生活

ショーン・ダフィ警部補シリーズに旧統一教会の文鮮明の名前が

学生時代からいつも間にか夜布団に入ると本を読む習慣がつきそれが現在でも続いています。

無職になって以来本が本棚の中の本しか読まないようにしていましたがさすがにそれも限りがありとうとう苦手な古本屋で本を購入することに。図書館も本は手垢がつき放題で問題外。

背に腹は変えられずとうとうブックオフで古本を購入することにしたのは今からはや数年前のこと。

北欧の海外ミステリー本にハマって新刊(文庫本)を読むとシリーズの最初から読みたくなるのが常です。

ただし翻訳物は翻訳者のコストも入っているので和本より高くブックオフを利用することに。

それ以来ブックオフは毎週のようにお目当ての本が本棚に載っていないか見に行っています。

今ハマっている本は刑事<ショーン・ダフィ>シリーズ

今読んでいる本はエイドリアン・マッキンティの刑事物です。

最初は5巻目の「レイン・ドッグス」をブックオフで買い、読んでみるとハマってしまいました。

それ以来1巻から4巻まで読み現在最新刊の6巻目を読んでいます。

1〜6巻中3巻はブックオフで見つかったのですが残り3巻は何週通っても見つからず止むを得ずジュンク堂で購入しました。文庫本1冊で1200円から1800円しますので私のような無職の人間には厳しいものがあるのですが読みたい衝動の方が優っていました。

舞台は1980年代の北アイルランドのキャリングファーカスという街。

北アイルランドはイギリス領になってからイギリスから移民していた多数のプロテスタントともともとその地に住んでいたカソリック教徒のアイルランド人の紛争が絶えない土地柄。

名前だけは知っているIRA(アイルランド共和軍)とUDA(アルスター防衛同盟=プロテスタント右派組織)やUVF(アルスター義勇軍=プロテスタント系テロ組織)にUDR(アルスター防衛連隊=イギリス軍予備役)が加わった紛争(北アイルランド紛争)の中で警察に敵対する多くのたくましい住民とともに生活しながら犯罪捜査を日々命がけで行っている姿を描いています。

主人公は切れ者なのですが知的ですがどこか皮肉屋で大人になりきれず身体的にも日本人と似たようなどちらかというと小柄で痩せ形の体形です。

さらに北アイルランド風土にありがちな(?)酒・タバコをやり、さらに麻薬売人からせしめたり警察の証拠物件保管庫入りするべきコカインをせしめて自宅に隠して吸っている実に肉体的・精神的不健康な生活を送っているカソリック教徒。

ほとんどプロテスタントの警察署の中で異端扱いされさらにIRAからも裏切り者扱いにされ常に命を狙われている変人でもあります。

しかしそこにはあらゆる住民を巻き込んだ北アイルランド紛争の最中であることがその不健康さ・異常さが日常的なものとしてどこか正当化されています。

舞台が1980年代というのも気になるところで当時はやっていた音楽やブライトンでのサッチャー首相暗殺未遂事件(IRAのホテル爆破事件)などが出てきて、1983年半年ばかりイギリスのブライトンの英会話学校に通っていた私にとってなんだか身近な本でもありました。

北アイルランドには行ったこともなく英会話学校でも北アイルランド紛争の話は出ませんでした。

ただし本を読みながら犯罪者を推理していくのが好きな本格的推理マニア向きではないでしょう。

なんというのか私にとって最後まで飽きないで読ませてくれる本なのです。

また海外本に共通しているのですが1冊500ページ前後もあります。このシリーズ本も同様で最新巻は590ページあります。

どうして海外本はページ数が多いのでしょうか。誰だったか日本人と欧米人の体力の差ではないかとも。あるいはタイプライターとペンの違いでしょうか。今はどちらもパソコンでそれに費やす体力は同等なはずなのですが。

ショーン・ダフィシリーズに統一教会の文鮮明の名前が

第何巻だったかおそらく4巻目の「ガン・ストリート・ガール」だったと思いますが、途中で「統一教会」という言葉が出てきて「統一教会」?。なんだか聞いたことがある言葉だと思っていたらなんと「文鮮明」という名前が出てきたのには心底驚きました。

1980年代北アイルランドでも統一教会は出張っていたのでしょうか。

もちろんネガティブな意味で書かれていましたが、キリスト教として創立してもその教義からキリスト教からは異端扱いされていたのでこの地においても問題外な存在と想像できます。

しかし反日教団なのに日本でも信徒を増やしたのですから紛争中の北アイルランドでも少数ながらも信者がいたのかもしれません。

それにしてもなぜ反日教団の旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)に日本人が信徒になったのでしょうか。

旧統一教会創始者文鮮明の御言選集

文鮮明の発言をまとめた「御言選集」という本が韓国の成和出版社(現天苑社)から出版されています。その中には明かな日本憎悪の感情が噴出しています。

・昭和天皇を暗殺する

・日本の女は男の寝床に這いつくばる

・日本の天照大神のルーツは韓国にある(百済の2番目の女王が日本に逃れて天照大神になった)

・吉田松陰、西郷隆盛は韓国人(彼らの生地が地理的に韓国に近いと理由かららしい)

などなど。これらは講談社のネット記事に出ていました。

こんな教団にどうして日本人が入信したは定かではありませんが、これらの選集は韓国語版しかなく日本語版はないということです。

おそらく韓国信者用で日本信者用には別の教義本があるでしょう。

初めからこのような教義を教えられて入信する日本人はいたとしても反社会的な人だけでしょう。

権力に弱く大人しい日本のメディアが珍しく今でも取り上げており、さらに旧統一教会2世が表に出てきて旧統一教会といろいろ裁判沙汰を起こしていますが相変わらず政界は後手後手に回っています。

お坊ちゃんで超優柔不断の岸首相ではとても解決できる問題ではありません。

早く「現」から「前」になってほしいものです。

終わりに

エイドリアン・マッキンティのショーン・ダフィシリーズにハマったのはマーク・グリーニーの「暗殺者グレイマン」以来です。

グレイマンシリーズもほぼ全巻読みました。

この本は映画化もされ好評につきパート2も決定され、私もこの映画(ブログ参照願います)を結構面白く見ました。

最近顕著な目の疲れは小さい文字でパソコンの見過ぎと本の読みすぎで、その影響がブログ作成の遅れにもなっているので気をつけないと。

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