日々何か体を動かしていないとストレスが溜まるのでジムや山に行かない時は雨の日でない限り、最寄駅から一つ前の駅で降りいろいろルートを変えて歩いて帰ります。
夕方久々に裏通りを歩いていると銭湯とその隣にコインランドリーがありました。よくあるパターンです。どちらもマンションの1階にあります。おそらくオーナーは同じ人。今時の銭湯はマンションの中にあるんですね。
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コインランドリーに佇む70代の女性高齢者
そのコインランドリーには新聞を読んでいる中年男性とこざっぱりした服装の70代と思しきお婆さんが椅子に腰掛けて洗濯・乾燥の終了を待っています。
今時中高年でコインランドリーを使う人ってどんな人なのでしょうか。自宅に洗濯機がないという環境下で生活しているということなんでしょうね。あるいは洗濯機が故障したとか。
おそらく一人暮らしと思われるこの70代のお婆さんは何か事情があるのかな。
それで思い出すのが私の高校時代の友人の母親。夫(彼の父親)が亡くなった後、彼の兄夫婦と同居したのですが、兄嫁と仲がうまくいかず、弟である友人と同居したのでした。しかし、友人の嫁とも仲が折り合わずこれまた別居。結局母親は一人でアパート住まい。現在80歳をとっくに超えているでしょう。
こんな感じの高齢者の一人暮らしも結構あるのではないでしょうか。もちろん私のように終身独身の一人暮らしの場合も多々あるでしょう。
今後の日本はどんどん高齢の単身者が増えてきます。
すでに日本の人口の28%が65歳以上なのでこういった高齢の単身者向け商品(家電、コンビニ商品など)のマーケットも広がっていくでしょう。
さらに、一般の銭湯もバリアフリーになり送迎バスを使って高齢者の自宅と銭湯を往復するようなシステムができるかもしれません。
あるいは銭湯経営者がオーナーになって寝たきり老人のための風呂専用車を作るかも。その時は自治体からの援助も必要でしょうね。
なんだかこのお婆さんは私の10年後を見ているような気もしてきます。
昔学生時代に下宿屋やアパートで生活していた時にも銭湯やコインランドリーにはお世話になりました。
1970年代後半入浴料が210円くらいだったかなぁ。もっと安かったかも。今では大人(12歳以上)は470円(2019年10月1日〜)だそうです。
2倍以上値上がりしましたが、もう40年以上も前の話ですから当然といえば当然の価格なのかもしれません。今はどの自宅にも風呂はあるのが当たり前になっています。
自転車に乗ってアパートから出てきた70代の女性高齢者
駅周辺にはマンションが多いのですが少し離れると一戸建ての家々に混じって2建てのアパートがあちこちに建っています。
そんなアパートの中でもかなり老朽化した一棟から自転車に乗った70代と思しきお婆さんがひょっこり出てきました。ちょっと派手めな服装。なんだかこんなアパートに住んでいるようには見えません。
一人暮らしなのか、よくわかりません。結構高齢者がアパートに住んでいるのかも。昔アパートといえば学生か若い社会人か新婚家庭が住むところという印象があり、あとは団地、公営住宅。
持ち家になると40歳を超えたあたりだったかな?私のイメージでは高齢の単身者は団地に住んでいると勝手に思っていました。
賃貸マンションに住む介護サービスを利用する車椅子の女性高齢者
以前帰宅途中歩いていると介護サービスの車が止まって一人のお婆さんが車椅子に乗って降りてきました。すると明らかに外観から賃貸とわかるマンションから1階のドアが開き娘と思われる中年女性が出てきてその運転手に挨拶をしています。
私は2人以上の家族がいる中高年の家庭はほとんど持ち家だろうと思っていたので何か不思議な感じ(違和感)を覚えたのです。夫と別れてシングルになって老齢化した母親の面倒を見ているのか、何て勝手に想像してしまいました。
だいたいアパートや賃貸マンションに住む年齢は10代からせいぜい40代中頃までであとは一戸建てか分譲マンションを購入するというのが日本の典型的な住宅購入パターンです。
確か日本の60歳以上の世帯は7〜8割は持ち家という統計があったはずです。実に驚くべき数字。
単身の高齢者には住居を貸さないという話も聞きます。それは一人住まいで万一何かあった場合、例えば人知れず病気になったり死んでしまったりした場合家主としてその対応に困るから、あるいはずっと家賃を払えるのか不安というのがその主な理由です。
かくいう私は60歳を超えた独り身で賃貸マンションに住んでいます。私もこのままではいずれこのマンションの家賃を払うことができなくなり転居せざるを得なくなります。あまり考えないようにしていますがその時入居できるマンションなりアパートがあるのかどうか。
少子化に伴い日本の住居に空き家が増えてくるので高齢者にとっても住みやすくなるはずだとか、東京オリンピック以降地価が下がり賃貸しやすくなるとか言われていますが、本当のところはわかりません。
単身の高齢者は都会に住むべし
単身の高齢者の住まいは断然都会がいいと思います。その理由は、
病院が近くにある
高齢になるとあっちが痛いこっちが痛いと何かと病院のお世話になることがい多いはずです。そんな時近くに病院があると非常に便利、安心です。
コンビニが近くにある
老齢化すれば食事はコンビニの食料で間に合うし、高齢化、少子化に伴いさらにコンビニは高齢者向けの商品を開発します。
電車・バスなどの公共の交通機関が近所にある
病院に行くにも電車やバス停が近くにあったほうが何かと便利です。タクシーでさえ田舎に住んでいると来てくれるかどうか。
ワンルームの部屋が多い
都会では駅近にワンルームの賃貸マンションや分譲マンションが多くあります。高齢の単身者に経済的余裕があればこれらを購入してみてはいかがでしょうか。40m2もあれば十分。物は断捨離しましょう。
私の場合
私は1年365日日中家にずっといることはないのであまり家に対して関心はないのですが、もっと高齢になり家にいることが多くなるとより良い住まいなんて考えるようになるかもしれません。
できれば上記のように40m2程度の安価なワンルームの賃貸マンション・アパートに住んでみたいものです。
もっともあっちが痛い、こっちが痛いとなる前に死んでしまいたいのですが。
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