ジム通いをしていると時間帯のせいか日本の人口比率のせいかシニアの方を多く見かけます。
女性はほとんどスタジオでダンス系の運動やトレッドミルでの有酸素運動がほとんどでマシンやパワーラックを使うシニアの女性は少数派です。
シニアの男性はマシンを使った筋トレが多く有酸素運動ではトレッドミル、バイクの利用率が高く、また女性に混じってエアロビ系の有酸素運動する人も結構いますがパワーラックを使っての筋トレをする人は非常に限られています。
こういう状況を見ているとせっかくお金を払ってジムに来ているのに筋トレをしないのは非常にもったいないと思ってしまいます。
私はジムでパワーラックで筋トレ、ドレッドミルで傾斜ウォーキングの有酸素運動の組み合わせを週3回行っています。
目次
なぜシニアはパワーラックを使用しないのか
パワーラックとはバーベルとそれをセットするためのラック(支持台)がセットされている設備を言います。
このパワーラックを使用するシニアが非常に少ないのです。
考えられる理由は下記の通りです。
筋トレは若い人がやるもの
おそらくこういう人のほとんどは高齢になってからジムに通い始めたケースです。
筋肉は年齢に関係なく筋トレをすれば成長するものだと理解していないのです。
筋トレをしている場の雰囲気が怖そう
まれにデッドリフトでバーベルを挙上してガジャンと床に下ろしたり挙上するたびにウゥーとかオゥとか叫ぶ人がいるので怖がってしまう人がいます。
私も以前ここ(ジム)は動物園かと思ったことがありますが今はそんな人はほとんどいません。
もっとも他のジム、特に筋トレ設備の整っているジムではまだいるでしょうね。
筋トレ動画でも「やってはいけないジムマナー」とか「ジムあるある」で配信されていますが必ずジムで絶叫するおバカなトレーニーのことが出てきます。
またパワーラックを使用する人は実際には全然怖くなく黙々と筋トレをして自分と向き合っているだけなのです。
筋トレのやり方がわからないシニア
こういうシニアが一番多いのではないでしょうか。
私もパワーラックで筋トレを始めたときはベンチプレス、バーベルスクワットは女性スタッフに一通りやり方を教わっただけです。
後は見様見真似でネット動画やトレーニング雑誌で調べて我流で始めました。
どういう動きをすれば鍛えたい部位に効果があるかと常に考えてます。
しかしマシンやダンベルを使うシニアの多くはただケーブルを引っ張っているだけ、ただダンベルを振り回しているだけの方が多く見受けられます。
そして長続きしません。
経済的に余裕があれば有料トレーナーについて一通りの筋トレ種目を教わったほうがいいでしょう。ジムやトレーナーにもよりますが30分で3000〜5000円程度の料金になるはずです。
ジムに行く目的を理解していない
結構多いのがこのタイプ。
会社を定年になってやることながく運動不足解消のために「とりあえず」ジムに行くことに決めた人に多いのです。
いざジムへ行っても一体何をすればいのかわからずスタッフに聞くのも恥ずかしい。
結局ジム内をブラブラして簡単そうなマシンを使ったりストレッチなどをして時間を潰すだけがオチというパターンが実に多いのです。
私はこういうシニアを徘徊老人と呼んでいます。
ジムの徘徊老人
先述の通り徘徊老人がジムでウロチョロしているのを見かけます。
可変ベンチで腰掛けるだけの老人
パワーラックのコーナーでもダンベルを使うベンチに腰掛けに来るだけのシニアもいます。何をしていいのかわからないのとジム内を歩くだけで疲れてしまっている様子です。
ベンチを使用したくても老人なので誰も文句を言えません。
使用後アルコール消毒をしないシニア
パワーラックでバーだけでベンチプレスやデッドリフト、グッドモーニングをするシニアがいますがこのシニア、いつも利用後バーやベンチをアルコール消毒をしないでスタスタ帰っていくのです。おまけにパワーラックの予約もしません。
しかし先日初めて予約をしてアルコール消毒をしていましたのを目撃してびっくりしました。
おそらく誰かに注意されたのでしょう。
ジム内のマナーを理解しない(わからない)シニアが多いのです。それでも理解すれば次回からきちんとルールを守るのもシニアです。
スタッフがきちんと指導すればいいのですが見て見ぬ振りをするスタッフや全く気がつかない、気にしないスタッフもいるのです。
群れたがる習慣がある定年退職者はジムには向かない
数年前に65歳で退職したシニア男性はロッカー室でたまに見かけますがこのシニア、当初周囲にジム友を作って話込んでばかりでしたが一度も筋トレをしているところを見たことがありません。
どこで何をしているのかさっぱりわかりませんがひょっとするとプールを利用しているのかもしれません。
確かに水泳は全身運動で心肺機能強化にもよくさらに関節にも優しい運動なのですがプールだけでは所詮水の負荷があるだけで自重トレーニングとなり筋肉肥大及び筋力アップにはなりません。水泳選手も筋トレをしています。
水泳と並行して筋トレをした方が遥かに引き締まった体になるでしょう。
ストレッチだけをやるシニア
確か80歳を超えていた男性は私が筋トレ、トレッドミルが終わった後ストレッチをするためにフリーコーナーに来るといつもストレッチをしています。
私より股関節が柔ないのではと思うくらいですが最近全く見なくなりました。
歩き方も小股でロボットのように歩いていたのでもうジムへ来ることもできなくなったのでしょうか。
他にもストレッチでは私より体が柔軟で高齢のシニアを見かけましが全くマシンやダンベルを持った筋トレをしていないようです。
もったいないことです。柔軟性があるということは各関節が柔らかいということです。
2kg、3kgの軽い負荷で少しずつ筋トレをして負荷を増やしていけば80歳でも筋肉は発達するのです。
思考が停止してくるシニア
ジムで同じことばかりやっていると身体がそれに慣れて筋肉がそれ以上発達しなくなります。
少しずつ筋トレや有酸素運動の負荷を変えて新しい負荷を与えると身体に新たな刺激が入り筋肉が発達します。
どうすれば各部位が発達するのか常に考えることが必要です。
さらに自分の理想とする体形をイメージしてそれに近づけるためにはどうしたらいいのかも考えましょう。
また同じ筋トレの種目ばかりやっていると関節を痛めやすくなります。
私はインクラインダンベルフライ をずっとやっていて左肩を痛めました。
同じ部位を鍛えるにしても時々種目を変えましょう。
筋肉は回復しても関節は徐々に疲労して最後には壊れてしまう消耗品であることに気がつきましょう。
筋肉よりも関節内の腱や靭帯や軟骨のほうが寿命は短いのです。
シニアになると日常生活において思考が停止し同じことを繰り返すことが多くなりがちで1日が短く感じます。
意識的に考える習慣を身につけましょう。
終わりに
ジムで全くパワーラックどころか全く筋トレをしないシニアが多く存在します。
お金を払ってジムに来ているのに実にもったいない話です。
いくつになっても適切な負荷をかければ筋肉は発達するのです。
また自戒を込めていうのですが毎週ジムへ行っているとついつい筋トレ内容がマンネリ化してしまうので常にどうすれば筋肉に新たな刺激を与えられるか考えてトレーニングに挑むとまた筋トレが楽しくなります。
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