日本のトップボディビルダーがアメリカの有名なボディビル大会に出場するために渡米する直前、日本でアクシデントにあい半身不随のケガを追うもそのまま渡米し先方のコーチと共に体の様子を見ているとやはり大会は無理と言うことで断念したそうです。
このアクシデントというのは何なのかはっきりしません。交通事故ならそういうでしょうが、どうもそうではないようです。
1週間で30kg減るボディビルダーの身体
渡米してからは大会不出場が決まって気落ちしたこともあってかほとんど寝たきりなって、115kgあった体重が1週間で30kg減ったと聞いたとき30kgじゃなくて3kgの間違いではと思ったほどです。
アクシデント前は体形(筋肉)維持のために毎日4000kcalを基本摂取カロリーとしていたそうですが摂取する食事といえばボディビルダーにありがちな白米と牛肉赤身、鶏胸肉。毎日一食あたり白米200〜300g、鶏胸肉200〜300gは摂取しているでしょう。それ以外にプロテイン 摂取。
ほとんどタンパク質と糖質です。
また水分も多く取っています。おそらく1日6リットル以上は飲んでいるのではないでしょうか。筋肉はタンパク質だけでできているのではなく水分も多く含んでいます。
運動エネルギーのもととなる糖分はグリコーゲンとして筋肉と肝臓に蓄積されます。
しかしグリコーゲンが筋肉に蓄積するためにがグリコーゲン1gにつき水約3gが必要になります。
グリコーゲンや水分が筋肉に多く含めばそれだけ筋肉は大きく見えます。
1週間で30kgも体重が減ったというのは満足な食事も取れずこの筋肉内のグリコーゲンが枯渇しそれに伴い水分も一気に失われたからではないかと思います。
それにしても一般人からすると異常な減量数値です。
ボディビルダーの体重が115kgから90kgになったときの体形
一気に30kg減量になってから90kgまで回復したときの写真がありました。
アクシデント前の115kgのときの筋肉りゅうりゅうの体形から90kgの体形を比較すると全くの別人です。
すぐに目につくのが胸です。大胸筋の盛り上がりが全然なくなり下部が垂れています。
こんなにも違うのかと驚くばかりです。
別の言い方をすると今までハードなトレーニングと本人がいうところの地獄のような食事(量)で無理に無理を重ねてきた結果が115kgであり本来の自然な姿(体形)ではないのです。
私も筋トレをしてますがボディビルダーのようなトレーニングと食事をすれば間違いなく病気やケガをし体を壊してしまうでしょう。
過酷な筋トレ人生の栄光とその代償
昔のボディビルダーといえばせいぜいジムのトレーナーしか仕事はなく貧困と隣合わせでしたが現在のボディビルダーはユーチューバーとして活躍している人も多く売れっ子となればその収入は想像を絶するほどのようです。
その年収は数千万円から億越えまで様々です。
しかしその身体は若い頃はまだしも年齢を経てくると昔の古傷が痛み出します。
特に関節は消耗品なのでボディビルダーの中でも人工股関節を余儀なくされた方もいますし、腰には常にコルセットが必要な方、肘が曲がらない方、腕が真っ直ぐ上がらない方、膝を曲げれない方、糖尿病の方など様々は後遺症が待ち受けています。
筋トレ動画は技術的に参考になるものもありますがかと言って彼らのようにはなりたくはないのです。
それは目標が違うからでしょう。
彼らは職業としてユーチューバーをやりそれで得たお金で筋トレを継続しているか、その逆のパターンでしょう。
一方私は山で走ることができるような脚力と付けたいために筋トレを始め、それに加えて今では短距離のアスリートのような体形になりたいと思っています。
右膝の半月板を損傷して以来もう山で走ることは無理そうなので少なくとも登山は継続してできる脚力を維持しアスリートのような体形を作るべく週3回の筋トレを励んでいるのです。
終わりに
ボディビルダーが何かに取り憑かれたように身体をいじめていますがそれは大会(コンテスト)という大きな目標があるからでその結果の如何に関わらず彼らはそれにいたく感動するようです。
これは日常生活の過酷な食事制限や身体のケガなどが大会終了時には走馬灯のように頭の中を駆け巡りボディビルダーにしか理解できない感情が爆発するのです。
アスリートにとっては競技(試合)への体力向上手段として筋トレは存在しますが、私から見れば筋トレ自体が紛れもなくスポーツなのです。
スポーツは楽しまなければ長続きはしません。
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