アイキャッチ画像:オムロンヘルスケア
今日はまた杖をつく羽目になりました。
術後15日目に杖なしになってジムへ行ったのですが術後22日目にしてまた杖に逆戻り。
以前は術後2週間以内に内転筋が激しく痛み一歩も外出できない日がありましたが、今回は太もも外側と膝上の筋肉が痛み杖歩行と相成りました。ジムへ行くと脚トレをしなくても痛くなります。
その原因を探るべくいくつか調べましたがある理学療法士の論文を参考にしました。
目次
右人工股関節術後なぜ歩行時に太もも外側が痛くなるのか
ここでは太もも外側とは大腿筋膜張筋とそれに繋がる腸脛靭帯のことです。

右かかと接地から足底部接地時の臀部後方(大転子後方)の痛みの原因
このとき股関節が過剰に屈曲、内転、内旋すると
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大転子後方(大転子外側面)に付着している大臀筋の停止部が伸張ストレスを受ける
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臀部後方が発痛
右立脚中期の太もも外側の痛みの原因
股関節外転筋群(小臀筋、中臀筋、大腿筋膜張筋)の筋力の低下
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骨盤の水平維持困難
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骨盤が左脚側に下制
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大腿筋膜張筋を介して腸脛靭帯に伸張ストレス
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右脚太もも外側が発痛
痛みの改善方法
ヒップアップ(ヒップスラスト)
やはりPT(理学療法士)はヒップアップ(ヒップスラスト)が好きらしい。リハビリ業界ではヒップリスト、筋トレ業界ではヒップスラストと呼ぶことが多いようです。
ヒップスラストは主に大臀筋の筋力アップに効果があるとされていますが、臀筋群全体にも効果があります。

両脚にセラバンド(ゴムバンド)を取り付けお尻を持ち上げる時に両膝を広げることで外転力をつけ外転筋群の筋トレ効果を底上げします。
大腿筋膜張筋、腸脛靭帯でのストレッチ
・フォームローラーを使ってこれらの部位を筋膜リリースします。これは私がジムで毎回やっています。
・テニスボール、ゴムボールを患部に当てグリグリさせる。これは主に臀筋や大腿筋膜張筋に効果的です。痛気持ち良くなってきます。
・マッサージガンを使って患部をマッサージ。これも私がやっていることで効果があります。
終わりに
・太もも外側の痛みの原因はO脚とも関係があります。O脚だと下半身の重心が外側に流れるので常に太もも外側に緊張が出るのです。
・基本的に股関節痛を持っている人はどこのPTも必ずと言っていいほどお尻の筋肉をつけてくださいと言います。これは術後も同様です。臀筋群は股関節の位置や動きを調整している筋肉群ですからこれらの部位が弱くなると股関節の動きも悪くなり、その結果他の筋肉群が代わって作用するのでそれらの部位が痛くなるのです。
・術後はあまり無理しないことが肝心ですが初めての経験なのでどこが自分の限界点なのかわからないことが発痛の原因かもしれません。少しずつ負荷をかけていこうと自分に言い聞かせています。
















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