ライフスタイル

シニアが考えるホームレスな人たち

地方にもホームレスはいると思いますが、東京でも見かけます。私は、以前ブログにも記載しましたが、どうもホームレスが他人事とは思えないのです。40代の頃からかなぁ、街中、特に新宿あたりでホームレスを見かけると「自分もいつああなるかわからない」と思ったものです。幸い、61歳になろうとする歳に至ってもホームレスにはなっていませんが、今後はどうなることやら。

サラリーマンをリタイヤした人でも、老後の不安を感じる人は多くいるでしょうが、自分がホームレスになるなんてことを想像する人はまず、いないでしょう。しかし、私はサラリーマン時代からなぜかそう思ってしまい、不安に陥るときがありました。現在はなおさら感じます。結構無頓着で、無神経、空気を読まない、とか言われたりしたことがある反面、小心者で神経質な面もあるのです。おそらく、自分が日本社会のサラリーマンとしての適性があまりないと自覚していたからでしょう。

日本のサラリーマンの適性は?

私にとって、日本のサラリーマンの適性は、

・社内の空気を読むことに長けている(人の顔色を伺うのに長けている)

・理不尽なことがあっても正義感を振りかさず、じっと我慢することができる

・社内に敵を作らない

・とにかくそつなく仕事をこなす

・大きな失敗はしないために、大きなチャレンジはしない

・「長いものには巻かれる」ことに努めている

・なるべく自己主張しない

こんなことができるサラリーマンは、ホームレスなんて無縁でしょう。

私は上記が全て不得手でした。

ネットでホームレスのことを見てみると、「へぇ〜」と感じることがありました。

東京都内のある地域でホームレスの支援をしている団体の報告です。

ホームレスの人は意外に健康者が多い反面、「うつ病」の懸念される人も半数いるようです。

アメリカのホームレスなどはほとんど、アルコール依存症か麻薬依存症ですが、日本のホームレスはそれとは異なります。また、海外のホームレスは物乞いをしますが、日本のホームレスはほとんど物乞いをしません。ここが大きな違いです。

ホームレスになる理由

・知的、発達障害者だった

・親からの虐待

・会社が倒産、もしくはリストラになって寮などを追い出された

・長期にわたり引きこもりで家から追い出された

・プライド、自尊心から生活保護を受けたくない

まだまだいろいろな理由でホームレスになるようです。

行政機関の支援策は?

これに対する行政機関の支援策は、下記の2つです。

・自立支援事業

・生活保護

自立支援事業の一環として「一時宿泊施設」の利用もあるようですが、こういった施設でも「虐待」「盗難」などがあるようで路上生活の方がマシと考えるホームレスもいるようです。また、民間の一時宿泊施設では宗教団体も支援しているようで、その宗教に改宗しなければならい状況に追い込まれるのが嫌で出て行く人もいるようです。

さらに、生活保護自体も知らない人がいるようですが、知っていても、自尊心があって断固拒否する人も多いようです。

私が目につくホームレスは、60歳以上が多かったのですが、1人だけ40代と思える人もいました。実際は、若い人も増えているようで、日中目立たないのは、格安なハンバーガーショップで粘って、夜になって段ボールで路上で寝ている人が多いからという指摘もあります。

ホームレスの仕事は?

ホームレスは仕事としては、

・派遣や日雇い

・アルミ缶をリサイクル業者に売る

・読み捨ても雑誌や本を露天商に売る

がビッグ3だそうで、その他に支援団体から雑誌を購入して路上で販売するやり方もあります。もともとアメリカあたりで広まった支援策ですが。私もあちこちで見かけています。

「助けてほしい」?

それにしても、街中、日中歩道上にいるホームレスが何を望んでいるのでしょうか。やっぱり「助けてほしい」と暗黙に訴えているのでしょうか。そのために人前に自分の惨めな姿をさらしているのでしょうか。私には助けを求めているんだろうな、と感じるんのですが、何もできませんね。

自分の将来の映像のような感じがするからか、正直、街中でホームレスを見たくはありません。

でも他人事ではないとも感じています。

果たして自分はどうなるのかな。ホームレスにならないように今のうちにお金を稼ぐ方法を構築しなければならない、と強く感じます。

ホームレスを支援する人って

でも、ホームレスの支援する人たちはどんな人なんでしょうね。何でホームレスに手を差しのべるのでしょうか。宗教がらみでしょうか。それとも自己体験からでしょうか。何でしょうね。むしろ支援する人たちのバックグラウンドの方が興味があるかも。

これから段々寒くなります。

合掌!

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