平日ジムへ行かない2日間は、図書館で英語の勉強をしています。今日も午後2時過ぎあたりに都内の図書館へ行ってきました。
この季節は日照時間が短くなるせいか、ちょっと気持ちが沈みがちになるのですが、図書館内はいつものようにちょっと沈みがちです。静けさはあるのですが、そこはそれだけではない独特の雰囲気があるのです。
図書館の閲覧室(勉強コーナー)
今日は3人掛けの机に真ん中が空席だったので私がそこに座りました。外から室内に入ったので鼻水が出そうになりティッシュですぐ鼻をかむと、右端に先にいた50代と思われる男性がジロッとこちらを睨み、何やら一言二言言ってました。独り言かと思ったのは、何を言っているのかわからなかったからです。しかし、こちらに向かって言っていたことは確かです。また、嫌なヤツの隣に来たもんだ、と直感的に思ったものです。
その男性は何やら原稿用紙(縦書き)のような紙に何か書いていましたが、よくわかりません。また職業も不明の感じです。
私がディクテーションをするためにウォークマンでじっと英語を聞き入っているといつの間にか居なくなりホッとしました。
しかし今度は私が来たとき居なかった左側の人が戻ってきたようですが、英語に集中していたので気がつきませんでした。静かなので安心していたのですが、時々咳をし始めたので、ちょっとまずいかなと思いヒョイッと横を見るとパソコンを持ち出していました。なんだかまたうるさくなるかなと思ったのですが、じっと画面(スクリーン)を見ているだけの様子。ちょっと安心。
時々パソコンのキーボードをバンバン叩いて物凄い音をさせる人がいますが、この50代後半?のスーツ姿の顔色の悪い陰気な感じを与える男性は静かなものです。しかし、何度も嫌らしい咳をするので危ないかな(←移されるかな)と思い早々と退散したのです。私は50代の時に2度もインフルにかかった経験があり、風邪、インフルにはちょっと神経過敏なのです。
図書館は職業不明の人が沢山来ます。もちろん高校生、大学生、予備校生あるいは会社員なども来るのですが、この職業不明の人が一番多いのです。もちろんリタイヤしたであろう人もたくさんいます。
スーツ姿だからといって会社員とは限らなことは図書館に行くようになってわかりました。リタイヤした人もスーツ姿で来ます。他に着る物がないのかスーツが好きなのかわかりませんが、とにかくスーツ姿でくる70歳前後の男性が結構います。何か調べ物をしてメモしたり、パソコンを使ったり、ただ単に雑誌や本を読んだりしています。靴もビジネスシューズではなくほとんどウォーキングシューズが多いですね。この人たちの多くは夏は加齢臭が臭いますが、冬は少し落ち着きます。
いろいろな人が勉強に来ているのですが、音に神経過敏な人が時折います。以前記事にも書きましたが、私が英字新聞を広げた途端、うるさいから新聞はやめてくれ、と睨みつけてきた70代と思しき英検1級の勉強をしに来たらしい男性もいました。先の男性も私が鼻をちょっとかんだら睨みつけたりします。(←決してチ〜ン!なんて大きな音ではありません。念のため)
また、これまたリタイヤした人だと思うのですが、60代の男性が数学?の勉強をしていて外の音が気になるらしく耳栓をしました。その後私が何か音を出したのか、よくわからないのですが、何か視線を感じたのでヒョイと見ると、こっちを睨んでいました。何だ、このおっさんと思ったのですが、無視していつものようにディクテーションしていましたが、今度はこのおっさん、本をバタンと倒したのです。私は反射的におっさんの方を見たのですが、おっさんはこっちをじっと見ているのです。
気色悪いというか何イライラしているんだ、と思いましたが、音というか人の気配に過敏で集中できないのでしょうね。
今よく言われるのは、「すぐ切れる老人」です。これが図書館でも当てはまるような人が見受けられます。
こういった人たちははっきり言って、図書館のような公共施設で勉強するのは不適格だと思います。自宅でも集中できないので図書館に来ているのでしょうが、残念ながら図書館にも向きません。逆に周囲の人たちにも不快な思いをさせてしまう場合がありますので来ないでほしいものです。
図書館は逃避行先か
あと時間つぶしに来る会社員もいますね。何か勉強するというわけでも、調べ物をするといわけでもなく、机のない椅子だけのコーナーで雑誌などを読んでいます。何だかもの悲しいものを感じますけど。どうせなら茶店で油売った方がいいような気がしますが。
トイレに行く途中通る新聞閲覧コーナーでは相変わらずもはや人外の生物、ゾンビといった人たちが新聞を食い入るように読んでいます。男:女=9:1の割合です。その多くはリタイヤ、無職の人たちでしょう。あんなに新聞を食い入るように読んでどうするんでしょうね。
椅子だけの閲覧コーナーでは男女比はもう少し差がなくなりましが、それでも男性が多いのです。どうしてなのでしょうか。会社員もあまり図書館へ来るようでは未来はありませんね。というよりもう先がないから逃避先として図書館へ来ているのかもしれません。
勉強目的以外に図書館へ行く人の特徴
そう、こういう人たちにとって図書館は逃避先なのかもしれません。雨露しのげて無料で本、雑誌、新聞を座って読むことができる、なかなかない場所ですね。しかも周囲は赤の他人が必然で、一人が基本。
こういった条件を満たす人は。、
・お金がない
・趣味がない
・行くところがない(←ホームレスも来ています)
・孤独である(←赤の他人とはいえ人が集まる場所である)
・社会に適合していない
私も「お金がない」「社会に適合していない」に当てはまるような気がします。
だから図書館は暗い雰囲気があるのか。少なくとも図書館は明るい雰囲気を感じません。これは図書館によって異なるかもしれませんが。貧乏くさい!
図書館のスタッフもものすごく地味です。おそらく半分はパートの人でしょう。外人もいます。
なぜか最近図書館への足は少し重いのですが、こんな雰囲気があるからかな。あるいは、英語の上達がなかなか見えないので図書館へ行かなくてもいい言い訳を見つけたいからか。
う〜ん。どっちも正しいような気がします。
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