映画

ル・シネマ渋谷宮下でイタリア映画「墓泥棒と失われた女神」を観て

アイキャッチ画像:映画.com

本来天気予報では晴れだった塔ノ岳(神奈川県)にでも行こうかなと思っていましたが、昨日のジムで汗だくになり、二日続けて汗だくになりたくないと映画鑑賞に変更しました。

映画館は前回に続きJR渋谷駅直ぐそばのル・シネマ渋谷宮下です。

今回観た映画は昨日たまたま映画記事を見て即断した「墓泥棒と失われた女神」です。いつものように詳細は知らぬまま観ました。

「墓泥棒と失われた女神」の超ザックリしたあらすじ

どこでも地面を掘れば歴史的建造物が発掘されると言われる古い歴史を持つイタリアの話。

場所はイタリアのトスカーナ地方で1980年代の設定。

イタリア人の恋人を失ったイギリス人らしき考古学専門家(愛好家か)青年アーサーは古代エルトニア人の遺跡を発見できるという超能力?があり、墓泥棒と一緒になって埋蔵品の掘り起こしをする日々。当然イタリア当局から狙わて一度は刑務所へ入るも昔の仲間に呼び戻され逆戻り。

ある日、非常に価値ある女神像を発掘することでアーサーと墓仲間に亀裂が生じ、別の墓泥棒と手を組むことに。

しかし墓の中に一人閉じ込められてしまって、そこで見たものは….

鑑賞後の感想

冒頭に書いた通りこの映画の詳細は全く知らずレビューを見て観てみようと思ったのです。

映画の途中でちょっとこの映画は自分が観たい映画と違うなと思ったりもしましたが、村人たちと墓泥棒たちとの村の通りでのはしゃぎぶりのシーンはどこかで見たような。なんだったけ、そうフェリー二の映画にあったようなと思うシーンが出てきました。

前半の映画作りがなんとなく昔っぽいというのか雑のような気もしましたが一瞬ですが黒澤明のモノクロ映画さえも連想してしまいました。もちろん、この映画はカラーですが。

また最後のシーンで新たに墓を発見したアーサーが一人墓に閉じ込められたのは墓泥棒たちの故意(つまり殺人目的)なのか偶然の事故なのかはわかりませんでした。

いずれにしろ現実と空想が入り混じった映画です。アーサーはきっとあの女神像と失った恋人を重ね合わせたのでしょう。

おそらく想像力の欠如した私にはわからない奥深さがあるのかもしれませんが、なんとなくチープな映画の気も諌めず。

しかし、監督は世界的監督たちがファンにもつアリーチェ・ロルヴァケル(私は全然知りませんでした。)です。

さらに映画のなかで忘れられない恋人の母親役で出演していたのが何と私も観た「ブルーベルベット」の主演女優イザベラ・ロッセリーニだっとはつゆ知らず。まだまだ私が知らない役者さんが出演しているのかもしれません。

それほど著名な監督らしい。「幸福なラザロ」「夏をゆく人々」などの監督ですが私は1本も観ていませんでした。

終わりに

今日の渋谷も人出が多く、しかも外国人観光客の多さも相変わらず。

映画館の入りは週末なのに関わらず20%程度で年齢性別に特徴はありません。

そうだろうな特別日本で有名な監督、役者が出ているわけでもないのですから。(ファンは別として)

しかしここ1、2年で観たことないような映像と感触。

イタリア・フランス・スイスの合作ですが日本と同じく低予算で作ったんだなぁと感じさせる映画でした。

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