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また日本人への人種差別問題が明るみに出てきました。
海外で生活すればよほど鈍感な人でない限り日本人への人種差別に出会うものです。
目次
セルティックの日本人選手への人種差別
最近よくネットに出てくるイギリスで活躍している日本人サッカー選手がいます。
日本で活躍していたらしい古橋亭悟(きょうご)選手。
活躍していたらしいというのは私がサッカー情報には疎いからです。
セルティックというグラスゴーを本拠地とした有名サッカークラブに所属しライバルのレンジャーズのファンが浴びせた人種差別が現地で問題になっているのです。
私は以前から直感的に彼の顔写真を見てこれは人種差別されるなと思っていました。
なぜなら彼は日本人の中でも目が細かく多少つり目になっていたからです。
別に必ず目が細ければ人種差別されるわけではないのですが「されやすく」なります。要は欧米人から見ればアジア人の特徴が端的に出ている目は差別しやすいのです。
セルティックの監督はオーストラリア出身で3年半在日し横浜マリノスの監督もしており古橋選手をセルティックに引っ張ったのも彼。
その監督は「このような人種差別は教育の問題ではない」と言ったとされていますが、私はその意見には反対です。
人種差別問題の多くは家庭・学校の教育問題
こう言った人種差別は家庭や学校での教育が基礎になっています。
親が人種差別的ならその子供も人種差別的になりやすいのです。親からすり込まれてしまうのです。
学校でも世界の歴史や日本の道徳のような時間があれば人種問題は減るでしょう。
残念ながらイギリスの義務教育は日本ほど充実しておらず小学校の教科書も担当の先生が手作業で作るというお粗末ぶり。
したがって生徒の勉強の出来不出来も先生次第。
おまけに15歳になれば高校に行くか職業訓練学校に行くか就職するかの選択に迫られます。
ここで結構就職を選択せざるを得ない家庭環境の子供たちが多く出てきます。
そう言った子供たちは労働者階級の中でも下の方の階級でこの中から「フーリガン」のような暴力的なサッカーファンが出てきます。
また世界中で活躍するプロサッカー選手は貧困家庭で育ち十分な教育も受けることができなかった人が多いのです。
その中には移民系もたくさんいます。
以前アフリカ系フランス人のサッカー選手が来日したときホテルで日本人への人種差別的は発言をした動画で炎上したことはまだ記憶に新しく残っています。
この問題になったアフリカ系フランス人もフランス人ですが満足にフランス語が書けない選手だったようです。
したがってこのような人種問題は間違いなく育った家庭環境と教育のせいなのです。
もちろん人種問題の発覚はそれが明るみに出るか出ないかの問題ではありません。
上記のようなおバカな連中は平気で人種差別行為を表に出してしまいますが親のしつけが行き届き一定の学校教育を受けた連中は人種差別を人前では表に出しません。しかし人種差別感情は持ち合わせています。
ただそれを人前で出すか出さないかの違いです。
おバカは簡単に人前に出してしまうのです。何せおバカですから。
メキシコ人選手のダルビッシュ投手への人種差別
大リーガーのダルビッシュ投手(イラン人と日本人のハーフ)も以前メキシコ人選手から目をつり上げる仕草をされて人種問題としてメディアを騒がせました。
ダルビッシュ選手も発展途上国のメキシコの出身選手から人種差別を受けてさぞ驚いたことでしょう。何せメキシコ人はアメリカでは差別の対象ですから。
なぜ同じ移民なのに北アメリカのカナダ、アメリカは先進国となり中南米は未だ途上国なのでしょうか。
このあたりは以前ブログで書きましたがプロテスタントとカトリックという宗教的な面が大きいと思います。
これも根本的には国もしくは教会が富の配分を間違えた故に貧困家庭が多くなり子供への教育の配慮が十分できなかった結果です。
在日3世安昌林選手への人種差別
東京オリンピック柔道で在日3世の安昌林選手が銅メダルを取りましたが、彼は韓国籍なので韓国選手代表として参加しました。
日本人への帰化も勧められましたが韓国人としての誇りから韓国人として参加。オリンピックに向けで韓国でトレーニングしていました。
在日として日本人から差別されることもありましたが韓国でも韓国人から日本人とかxxx(日本人への蔑称の言葉。忘れてしまいました。すいません。)とか言われたこともあったそうです。
この差別も育った家庭環境や学校教育の問題です。
日本では在日問題をあまり詳しく教えませんし、家庭でも同様です。むしろ反日教育をする韓国に対してよく思わない日本人、特に中高年以上が多くそのあおりを食っているのが在日です。
昔在日は貧困で日本のホームレスが済むようなところに住んでいたようでそれを知っている高齢な日本人から見ると今日の日本の若者がK-POPや韓国の美容用品に憧れることとは全く別の立場で在日や韓国を見てしまっているのです。
さらに北朝鮮の拉致問題や北朝鮮を援助する朝鮮総連も在日の印象を悪くしています。
またメディアがその国やその国の人々をどう紹介するかにも影響が出てくるでしょう。
少なくとも韓国のメディアはご存知のように反日オンパレードでそれで飯を食っている感じさえします。
また産経新聞、夕刊フジなどの日本の一部のメディアも嫌韓一辺倒で日本人からも敬遠されています。
これでは適切な情報が両国民には届きません。
日本人の外国人差別
一方で日本でも外国人差別があります。
最近はベトナムやタイなどのアジア系外国人が増えてきたのでアジア系外国人への差別が目立ちます。
コンビニ、スーパーや飲食店では必ずといっていいほどアジア系外国人が働いています。
彼らに対する見下した態度をとる日本人が時折います。
実際はそれら日本人が他の日本人から見下されている場合が多いのですから厄介です。
つまり外国人を見下す日本人は日本社会では下流社会にいて行き場のないストレスからその鬱憤ばらしとしてアジア系外国人を見下そうとしているのです。
基本イギリスのフーリガンと同じです。
海外では日本人は差別され国内では日本人は外国人を差別しています。
終わりに
世界中で今後も人種差別はなくならないでしょう。
差別は偏見から生まれそれは多分に潜在的だからです。
かくいう私も外国人どころか日本人に対しても偏見を持っています。
それが潜在的なのかそうでないのかは分かりません。
もっとも何にも偏見を持たない人間はいないのです。
もしいるとすればそれは何らかの知的障害者でしょう。
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