のごとく集金し献金します。
やがて入信者は狂信者となってその家族・親族にも害をなします。
日本政府のやるべきこと
自民党は旧統一教会と関係を持った自民党の国会議員を名簿化し発表し、今後旧統一教会と付き合わないと明言しました。
しかしこの発言を誰が信じるのでしょうか。もともと選挙に当選するために旧統一教会の信者の協力が必要だったはず。次回の選挙で落選するような行為を現役国会議員がするでしょうか。
特に地盤・看板・算盤を持っていない政治家は。
自民党がやるべきことはただ一つ。
旧統一教会をカルト教団と認定することです。
これだけで旧オウム真理教と同様宗教団体としてかなりの制約を受け活動が小さくなるでしょう。
そうすれば日本の献金頼みだった韓国本部も資金難になって教会自身が縮小していくのです。
要は自民党にやる気があるかどうかなだけなのです。
終わりに
簡単にできることをしないのは自分(国会議員)の選挙の当落に関わってくるから以外にはありません。
以前ブログ(『どうして日本の政治家は愚行を繰り返すのか』にも書きましたが政治家になる人には2通りがあり、もともと愚かな人が愚かな有権者によってなる場合と政治家になってから愚かになる人がいます。
この場合は前者が該当するでしょう。
日本のメディアも大人しい人たちばっかりで突っ込みが足りないです。
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