映画

立川のkino cinemaで映画「アルピニスト」を観て来ました

連日の猛暑で屋外にいることは自殺行為なので以前から興味があった登山映画「アルピニスト」を立川市のkino cinema(高島屋サービスセンター館内)で観て来ました。

新宿や日比谷の映画館でも観ることができるのですが上映時間が夜か早朝だけなので私の家から昼頃に観ることができる映画館はここだけでした。

新宿並みの商業ビル群のJR立川駅北口から遊歩道でそのまま高島屋へ入れますが駅からその間の数分間でも肌がひりつくほど猛烈な日射でした。

これでは屋外で仕事をしている人は死にますね。

あらすじ

フリーソロと呼ばれる命綱をつけず単独で登山するスタイルでパタゴニアのトーレ・エガーを登頂した映像を始め卓越した技術で山を登るカナダ出身のマーク・アンドレ・ルクレールの物語です。

私はもっぱら低山の日帰り登山しかやらないのでどうもこのロッククライミングやアイスクライミングの凄さというものを実感として知りません。

しかし映像を見ていてもう登るのやめろよ、と言いたくなるほどのところを登っているのを観てハラハラしました。

観る人が観ればその卓越した技術力がわかるのでしょうが素人の私にはあの鎌のような形をしたアイスアックス(ピッケルよりもシャフトが大きくカーブしている)を両手に持ちながら氷や岩の隙間に引っ掛けて登って行く姿を観て「おい落ちる、落ちるぞ」と思うだけでした。

そしてこの映画の撮影が終了し映像を編集中に知人と2人で登った山で頂上に達するも下山時に雪崩にあった帰らぬ人になったのです。

映像では雪崩にあった場所で雪の隙間から張られたロープが垣間見えます。生存はしていないと判断、さらに亡骸の回収もできずに終わりました。

マークは子供のころADHD(注意欠陥障害)と診断されて通常の学校生活はできず高校になって復学したという変わり種でした。

そのせいか対人関係が非常に苦手なタイプで常に登山をしていると落ち着くというスピリチュアルな世界が好きな人だったようです。

そのため登山での名声などには全く関心がなく無名だったですがSNSでその名が知られるようにその名が知られるようになったのです。

著名なアルピニストも何名も出演しているのですが私にはどの程度著名なのかよくわかりませんでした。

それでも分かったのはやっぱり山に憑かれるってあるんだな、ってことです。

別に名声のためではなく何か突き動かされるものが山にはあって映画の中でアルピニストも言っていましたが「登頂に成功すればヒーロー扱いされ、失敗すれば無謀と避難される」のがアルピニストの宿命なのでしょうか。

終わりに

以前はカリフォルニアのヨセミテ国立公園やアルゼンチンのパタゴニアの山々を縦走したいと思っていましたがそれはあくまでも通常の登山(ハイキング)であってクライミングではありません。

ロックやアイスクライミングなどはもともと私の頭にはなかったのですから。

低山でも道間違いしてしまう私は立ち入ってはいけない領域なのだと改めて思いました。

登山をスポーツと見るのかそれとももっとスピリチュアルなものと思うのかによってアルピニストの生き方は変わってくるのでしょう。

そしてスピリチュアルに考える人は長生きしないように感じます。

ただしそれがいいとか悪いとかいうことではありません。単にその人の性癖なのですから。

私もそろそろ近場の山を登りたいのですがこの猛暑続きでどうなることやら。

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