アイキャッチ画像:新宿通り。紀伊国書店本店前から都庁方面を撮る。
25日の小池都知事の外出自粛要請からスーパーの買いだめで大忙しの都民ですが、昨夕行ったスーパーでもお米と卵はほとんどありませんでした。
納豆や豆腐がまだ残っていたので購入。嬉しかったのは毎晩食するサバの水煮缶が大量(100缶以上)に置かれていたことです。10缶ほど購入。
週末の新宿は空いていました
週末1日目の今日は新宿に来ましたが、電車内も街を歩く人も少なめでした。いつも行くサンマルクも今週末はコロナで「休業」です。
スタバはデジタルニュースで東京の店舗(一部除く)は今週末一斉「休業」だと昨日のうちに知りました。
小田急デパート(小田急ハルクを含む)、新宿駅のルミナも休業。
というわけで今日は時々行くタリーズに来ました。午前10時頃来たのですがガラガラ。ゆっくり英字新聞のリーディングをしていると12時頃には50%入りになっていました。それでもかなり少ないですね。
平日でさえ混んでいる新宿駅の地下道も週末なのにスカスカです。普段こんな人間どこから湧いてくるのかという新宿通りも空いています。
でもいいことです。
英字新聞もコロナ一色
英字新聞(weekly)でもコロナ一色です。中国武漢で働く看護師と女性医師がコロナに感染し看護師は助かりましたが、一旦回復した女性医師が死亡したという記事。2人とも子持ちですで助かった看護師は「私は国家によって助けられたのでこれからは国家のために働く」と言っています。
中国とアメリカは全く異なる文化なのですが時々「何か似ているな」と思う時があります。
それにしても英語の医学用語がさっぱりわからずそのたびにスマホの英和辞典で調べるのですがすぐ単語の意味を忘れてしまうのはもやは老化現象ですね。
さらにヨーロッパでもコロナによる景気後退(ressesion)を心配して各国が経済援助を次々に発表しています。ヨーロッパは自営業の人たちへの健康管理に関してアメリカより進んでいるがサラリーパーソンと比べるとその保護はまだ低いと言っています。
また政府による経済援助は効果的だがそれはあくまでも「一時的なもの」で最終的には(援助した金額は)国民に跳ね返ってくるだろうとも言っています。
そりゃそうでしょうね。どの国もお金が余っているわけではありませんし、政府予算は基本的に国民・法人の税金で成り立っていますから納税した分をばらまいているだけで不足するとそのしわ寄せは国民に来るわけです。
日本もオリンピックが1年延長になってその維持費で6000億円かかると試算されていますが、さらにこのコロナ対策で20兆円規模の経済援助を行うとそのお金は結局国民に跳ね返ってくるわけです。
アメリカの200兆円超の経済援助(バラマキ)を行うと言っていますが、そんなお金はどこにあるのでしょうか。いずれ国民に帰ってくるだけです。
日本人はやっぱり従順?
小池都知事の外出自粛要請は法的拘束力はないのですが、多くの日本人はその要請を守っているようです。
もっとも夜渋谷、六本木で馬鹿騒ぎをしたり花見などに行く一部の若者はいるでしょうが。単におバカというだけではなく何らかの不安があるのでしょう。
この時期は新学期・新社会人、さらに大学4年生(今は3年から?)就活の時期です。コロナによる自粛でこられの時期が遅れることで自分の将来に対する不安もあるのかもしれません。
あるいはすでに社会人になっている人で中小企業に勤めている人はリストラされた・される人もいるかもしれません。
こういった不安・不満からくるストレスを解消するために若者が集まるであろう場所に行ってしまうのです。これも「赤信号みんなで渡れば怖くない」という日本的な心理です。
それでも法的拘束力ない状態で休業する店や外出を控える人が多いのは日本人の従順さを表すものでしょう。
これを良識・規律性を持つ日本人が多いというべきなのか、ただ単に権力に対して従順なのか。新進気鋭のドイツの若き哲学者マルクス・ガブリエルは日本を「優しい独裁国家」と呼びました。
共産主義の独裁国家の中国とは明らかに異なる政治形態を持つ日本ですが、彼からみると独裁国家に映るようです。何か非常に「管理された国家」に見えるようです。
日本人が従順な国民だとすると日本人は管理された国家にいるから従順なのか、それとも従順だから管理されているのか、一体どっちなのでしょうか。
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