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今日は晴れていれば山に雨ならば映画を観ることにしていたので映画に決定。
新宿武蔵野館で「無名の人生」を観てきました。
「無名の人生」の超ザックリしたあらすじ
アニメ映画は好きな方の私ですがこのアニメ監督のことは全く知らず。それもそのはずこの映画はたった1人で1年半かけて完成させた長編アニメ監督としてはデビュー作となるらしい。
はっきり言って1度観ただけではストーリーがわかりずらい映画です。
主人公の名前さえもはっきり覚えていません。どうも意識的に別名を名乗っているようです。そのせいもあって非常に曖昧な映画ですがこの主人公の数奇な100年に渡る全生涯を描いています。
仙台に住む主人公は父親と生活していますが学校では超無口ないじめられっ子でしたが、東京からの転校生のキンとのひょんなきっかけから芸能界に入りアイドルグループの一員として脚光を浴びるのでした。
しかしそのアイドル芸能界のドンと実父のと関係を知った主人公は暴走し始めます。
芸能界の闇、歌舞伎町に浮遊する若者たち、戦争などを背景に主人公の波乱万丈の人生を描いています。
鑑賞後の感想
先述の通り各時代、時代のストーリー内容が分かったようなわからなかったような映画でした。
ただ非常にユニークな映画で絵の描写はウマ下手と言っていいかもしれません。何せコロナ時期にipadで独学でアニメを学んだそうで絵の腕はイマイチ。
上映後鈴木竜也監督、主人公役のラッパーのACE COOL、キン役の田中偉登(たなかたけと)の3人の舞台挨拶がありました。

左から田中偉登、鈴木竜也監督、ACE COOL @新宿武蔵野館
そこで無口な主人公や冒頭の描写は北野武監督の映画「ブラボー」の影響が大きいそうです。私は北野映画は全く観たことはないのわかりませんでした。ACE COOLさんもこの映画が好きでこのアニメも北野武さんの映画に似ていると言っていました。
個人的には2度観ないとわからない映画ですがそれは鈴木監督もわかっているようで賛否両論があると正直に語っていました。
ただ面白かったのは芸能界の闇の部分は明らかにジャニーズ事務所と故ジャニー喜多川さんと思われる人物が登場してきたり、新宿歌舞伎町の東横通にたむろする若者たちやホストクラブのホストたちは妙にリアルで興味が持てました。
この辺のリアルさは鈴木監督がコロナ禍まで歌舞伎町のオイスターバーで店長をしていたのが関係しています。
ただ正直にって後半の日本が戦争に巻き込まれての戦中の描写などは手抜きしているのではと思えるくらいつまらなかった感じがします。
絵が下手ウマと先述しましたが実際はまだまだ未熟(下手)ですので逆に言えばまだまだ伸び代があるということですから今後に期待します。
ただ驚いたのはフリーアナウンサーのさくら役に元テレビ東京のアナウンサーだった大橋未歩さんが担当していたと後で知ったことです。知りませんでした。私も好きなアナウンサーなのに。
終わりに
久し振りに新宿武蔵野館で映画を観ました。この映画館はシネマカリテ同様結構マイナーな映画をやっているミニシアターです。
今日舞台挨拶があるとは全く知らなかったのですがそのせいがほぼ満席でした。と言っても100席あるかないかですが。
私は全く気がつきませんでしたがいろいろな映画のインスパイヤーされた映像が入っているらしいのでどの映画か想像して観るのもいいかもしれません。
あとフリーアナウンサーのさくら役に大橋未歩さんに担当してもらうならもっとさくらを色気のある描写にして欲しかったですね。
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