社会

私が金にならないクラウドソーシングをやめない理由

私の記憶が間違っていなければ、金にならないネットライティングを始めたのは去年の11月頃からです。

いわゆる「クラウドソーシング」という業界である運営会社経由で「クライアント」と呼ばれる客先から仕事を受注するというシステムで、こちらは「受注者」と呼ばれています。

私は、もう組織(会社)にはいって仕事をするのがまっぴらなので何か一人でできないかと悶々としていた時に見つけた仕事(←仕事といえるほとの稼ぎではないですが)です。しかし、やってみると全く時間効率が悪くお金になりません。当初はクライアントや運営会社にクレームを入れたほどです。

筋トレやダイエットなどの記事(3500-4000文字/記事)を書いて原稿料をもらうのですが、最小単位が5記事で納品となります。現在1記事あたり1350円ほどですが、運営会社への手数料(受注額の20%)と源泉を引かれると手取りは4600円/5記事ほどです。これを月15記事ほど書いていますので、13800円/月の収入です。ちょうど私の月の茶店代です。

この1記事あたりに要する時間は、当初は慣れないこともあって15時間も要しました。タイトルや各見出し、本文に決めたれらキーワードを3つ入れなければならないので文章に気をつかいます。例えば、「筋トレ 膝 減量」の3つのキーワードを描く分に散りばめて文章を作っていくのです。この世界はコピペとリライティングですので、各ネットから適当な文章をコピペし、それを自分なりの文章にしていく(←リライティング)作業です。

現在では、5-7時間ほどで1記事を書くことができるようになりましたが、まだまだ割に合いません。クライアントによれば1-2時間/記事でできる人もいるそうです。全く信じられない話と思ってしまいます。だったらその人に全部やらせろよ、と言いたいところです。

また、最低賃金から言ってもクラウドソーシングは違反している可能性が高いでしょう。東京都の最低賃金は、時給900円前後のはず。時給ですよ、時給。ネットで調べると労働基準局が動くもの時間も問題という人もいます。

では、なぜ私がこんな割に合わない仕事をしているかというと、

・「パソコン1台あればどこでも仕事ができる」

・「組織に入らず一人でできる」

・「テーマが筋トレ・ダイエットと私の興味ある対象だった」

・「リサーチ、書くことが好きだった」

・「生活の中心をジムと山に置いているため正社員は不可」(←年齢的にもお呼びじゃない)

が挙げられます。

結局好きなんでしょうね。こんな仕事が。

よっていつまでたっても金にならないことに多くの時間をつぎ込んでいます。

同じようにクラウドソーシングで月10万以上稼ぐ人がいるようですが、一体どんだけ時間を費やしているのか気になりますね。あるいは、卓越した文章力、スーパーブラインドタッチスピードの才能がある人たちなのかもしれません。

もっと効率のいい仕事はないものか考える日々でもあります。

都内のスタバにて

追記:その後クライアントの都合で1年2ヶ月続いたクライドソーシングを辞めることになり、現在ブログ記事作成の専念しています。

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