映画

新宿ピカデリーで「パリタクシー」を観て

アイキャッチ画像:映画.com

以前より気になっていてまだ上映している映画が2、3ありますが今回はこの作品を観ることに。

なかなか観たい映画がないと思ってみても気になっても観る機会を失ってしまう場合も多々あるのです。

この作品も段々上映回数が減ってきていたので早く観なければと思いパラ雨の中お気に入りの新宿ピカデリーで観てきました。

「パリタクシー」のあらすじ

毎日12時間労働で休みは週1回の無愛想なタクシー運転手シャルルは金欠、免停寸前という生活状態。

ある日92歳の女性マドレーヌをパリの反対側まで送ることになりますがその間次々にパリ市内を寄り道することに羽目に。その間に彼女の人生を聞かされついでに初めは面倒くさそうに話を聞いていたのですがそのうち彼女のショッキングな人生やこれから施設(老人ホーム)に入所するとわかり自分の仕事や家族のことも素直に話すようになります。

そして夜遅く老人ホームに送り届けたのですが支払いがまだだったので翌週お金を貰いに行きます。

しかし彼女は心臓病悪化で急死していたのでした。

泣き崩れるシャルル。後日妻と娘と一緒に墓所にお参りに行った帰りマドレーヌの公証人と名乗る男からシャルル宛の手紙を渡されます。

その手紙には….

マドレーヌを演じた女性は94歳でフランスの国民的歌手・俳優のリーヌ・ルノーだそうで私は全く知りませんでした。

いつものように映画はネットで簡単なあらすじを見て鑑賞するかどうか決めるので監督・俳優の名前までは知らないで観るのです。

映画鑑賞中主演の男性は誰かに似ているなあと思ったら鑑賞後笑ったときの表情がオバマ大統領のモノマネ芸人「ノッチ」にそっくりとわかりました。

最後の場面では私も思わず泣いてしまいました。やっぱり年のせいですかね。マスクしていて良かった。

同じフランス映画「ウィ、シェフ!」も鑑賞候補だったが

上映映画のうち他のフランス映画も観ようか迷った映画がありました。

「ウィ、シェフ!」です。

この映画のザックリしたあらすじはレストランを解雇(飛び出す?)た著名シェフが移民の従業員とともになんとかレストランを立ち上げて成功するというお話だったと思います。

これって以前観たフランス映画(タイトルは思い出せず)にもシチュエーションは違えども人種差別される移民と白人のフランス人がなんとか協力して仕事を完了させる物語とそっくりだな、と思ったのでお決まりの映画だと思い観るのを辞めたのでした。

フランスだけでなくヨーロッパは多くの移民を受け入れていますがそれは人道的というよりも労働力として必要だからです。特に農業の分野ではワイン(ぶどう栽培)、酪農、肉加工工場などは移民の労働力で成り立っています。

左派政治家はダイバーシティ(多様性)の社会と言い移民に肯定的ですがすべてのヨーロッパの人間が移民に好意的とは限らないのです。

さらに移民はかつてのヨーロッパの植民地だった場合が多くヨーロッパ人に何かしら後ろめたい気持ちもあるのではないかと私は個人的に思っています。

老後を考える

この「パリタクシー」を観て自分の老後もちらつきます。

マドレーヌはシャルルに「情熱を持って生きなさい。」「人生は情熱よ。」と言います。

この言葉は彼女の役柄だけでなく現実の世界でも同じようなことを発言しており逆にそれが映画に反映されていると考えた方がいいような気がします。

また彼女の目がとても澄んで綺麗で印象的でした。情熱を持って生きてきたからこその澄んだ目をしているのでしょうか。

映画では92歳で老人ホームに入ることになったがそれは心臓病で余命がもうないと自分で悟ったからではなかったか。そうでなければ愛着のある家を手放さないはず。

逆に言えば92歳まで自立して生活できるお金があったのです。

私の経済的寿命は75歳程度なので90歳を超えて生きるなど全くの想定外ですが、もしそれ以上生き永らえてしまったら自治体のお世話になってどこか格安の施設に放り込まれてしまうのでしょう。あるいは自死するか。

それでも私はジムに行き、山に登り映画を観るのです。

何故か。それは今やりたいからです。したいからそうする。それだけです。

終わりに

パラ雨のなか観客の入りは30%程度。ほとんど年金生活者か専業主婦?のかたでした。

92歳の就活の女性に自分の人生を投影したのかそれとも生活苦のショボいタクシー運転手に投影したのか。

自分の人生をどう生きるかは自分次第です。

今のうちにやりたいことをやっておこうと思わせた映画でした。

最後の場面は映画ならではの出来過ぎ(お約束ごと)とも言えますが。それはそれでいいのであった!

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