昨日は元旦以来の登山というのか極低山縦走をしてきました。
南高尾山稜経由で陣馬山まで行き一ノ尾尾根経由で下山といういつもの冬期(無雪期)の登山ルートです。
やはり時々山へ行かないと日常生活に息苦しさを感じます。
ヤマレコを見ていると丹沢山塊の塔ノ岳〜丹沢山は泥んこ、丹沢山〜蛭ヶ岳は圧雪とまだトレランシューズで行けるような状態ではないようです。
やっぱり丹沢山、蛭ヶ岳は4月のGWの季節でしょうか。大倉〜塔ノ岳は全く問題ないのですが、この山だけの登山だと交通費が勿体無いのです。
雲取山も七ツ石山の北面(雲取山方面)や山頂近くは圧雪かアイスバーンで軽アイゼンかチェーンスパイクが必要のようなのでもうしばらくはいけないかなと思っている次第。
それでも今年は積雪が少ないような気がします。富士山も年が明けてしばらくしてからいつものような積雪でした。
何れにしても昨日は1ヶ月半ぶりの登山で暖かく晴天でした。しかもこのルートは去年の6月に行って以来、実に7か月半ぶりです。
ルート
京王線高尾山口駅(8:26)〜(10:46)大垂水峠〜(11:21)城山(11:31)〜(12:05)景信山(12:11)〜(13:38)陣馬山(13:50)〜(14:50)陣馬山登山口〜(15:14)JR藤野駅
移動時間
標準コースタイム10h25m→6h48m(超凡タイム。最長時間?)
移動距離
29km
高尾山口駅〜大垂水峠
駅前は何組かのトレランのグループがいてソロも含めれば20名近くいたのではないでしょうか。
私はここでコンビニのパンやおにぎりを食してエネルギー補給をして登山開始です。
今までの筋トレで鍛えてきた筋力が結果を出すのかそれとも1ヶ月半のブランクが脚に影響するのか確認するのも楽しみでした。
最初は今年2回目とは思えないほど小さなアップダウンが多いエリアですが特に脚に違和感はありませんでした。むしろジャンピングランジの成果が出ているかと思うほど快調でした。
しかし大垂水峠近くになると少し下半身が重くなってきました。
峠の手前ではゆうに80代後半と思わせるおじいさんが3、4段の段差を這って上がってきたので一時停止です。「這うように」ではなく「這って」です。
奥さんか娘と一緒に来たらしいのですがいくらなんでも無理だろう、その体力ではと思いましたね。杖らしきものを持っていたように思いますが、完全にルートのミス選定です。
私がこんな高尾周辺で登山をする理由は無雪期が多いので冬期でも歩きやすいということ以外に数多くのアップダウンがあってそれなりに脚力アップやカロリー消費しそうだと思ったからです。
登山道にぬかるんだところはありませんでした。見晴台で富士山がくっきり。これを最後に富士山は雲で見えず。
大垂水峠〜城山
大垂水峠の甲州街道を渡って城山直下の登りは結構堪えるのですがここでもトレランの連中が何人も下りてきました。高尾山から上がってきたのでしょう。
今日は本当にトレランの連中が多くいました。半袖、短パン姿が多いです。
この城山直下の上りはいつもよりはきつく感じなかったのはやはりジャンピングランジのおかげかななんて思ったのはここまででした。
城山〜景信山
城山山頂はそれなりの人出ででしたがもっと混雑しているかと思いました。
この山頂は結構ぬかるんだ場所が多いのですが気にするほどではありませんでした。城山同様もともと長居する場所ではないので。
おにぎり一個食してサッサと出発。人が多くいるところは好みません。
景信山〜陣馬山
景信山山頂もほどほどの登山客で混んではいませんでした。
ここでゆで卵を食して出発。
景信山直下の北面(陣馬山方面)はいつものように泥んこです。
ここの地面と登山道の写真を撮りながらここでは転べないなぁ、と5m程下りていくと「ズルっ〜」とやってしまいました。こんな転び方は久しぶりです。
なんとか右にひねって右肘と手のひらで受けたので右手前腕の防風ジャケットと手のひらに泥がついた程度で済みました。しかし帰宅してからザックにも泥が付いているのに気がつきました。
危ないですね。
景信山から陣馬山の登山ルートにはその他にも泥んこのところが数カ所あります。ヤマレコでは登山道の泥んこ状況を写真では撮りませんね。
陣馬山〜(一ノ尾尾根)〜JR藤野駅
陣馬山山頂近くも数mに渡って登山道全面泥んこ状態でした。端の草むら沿いを通るか思い切ってルートではない崖を登って避けるしかありません。(上記スライド写真で左上に帽子をかぶった女性が崖を登っています。この女性歩くのが早いのなんの。何かに取り憑かれているように早歩きしていきました。)
山頂もほどほどの登山客がいました。半袖姿の2人の外人(白人)の姿も。
山頂の茶店以外2つの茶店は営業していました。登山客の多くは草原に寝そべって日光浴をしているのどかな空間でした。
残念ながら富士山は雲で見えず。
山頂から一ノ尾尾根へ続く階段は泥んこにはなっていませんでした。去年まではここもすぐ泥んこ状態になったのですが。
通常この尾根の下山では走る練習をするのですがどうもその元気が無く今回は早歩き程度で下りてしまいました。
下半身が重くなり脚が上がり辛くなったのとまた右股関節に軽い痛みが出てきたからです。
アップになると走って登る脚力はあるのですが、下りではどうもいけません。
走れないと言うのか「パッ」「パッ」と足が前に出ないのです。筋肉疲労なのか股関節の柔軟性の問題なのか。
それにいつものように心肺機能も問題もありそうです。
途中で中東出身と思われる若い男性2人が下山していました。こちらの人はダウンジャケットを腰に巻いていました。
藤野駅に到着した時はほとんど人がいませんでしたが、私はトイレで着替えている最中に人が集まってきました。
登山客や地元の人たちでしょう。夏ほどの賑わいはありませんがこの時期には珍しいのではないでしょうか。やはり暖かかったせいでしょう。
人は暖かくなると外に出たくなるようです。
まとめ
ジャンピングランジで鍛えられたと思った下半身でしたが確かに前半はどちらかというと軽やかでやはりジャンピングランジの成果はあるな、と実感したのですが、後半から徐々に失速しこれは下山時は走れないなと途中から思ったのも事実です。
筋持久力と心肺機能をアップさせるにはロードでのジョギングを併用した方が効果的とも思っているのですがロードで走るのは嫌いなのでなかなか踏ん切れないでいるのです。
さらに右股関節がまた痛むという股関節の柔軟性に問題があることが改めて発覚。
それは自覚しておりジムでも自宅でも風呂上りにストレッチしているのですが即柔軟になるわけでもなくもう少し時間が必要です。
股間節に柔軟性があれば下山時に後ろ脚に重心を残しておくことができ前脚への負荷が軽くなるのです。特に前脚の大腿四頭筋への負荷が軽減されます。
ジムで股関節の動的ストレッチをして確認すると後ろへ蹴り(股関節の伸展)が前側への蹴り(股関節の屈曲)よりも弱いのがわかります。
実際は蹴るというより前後に脚をできるだけ伸ばして高く振るという動作になります。
前に振ると水平面より高く脚が上がるのですが、後ろへ振ると水平面の半分程度しか上がりません。
この動的ストレッチも今後やるつもりです。
しかし自分の身体能力は本当に上がっているのだろうか。筋トレをやり始めて6年目です。それなりに鍛えられていると自負しているのですが、この程度の山々で未だに筋肉痛が起こることを鑑み、実に情けなくなってくるのです。
道はまだ険しい。と思っているうちに体が動かなくなったりして。
先のことは全く見えません。
それでも登山当日帰宅して風呂に入ってからお酒を飲むのは非常に気持ちのいいものです。山頂や下山後近くの飲食店で一杯飲む人もいますが、私は我慢して自宅で飲酒するのが楽しみです。
本当はジムで筋トレした火や山へ行った日はアルコールを控えたほうがいいのですが、やっぱりお酒だけはやめられませんね。
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