アイキャッチ画像:映画.com
雨の日の週末は映画でしょ。
と言うわけで今日は新宿ピカデリーでインド映画「デーヴァラ」を観てきました。
例によってザクっとした情報しかなく観ました。
少ない情報の1つにこの映画の主演はあの「RRR」で主演男優2人のうちの1人だということ。
超ザックリした「デーヴァラ」のあらすじ
巨大犯罪組織の破壊工作の情報を入手したインド警察本部は特別捜査チームを南インドに送り込みます。
そこでは「赤海」と呼ばれる地域を根城とする4つの村は獰猛な密輸団の巣窟として知られそこに潜入した捜査チームは長老から12年前に始まった壮絶な抗争事件とその中心人物であった赤海の英雄デーヴァラとその息子ヴァラの物語を聞くのでした。
その物語は密輸組織に手助けしていたのはかつてはインド独立運動において海洋で大活躍した男たちの残党たちでした。独立後行き場を失った残党は漁師となったものの貧しい生活から脱すべく密輸組織に加担しやがてそれが生きがいにもなっていたのです。
しかしその密輸品は武器であることがわかりその武器を手にした盗賊たちが村の若者たちを皆殺しにしたと知った4つのうちの1つの村の顔役だったデーヴァラは密輸の手助けからキッパリと足を洗い引き続き密輸の手助けをしようとしたかつての仲間たちと敵対しやがてデーヴェラは家族からも村からも姿を消したのでした….。
主演のNTR・Jr.(RRRで幼い妹を救おうとした男性)がデーヴェラとヴァラの一人二役を演じています。
鑑賞後の感想
インド映画は通常は始まりと中間と終わりに陽気なインドダンスを挿入するのですが今回は途中にヒロイン役とデーヴァラがダンスとするシーンが出てくる程度であの壮大で楽しいダンス(時にはウザクドいけど)が今回は観られませんでした。
物語の内容もどちらかと言うと凄惨でありちょっと重い感じのせいでしょうか。
ヒロイン役の女優が可愛い感じで軽さを出しているのが救いでした。
最後は「え〜っ!」そうだったの、となります。
上映時間は172分とインド映画ならではの長時間で私は当初72分だと勘違いしインド映画にしては短いなと思っていたらなかなか終わらず後で見間違いと気がつきました。
やっぱりインド映画は長かった。しかしその長さを感じさせないのがインド映画でもあります。私の左腰方形筋の痛みはこの時ばかりは忘れ去られていました。
終わりに
客席はほぼ満席で老若男女が同等の配分でしたが、私の隣は結構な高齢者(80歳くらい?)でじっと座っていられないのかよくモゾモゾして体を動かしそのたびにそのオジイさんの肘が私の上腕にあたるので映画に集中できないことがありました。
相変わらず体を張った派手なアクションシーンは見ものです。
しかしイントロ画面はアメリカの配給会社の紹介すをるときに出てくる自由の女神像のような感じで男性が出てきてその周囲に後光が差すよう映像は何だか宗教映画のような気がしました。さらにその男性がもう20年前になくなった日本を代表する演歌歌手だった南春夫に似ていたのでびっくり。
そういえばインド映画を観ていると昔の時代劇を含む日本映画のような感じがあるのです。そのストーリーには戦争、暴力、貧困による艱難辛苦と正義が貫かれているような。アンチ英国とアンチ米国の影響かな。
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