アイキャッチ画像:映画.com
今年初の映画は1月3日のテアトル新宿で「アット・ザ・ベンチ」でした。
この正月、多くの映画館では新作不足なのかリバイバル映画を上映していますがあまり観たい映画もなくどれにしようか悩みましたが、主演の広瀬すず見たさにこの映画にしました。
オムニバス形式の五話のうち最初と最後に出演しています。
「アット・ザ・ベンチ」の超ザックリしたあらすじ
映画におけるオムニバス形式とはある特定のテーマを決めて短編映画をまとめたものです。
この映画では川沿いにある古ぼけた1脚しかないベンチがそのテーマとなります。
第一話では幼馴染の広瀬すずと仲野太賀がおりなす取り止めのない日常会話ですが話が進むにつれ広瀬と仲野の現在の生活環境が見えてきます。
第五話では第一話のその後です。
第二話では同棲している男女(岡山天音と岸井ゆきの)がベンチに座りスーパーで買ってきた食べ物を食べながら岸井ゆきのが岡山の気になる些細な性格を細かく突きます。
第三話は荒川良々と今田美桜の姉妹役で姉がベンチでホームレスをしていることから妹が呼び戻そうとしているシーン。
第四話は草柳剛と吉岡里帆が兄妹役か会社の同僚役で出演しベンチの撤去に当たってアレコレとボケた会話をしているシーンです。
監督は写真家でもある奥山由之。
鑑賞後の感想
各話全て著名人が演じており各人好みの俳優がことなるでしょうから好みの物語は分かれるでしょうが、私はダントツで第一話と第五話が良かったですね。
広瀬すずが出演していることもさることながら、取り留めのない会話のなかに妙な安定感と男女の親和性があったからです。
別に私は広瀬すずのファンでもないのですが最近に見かけなくなったなと思って観に行った次第。また広瀬すずは吉永小百合の若い頃にどことなく似ているんですよね。
ただ残念なことに声がちょっと荒れていたような気がします。撮影時に風邪でも引いていたのでしょうか。
共演の仲野大賀は俳優仲野英雄の息子さんでこんなに穏やかな演技ができる俳優だったかなと思うほどです。もっともこの俳優の映画を観たことはないのですが、はしゃぐイメージがあるのはテレビでなにか見たのかな、それとも父親の仲野英雄がそうだったからかな。
第三話、第四話は残念ながら私の好みではありませんでした。
終わりに
映画館は6割の入り。思った以上に観客がいました。
近くの花園神社では大勢の参拝客が列をなしていました。毎年おなじみのシーンです。その裏手は外国人観光客に人気のゴールデン街というのもいかにも新宿らしいところ。
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