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地球規模の異常気象の一環で日本も東京も猛暑が続きます。
ヨーロッパでも日本以上の猛暑らしくなかなか収まらないようです。
収まらないと言えばフランスの暴動です。あの17歳の少年を警察官が銃で殺してしまった件。
日本のマスコミももうほとんど報道しなくなってきましたが、この件は非常に根深いものがあるのです。
ヨーロッパではなぜ移民による暴動が起こるのか
ヨーロッパ諸国はかつて世界中を植民地化していました。
特に近場ではアフリカです。アフリカのほとんどの国々はヨーロッパのどこかの国の植民地でした。
第二次世界大戦後そのアフリカが次々に独立していったのですが、独立したはいいけれど大した産業のなくあるとすれば地下資源くらい。経済的に慢性的貧困で多くのアフリカ人はかつての宗主国に仕事を求めて移民となったのでした。
かつての宗主国もまた安い労働力が手に入るので移民を積極的に認めていたのでした。
しかしその結果はどうなったのでしょう。
多くの移民たちは母国にいるよりはマシな生活ができるようになったとは言え、旧宗主国内では満足な仕事を手に入れることができませんでした。
それもそのはず旧宗主国の言語の読み書きが不十分で低所得者層となりさらに家族を持って生まれた子供は貧困家庭のなかで十分な教育を受けることができなかったのです。
旧宗主国の国民はこれらの低所得層の貧困な子供達を差別していました。
そう言う子供たちはどうなるか。
一部は窃盗、恐喝、麻薬の売買など踏み外した道へいってしまうのでした。
これによって旧宗主国の国民はますます移民たちを恐れ憎しみ始めるのでした。
この一連の暗黒の歴史が先頃のフランスの警察官による17歳のアルジェリア人の射殺による暴動へとつながりました。
その暴動はどさくさに紛れてブランドショップ店のドアや窓を打ち破って中の商品を略奪したり路上の車を炎上させたりするのでした。いわゆる鬱憤ばらしです。
これでさらに旧宗主国のフランス人達は以前から持っていた移民たちへの反感・憎悪を増幅させたのでした。
これってアメリカの黒人による暴動と似ていますね。
ヨーロッパのなかでもフランスは未だにアフリカから植民地税をとっていますからタチが悪いのです。
自己主張が激しく何につけ自由を標榜するフランス人は、日本のようにかつての植民地に対して損害賠償を支払ったり謝罪したりすることはありません。
未だに旧植民地から金品を摂取しているのですから驚きです。
参考記事:『貧困アフリカ諸国から未だにカツアゲしているフランス共和国』
ほかのヨーロッパの国々も旧植民地に対しては損害賠償は一切していません。
これらも旧植民地の人々からすると大いなる不満であり心の中で鬱積しているのです。
いずれ日本も移民の暴動が起こる
最近埼玉県内でクルド人同士による暴力事件があり300人のクルド人が収容された病院に集まって暴動が起こったと報道されました。
ネット報道ではクルド人いわく「クルド人は暴動していたのではなく互いの家族・友人に病院に収容されたと連絡をしたらたくさん人が集まっただけ」というのですが。
クルド人は国内に2,000〜3,000人生活していると言われており多くはなぜか埼玉県の川口市や蕨(わらび)市など南部に多いのです。
国籍としてはほとんどトルコ国籍となっていますがクルド人はそのトルコ政府とは敵対しているのです。
そのため難民申請をしているのですが実際は観光ビザで入国しビザが切れると難民申請するというおかしなパターンを繰り返しています。
このあたりが日本政府から難民認定されない原因になるののかもしれません。
一般の日本人にはほとんど知られていないはずです。
そのほか日本には中国人、韓国人、ベトナム人などのアジア系の外国人が多数住んでいます。在日外国人数は400万人を超え、あまり日本に来て欲しくないあのロシア人でさえいつの間にか1万人を超えています。
こういった中で一部の日本人や在日外国人が在日にも選挙権を与えよと運動を起こしています。
しかしたとえば在日中国人に選挙権を与えると中国政府は総動員をかけて中国にとって都合のいい政治家を当選させるべく動き出すでしょう。
中国政府は在日中国人で日本の研究機関(民間、大学等)で仕事をしている中国人に対して圧力をかけてスパイに仕立て上げるのです。
元公安の人の話では在日中国人スパイは2万〜2万5千人いると言われています。この数字を見るとどの程度をスパイというのか、と逆に突っ込みたくなりますが当然のことながら拒否する中国人もいるわけでその場合は「中国にいる家族、親戚に何があっても知らないぞ。」と脅すわけです。
人質を取られてやむなくスパイになってしまうのです。もちろん「共産党万歳!」の点取中国人もいるでしょうね。
やがて扇動的に日本で政局の転覆を起こそうと考える国がでてくるかもしれません。かつてのソ連共産党のように。
ミャンマーとかカンボジアなどアジアにも政治の不安定な国が多々あります。
欧米人の言うダイバシティ(多様性)の結果の移民の暴動
そういった人たちが日本人があまりやりたがらない仕事、たとえばコンビニ店員、建設・解体現場作業員、工場作業、農業、漁業などに従事しているのです。驚くほど多くの国から来日して仕事をしています。
先のミャンパー、カンボジアの他、ラオス、ネパール、スリランカ、パキスタン、ブラジル、ペルー、タイ、インドネシア、フィリピン、インド、バングラディッシュ、モンゴル、ロシアなどの国籍をもつ人たちです。
少子化が進む日本はますます外国人の人手を必要としているのですが受け入れる一般の日本人は一体どこまで在日外国人を把握しているのでしょうか。
日本文化に馴染もうとしている外国人もいれば何年も日本に住んでいるのに日本語も話せない外国人もいますね。
その移民の数が増えるに従って宗教を含む文化の衝突が起こる可能性もあります。
よく欧米人や日本の左派インテリは「日本社会は移民を受け入れないのでダイバシティ(多様性)がなく人間関係が硬直し想像力が生まれない。」といいますが、積極的に移民を受け入れた国の現状はどうでしょうか。
フランスやアメリカはもとよりイギリス、イタリア、ギリシャ、ドイツなどでも移民問題が根深く残り極右派と左派が対立して国政を不安定化させています。
スウェーデンは一定数のクルド人を保護しておりイスラム教国でクルド人と対立しているトルコがスウェーデンのNATO入りを当初拒否していたのもクルド人対トルコが原因です。
つい最近ではスウェーデンやデンマークのイスラムのコーランを焼くという暴挙によりトルコやイランなどイスラム教国と対立するようになったのです。
これも前哨戦としてはかなり前からあったはずです。結局は移民問題なのです。
政治的・経済的不安定から人々はより豊かな安定した国に移動したがります。
日本は日本人が思っている以上に安全な国です。
従っていろいろな国籍の外国人が日本で生活したいと思うのです。
それを日本政府は、日本国民はどう受け入れるのか。これが問題なのです。
日本人の優しさはやがて外国人を甘やかし日本人を日本社会を「いいカモ」として考えるかもしれません。
現実に日本の安価な医療制度を受けるために来日する外国人が後をたたず、なかには日本で生活保護を受けている外国人もいますから。
終わりに
移民問題は政治問題でもあり経済問題でもあり人種問題でもあり宗教問題にもなり得ます。
移民大国のアメリカでは相変わらず人種問題が根深く残りもはや白人対黒人だけの問題ではなく白人対有色人種、黒人対アジア系、白人・黒人対アジア系へと発展しています。
日本も今後移民は増えていくでしょうが専門職(介護、看護、AIなど)に特化した認可を最重視すべきです。
別に移民がいなければ多様性が生まれないというわけではなく、問題は来日する外国人(移民)に対してどう日本社会を理解してもらうかを考えるべきです。
フランスはアルジェリア人などをフランス化(フランス語など)することを「強制すること」で移民化をはかり失敗しています。特に移民2世・3世からの鬱憤・反発には激しいものがあります。
日本は日本文化を押し付けるのではなく「(日本文化を)どう理解してもらうか」で進めるべきでしょう。
強制は反発を招くだけです。
そのためには相手の国の文化への理解も必要になってくるのです。
私のような自己中の人間では難しいですが、「相手の気持ちになって考える」ことが得意な日本人ならそれが可能なのです。
他民族国、移民、差別社会の成り行き、問題をよく捉えられていると思いました。日本もその流れから逃れ切れないでしょうね。