アイキャッチ画像:朝日新聞
新型コロナ禍ではどうしても会食をする場合は4人以下が推奨されていますが、基本は黙食で黙って食し会話をするときはマスクをすることが推奨されています。
最近5人で会食した政治家が非難を浴び謝罪したという記事がありました。
そもそも会食とは
会食ってどういう意味なんだろう。
単純に考えれば「人と集まって共に食事をすること」なはずです。
なぜ人と集まって複数で食事をするのかといえば、親睦を深めたり食事+打ち合わせにより時短をすることができるからです。
しかしそもそも会食は親睦を深め打ち合わせの時短を図ることなのですからそこで黙食するのであれば会食の意味はほとんどなくなるわけです。
それでもなぜ会食をする人たちがたくさんいます。
おそらく実際は会食時にもマスクをしないで会話しているからでしょう。そうでなければ会食の意味がないからです。
私は週3回ジムへ行った帰り遅い昼食を定食屋で済ますのですが、そこでも2人掛け、4人掛けのテーブル席でマスクをしないで食中食後会話している人たちをよく目にします。
これが会食という形をとっているなら尚更マスクをしないで会話をしていることでしょう。
これでは感染爆発するはずです。
5人だから謝罪した懲りない政治家
先日5人の与党幹部が都内の料理店で昼食を共にする会談がありました。
昼食時は黙食で会話はなかったと言い訳をしていましたが、5人の1人である自民の森山議員が「4人以下にすべきところ5人で食事をしてしまったことは国民の皆様に誤解を与えてしまった」と謝罪しました。
その会食参加者は下記の通り。
二階俊博(自民党幹事長)
石井啓一(公明党幹事長)
森山裕(自民国対委員長)
林幹雄(自民幹事長代理)
高木陽介(公明国対委員長)
また二階幹事長の名前が出てきました。懲りない人ですね。政界でももはや老害と言われて早く退陣するような動きもありますがどうなることやら。
親中派筆頭ですので尚更物議を呼んでいます。
しかし政治家の謝罪の理由が気になります。
黙って会食は会食とは言わない
私が気になったのは会食でも黙食だったと言い張ったことです。
先述の通り会食の意味から会話なくして会食の意味はありません。顔合わせが最大のコミュニケーションとしている政治家なら尚更です。
複数の人数で会話もせず食事をするのであれば集まって食事をする意味はありません。
一人で食事をすればいいのですから。
さらに会食において5人と4人にどんな違いがあるのでしょうか。4人なら感染しなく5人なら感染するのでしょうか。科学的にはほとんど意味はありません。
政治家が黙食するなんて一体誰が信じるのでしょうか。
下記は日本人にしか思いつかないマスク会食マナー。一体誰がこんな面倒な会食をするのでしょうか。全く現実的ではありませんしもはや会食とはいえません。
突っ込めない日本メディア
こういった稚拙な言い訳を平然とするのが今の政治家です。
日本のメディアはほとんど突っ込んだ発言をしませんね。
なぜならメディアも会食どころか飲酒を含む食事をバンバンしているようで、先日もテレビ朝日のスポーツ局の飲み会が世間を騒がせたばかり。東京オリンピックの打ち上げだったのでしょう。
彼らも内心は「自分たちも会食、飲食している」ので突っ込めないのです。特に日本の政治部記者は政治家と会食、飲酒しているはずです。突っ込めるわけありません。
政界もメディアも新型コロナ感染対策について何一つ発言できる立場ではないのです。
マスク会食などはその場を繕うことに長けても根本的なことは深く考えない日本人ならではの現象です。
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