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最近何となく映画を観たい心境でいろいろネットで調べて見たのですが帯に短し襷に長しといった感じでズルズル。
そこでいろいろレビューを見ていると「面白い!」とあった邦画を観ることに。
そのタイトルは「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」です。
映画館は私の好きな新宿ピカデリー。
超ザックリな「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」のあらすじ
ある殺し屋組織の命令でチンピラを殺すことになった若い女性2人の殺し屋はそのターゲットを見つけたと思ったらその場所に別の殺し屋が。危うくその殺し屋に殺されそうになりつつも命からがら何とか逃れたはいいのですがチンピラは取り逃してしまします。
怒った殺し屋組織からその殺し屋は組織に属さない一匹狼の殺し屋でありこの殺し屋を殺す命令を2人に課します。
この一匹狼は今まで149人殺してきており記念すべき150人目の殺人を彼女たちに邪魔されたと怒り双方の壮絶な争いに発展していきます。
女性殺し屋の1人ちさと(高石あかり)とまひろ(伊藤彩織)はこの一匹狼の殺し屋・冬村かえで(池松壮亮)に勝てるのか。
この映画は2人の女性殺し屋の気だるそうな日常生活と超ハードなアクションシーンのギャップが売りとなっています。
また殺し屋組織から派遣された先輩殺し屋入鹿みなみ役にアイドル出身の前田敦子が扮しています。
鑑賞後の感想
冒頭から若い女の子たちのキーキーという甲高い声が聞こえてきてダメだなコリャと思いましたが我慢して観ていると何だか見たことのない拳銃シーンが。
この映画の特徴は何といっても殺し屋の超ハードなアクションシーンでしょう。拳銃、ナイフの使い方、徒手空拳の仕方には目を見張るものがあります。
特に拳銃のアクションシーンは今まで観たどの邦画の拳銃シーンより見応えがありました。
ましてやそれを若い女性が演じているのですから驚きです。
特にまひろ役の伊藤彩織は何か格闘技をやっているのかなと思って調べてみると、彼女はスタントパフォーマー、女優でした。
キングダムにも出演していたそうでいろろいろなアクションシーンはお手もものだったのでしょう。
ただ格闘技好きの私からするともっと足技が出ても良かったと思ってしまいましたが欲のかきすぎか。
一方のちさと役の高石あかりはダンスボーカルグループ出身で現在女優に専念しているようです。
この高石あかりは顔の表情が非常に豊かでアクションシーンは伊藤彩織に負けますが表情の変化、頭の機転のよさは単に役柄だとは言えない素の部分だと思いました。
前田敦子もタジタジです。
監督はこのシリーズ3作目の阪元裕吾です。
終わりに
平日の昼なのに観客はやはり若い層も多かった。
私の学生時代は圧倒的に洋画が主流だったのですが現在は洋画が振るわず邦画が主流になっています。確かにハリウッド映画はそれほど注目すべき映画が少なくなってきたのも事実。大衆向け過ぎて幼稚とさえ言われ、また俳優は若ければいいというのもハリウッド映画の特徴。
1950年代、60年代の日本映画は結構見応えのある映画がありましたが、1970年代になって斜陽化してテレビにその主役を奪われました。そしてそのTVからアイドル歌手が生まれ彼ら・彼女たちが映画俳優の代わりに映画の主人公になったのです。
しかしファン以外は見るに耐えない演技未熟なおバカアイドルたちの映画はやがて飽きられ真っ当な俳優陣たちがまた映画の主流になってきたのは嬉しい限りです。
そう思いながらこの映画はそのどちらに属しているんだろうと考えましたが、それは観た人の判断にお任せします。
邦画がより発展しますように。
もっとも昔の映画俳優も結構おバカな連中がいましたね。特に映画俳優からTV時代劇ややくざ映画の俳優になった人たちに多いように感じます。
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