いつからなのか定かではないのですが、おそらくここ1、2か月のことだと思いますが、どうも尿の出が明らかに悪くなってきているのです。
50代から尿にだんだん勢いがなくなってきたのですが、60歳を超えてここ最近尿の出も悪くなってきてちょっと心配しています。
1日3〜4回の排尿がありこれは昔から変わらないのですが、尿の量も少し減ってきているように感じます。
さらに週に1度は寝る前にトイレに行っているのにもかかわらず、朝方6時頃に尿意をもよおし目覚めることがあります。
これって病気なのかどうか調べてみました。
排尿症状
・尿が出にくい
・尿に勢いがない
・尿が分かれる(尿線が分かれる)
・尿をするためにお腹に力を入れる
なんていう場合は、「排尿症状」と言います。
私の場合、上記の上から3つが完全に当てはまり、4番目はたまにそうなります。
排尿困難な原因
これにはいろいろな原因が考えられますが、下記の通り列記しておきます。
・前立腺肥大
・前立腺ガン
・尿道狭窄(にょうどうきょうさく)
・尿道結石
・急性前立腺炎
・間質性膀胱炎
・尿道腫瘍
男性の場合はほとんど前立腺肥大が該当しそうです。私も自分では前立腺肥大か前立腺ガンではないかと疑っています。
しかし、50代の会社員時代毎年の健康診断では前立腺ガンの疑いはなかったのにもかかわらず尿の勢いがなくなってきたのはやはり前立腺肥大が原因だろうと勝手に思っています。
ただし、前立腺肥大と前立腺ガンは全く関連のない病気です。
尿の量はどうか
一般成人の尿の量は通常下記の通りとなっています。もちろん個人差はあるでしょう。
・200〜400ml/回
・1000〜2000ml/日
・5〜6回/日
上記であれば問題ないのですが、もし400ml/日であれば検査が必要となっています。
私の場合は最低でも1000ml(=1リットル)/日は出ているだろうと思います。
尿の量の低下の原因
・腎臓の問題
・尿道・尿管の障害
もし尿の量に問題がないのであればほとんど尿経路の問題となります。
したがって私は現時点ではおそらく尿経路の問題だと考えています。
それでは私が一番疑っている前立腺肥大の原因はなんでしょうか。
前立腺肥大の原因
前立腺は男性にしかない生殖器の1つです。
正常な前立腺の大きさはくるみ程度の大きさ(20ml以下)と言われています。なんだか思ったより小さいのですね。
これが卵やみかんの大きさになると前立線肥大と言われますが、その原因には下記が有力です。
・男性ホルモンの分泌の減少
筋トレで筋肉の合成にも関与するテストステロンという男性ホルモンの分泌が中年期以降減少しホルモンのバランスが崩れると、
ジヒドロステロン(前立腺の形成に関与)の分泌が増加
↓
前立腺肥大が肥大する
今までは加齢による食事量の減少と糖質制限によって筋トレしてもなかなか筋肉肥大が遅い・起こらないと思っていましたが、本当の原因はこのテストステロンの分泌が著しく低下していたからなのかもしれません。
尿の出が悪い時の対処法
尿の量が上記の正常値より悪くなったり、生活に支障がきたす場合は泌尿器科で検査する必要があります。
前立腺肥大の検査:自覚症状の評価、超音波検査、尿検査、直腸内指診などがありますが、直腸内指診は肛門に指を入れて前立腺に触れるのでできれば避けたいところです。
下記は自覚症状の評価です。
どのくらいの割合で次のような症状がありましたか | 全くない | 5回に1回の割合より少ない | 2回に1回の割合より少ない | 2回に1回の割合くらい | 2回に1回の割合より多い | ほとんどいつも |
---|---|---|---|---|---|---|
この1か月間に、尿をしたあとにまだ尿が残っている感じがありましたか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
この1か月間に、尿をしてから2時間以内にもう一度しなくてはならないことがありましたか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
この1か月間に、尿をしている間に尿が何度もとぎれることがありましたか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
この1か月間に、尿を我慢するのが難しいことがありましたか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
この1か月間に、尿の勢いが弱いことがありましたか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
この1か月間に、尿をし始めるためにお腹に力をいれることがありましたか | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
この1か月間に、夜寝てから朝起きるまでに、ふつう何回尿をするために起きましたか | 0回 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回以上 |
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
国際前立腺症状スコア(IPSS)
図の説明:IPSS(上段)では、7つの下部尿路症状について、頻度に応じてスコアが設定され、患者自身が記入し、スコアを合計して自覚症状重症度を判定する。総スコア0-35点で、0-7点を軽症、8-19点を中等症、20-35点を重症と判定する。
私は9点で中等症となりました。
前立腺がんの検査:血液検査
薬物治療:先述のジヒドロステロンの分泌を抑制する薬を摂取するのですが、副作用として勃起不全などの症状が出ます。もっとも今更おチンチンなど排尿以外に使うことはないので勃起不全になっても問題はないのですが。
まとめ
私の場合は以前から前立腺肥大ではないかと疑っていましたが、前立腺がんの疑いも捨て切れません。このままの状態が続くようであれば、一度泌尿器科で検査を受けるつもりです。
病院や医者は大っ嫌いなので嫌だけど、トイレにいる時間が長くなってちょっと不便です。
まだ70歳にもなっていないのにと思っていたら、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳で90%前立腺肥大になるというデータもあり私は60%の中の1人なのでしょう。
実際に治療の必要な人はその内の1/4程度のようですが、手術となるとおチンチンに器具を挿入して尿道経由で前立腺をカット(削る)という聞くだけでゾッとすることをしなければならないのでそれだけは死んでも嫌ですね。
また前立腺肥大の発症抑制には、野菜、大豆、穀物に多く含まれる「イソフラボノイド」がいいそうですが、私は結構大豆系は摂取しているのにこのザマですから本当に効果があるかどうかは疑問です。
やはり70歳あたりで死ぬのがちょうどいいのではないでしょうか。
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