安部首相の緊急事態宣言は国内外から非難を浴びてすっかり黄昏の人となってしまいました。「手遅れ」「来年の五輪は無理」「人命より経済重視」「リーダー失格」。もう散々です。いずれ「人間失格」なんて言われかねません。
むしろ小池都知事の方がお株を上げている始末。性格がキツイ方がこういう非常事態には適切な人材と言えるのかもしれません。
それにしても人との接触を8割減にするというは無理な気がします。
人との接触8割減は無理な話
コロナ対策で人との接触を8割減少させればコロナ対策となると安部首相は言っていますが、現状は100%無理な状況です。
<人との接触>
3語以上の会話で「接触」と認定されます。
<濃厚接触>
身体への接触以外に「2m以内での会話」が「一定時間以上続く」状態を主に言いますが、一定時間とはどの程度の時間なのかは不明確です。
何れにしてもこれって会社員はほぼ100%無理な話。社員同士や顧客との面会なしには仕事にならないでしょう。それができるのであればリモートワーク(在宅勤務)しているはずです。
自粛対象外の薬局、スーパーなどのお店のスタッフもスタッフ同士の会話はあるでしょうし、場合によっては顧客から色々質問を受ける場合もあるでしょう。小売販売業は接客業でもあるのですから。
テレビやラジオ局はなおさらです。会話しないで放送はできません。それでなくとも「3つの密」の典型的な職場ですから。放送局のコロナ感染者は検査すれば実際にはもっと多いはずです。
また新聞社、雑誌社は取材なしには仕事になりません。この職種も8割減なんて100%無理。
こんな話は会社員や店員など自宅外で仕事をしている人が100%外出自粛して自宅待機して初めて可能になるのです。それでも8割減となるかどうか。
なぜなら自宅でも家族との接触があるでしょうし、食料品・生活消耗品などの買い物をあるでしょう。どうしても人と接触してしまいますから。
逆に人と接触しないでできる仕事を探した方が早いでしょう。
日本人特有の同調圧力頼み?
一方で安部首相による緊急事態宣言とマスメディアのこれでもかという危機感あおりで各店舗の自粛が始まりした。
喫茶店では基本的にスタバやドトール(エクセルシオールを含む)が完全休業。タリーズは一部休業か時短営業。
ドトールに至ってはかつて私がブログに書いたトイレのハンドドライヤーの使用を禁止するとしています。ハンドドライヤーはスタバやタリーズではすでに使用禁止にしていたのですがドトールは平気で使用していました。
ジムも一斉に完全休業です。さらに各飲食店や商店も営業自粛を始めました。
日銭商売の卸売・小売店などは営業したとしても同じ地元の他の店舗が休業しているとなかなか営業しづらくなるのです。
なぜなら「自分たちは休業しているのになんであの店だけが営業しているのか」
「みんなが我慢しているのに」
その結果「あの店も休業すべきだ」という圧力を感じてしまうからです。実際にはその圧力があるなしには拘らずに「自分の店も休業せざるを得ない」とそう感じてしまうのです。
この「みんな」という言葉の暗黙の力が「同調圧力」なのです。
安部首相も日本人ですから日本人であれば政府の指示に従うはずだと日本人得意の「同調圧力」に期待してしまっているのです。
他国ならば全くリーダーシップのない役立たずと言われてしまう首相がかろうじてその立場を維持しているのは同調圧力のおかげなのです。
マスク着用も同調圧力の一つか?
午前9時頃の電車内のマスク着用もかなり高くなってきました。昨日は1車両に3、4人はマスクなしの乗客がいたのですが、今日は私だけでした。同じプラットフォームでは3、4人いましたが。(注:私は常時マスクは携帯していますが咳・くしゃみが出そうもない時には着用しません。)
これも同調圧力なのかもしれません。「みんな」がマスクをしているから自分もしなければならない、と。
咳やクシャミをする人、あるいはしそうな人は飛沫感染防止マナーという意味でマスク着用は必須だと思います。特に満員電車では必須です。
しかし今日西新宿の高層ビル群のビジネス街を歩いていると歩行者のほぼ100%がマスクを着用していたのには本当驚きました。
厚生労働省も「屋外では相当混み合っていない限りマスクを着用の予防効果があまり認められない」と言っています。
やっぱりこれも日本人特有の同調圧力なのでしょうか。
またこれだけの人が歩いているということはいかに日本が在宅勤務(リモートワーク)ができない環境下にいるかということです。遅れてますよ、日本は。本当に。
まとめ
東京が日本がこの未知の新型コロナ感染で今後どう展開するのか全くわかりません。マスメディアは相変わらず好き勝手なことを言っていますが、日本政府は日本国民の従順性のみが頼りなのです。
日本人の同調圧力については私のブログでも何度か取り上げましたが、今回はそれがポジティブな意味で功をそうするか気になるところです。
また超品不足のマクスは近所の薬局のスタッフいわくもう2週間程マスクは入荷していません、という状態です。マスクは効果がある場所でのみ着用しましょう。
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