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最近は年のせいか積極的に邦画も観るようになりました。
今日は封切りしたばかりの堺雅人主演の大人の映画「平場の月」を新宿ピカデリーで。
「平場の月」のザックリしたあらすじ
妻子と別れて地元埼玉に戻ってきた青砥(堺雅人)は、平穏な日々を印刷会社への再就職で得ていました。ある時病院内のコンビニで働く中学時代の同級生で初恋の相手だった須藤(井川遥)をばったり出会い、お互い親交を深めるのでした。
しかし須藤が病気になり介護をする青砥は須藤にプロポーズするのですが、須藤はそれを拒否。青砥は何故かと疑問に持ちながらの1年後の約束を取り付けるのでしたが…..。
本映画は中年(設定では主人公は50歳)の男と女の生きてきた人生の機微を深く取り上げています。
鑑賞後の感想
・若い頃はほとんど洋画専門だったようん気がするのですが、年をとったのでしょう、邦画もいいなと思うようになりました。この映画はその気持ちを一層強くさせてくれました。
・先日観た「恋人たち」という映画でも出演していた名脇役の安藤玉恵がまた出ていました。いやはやビックリ。須藤の同僚のコンビニの店員役です。ただし売れていると言っていいのかどうか微妙な感じではあります。

・堺雅人は普段ニコニコしている印象がありそれは目が少し垂れ目のせいと口角がスマイル状に上がっているからです。しかし、今回はその風貌でアダとなったかなと思ったのが慟哭するシーン。泣いているんだか笑い泣きしているんだかわからない表情でイマイチ。また驚くシーンではやたらと目を大きくするのでこれもワンパターン。堺雅人は嫌いな俳優ではないのですが堺ファンには申し訳ないですがちょっとキツめの感想となりました。
・青砥の中学時代の同級生の江口役で大森南朋が出演していましたがほかの同級生から浮くほど個性が際立っていました。
・共演の井川遥は役柄のせいか実にほっそりとしていました。昔はもっと色気のある女優さんだった記憶がありましが見事に消えていました。
・あらすじには書いていませんが青砥と須藤の関係だけでなく周囲の大人関係も含めて人生っていろいろあるんだなぁと感じさせてくれる映画になっています。人生って本当人と人の関係性で成り立っているですね。私はそれを煩わしく思うほうなのでなるべくその人間関係を少なく済ませたいのですが、たとえそうであっても一人では生きていけないわけで。
・青砥と須藤の中学時代の回想の演技では子役を使っているのですが、以前観た「秒速5センチメートル」の子役たちに比べて演技がイマイチだったのは残念。観ていてこっちが気恥ずかしくなりました。
終わりに
・封切り映画なのですが映画館会場では50%入り程度でした。やはり中高年が多かったかな。それでも観て良かったと思う映画です。なんだかしみじみしてしまい本当年をとったなぁと感じました。最近なんだかしみじみすることが多いです。秋だからかな。















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