先日観た映画「グリーンブック」から触発されて2007年に出版され読んだ本をまた読み返してみました。
「なぜ朝鮮民族は日本が嫌いなのか」(杉山徹宗著)です。
映画が人種差別がテーマだったのでそれから在日、韓国と連想したのです。この本や他の本を参考にしながら色々考えてみました。
目次
では、なぜ朝鮮民族は日本が嫌いなのでしょうか。
倭寇の出現
前期倭寇:14-15世紀初めの対馬・壱岐・松浦・瀬戸内海沿岸の土豪や零細農漁民による
朝鮮半島は「高麗」王朝時代(936-1392年)で、1259年に元が高麗を支配し、1368年に元が明に敗れます。この時期に前期倭寇が100年にわたり朝鮮半島を荒らします。
注記)奈良から平安時代にかけて、九州沿岸及び中国地方を襲ったのは、朝鮮民族である「新羅や高麗の賊」でした。つまり、倭寇はこれを真似たのです。もちろん、このことは、韓国の教科書には記載されていません。
豊臣秀吉の朝鮮侵略(後期倭寇)
いわゆる第二の倭寇です。当時秀吉が巨大帝国の明と戦争をしようとして朝鮮半島を無断で通過しようとして引き起こした侵略です。
日本では、「文禄・慶長の役」、韓国では「壬辰・丁酉の倭乱」と呼び、1592年と1597年の出来事です。
当時の朝鮮は李氏朝鮮の時代で、明の冊封体制ある国(明の屬国)であることを知らず行った蛮行でした。物資補給のために数々の略奪をしたのでした。その中には、唐津焼や薩摩焼などの陶工なども含まれています。
明の軍隊が来て秀吉の軍隊を追い払ったのですが、明は、その時国土の割譲を求めませんでしたのでますます明贔屓、日本憎しとなったのです。(まあ、明には明の事情があったようですが。)
また、2度目の朝鮮出兵では、日本軍の雑賀衆が「非は秀吉側にある」と朝鮮側につき、得意の鉄砲で散々秀吉側軍隊を苦しめたようです。
全くおバカな秀吉としか言いようがありません。
朝鮮国王の妃である閔氏(みんし)の殺害
日清戦争後、日本は三国干渉により朝鮮半島から勢力後退を余儀なくされ、これにより朝鮮は閔氏と外戚政権はロシアと組んで排日運動を展開、これに危機感を持った日本公使の三浦梧楼(ごろう)は、数十人に命じで閔妃及び宮廷女官たちを暗殺。しかし、王宮にいた外国人に目撃され国際的非難を浴びるも、裁判では証拠不十分で全員無罪。
これに怒った朝鮮人が暴動を起こし一年後ようやく鎮圧。何をしているんだ日本人!
3・1独立運動の弾圧
1918年アメリカのウィルソン大統領は、ソ連の共産主義に対処するために「戦後処理の原則」として14か条を提案。その中に「民族の自決」があるが、自国が植民地としてもつフィリピンやプエルトリコなどの独立は許さないとしている。
この「民族の自決」に飛びついたのが朝鮮人で1919年2月、日本に留学していた学生たちが東京で「独立宣言」を発表。3月1日には朝鮮の各地で運動が始まり、これを日本が鎮圧。報道管制もしかれ朝鮮人の一部の騒動として片付けられほとんどの日本国民には知らされなかった。
注記)日本の教科書にはほとんどこの事件は書かれていません。
犯罪即決例(1910年)
正式の裁判を経ずに、憲兵の判断で被疑者を処罰できる権限のことです。ただし、これは、「三ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金・科料の刑」に限定されていますが、交通違反の切符を切るのとわけが違います。
想像ですが、かなり憲兵の独断があったのではないでしょうか。
創氏改名(1940年)
苗字(名字)を日本風に改名させることです。改名しないと「非国民扱い」や就職に影響があったりしたので、最終的に韓国人の80%が改名したのです。
私はあまり先祖代々なんて発想は全くないのですが、いきなり韓国の名字になることを想像するとやっぱり嫌ですよね。
欧米系外資歌会社で働く日本人を含むアジア人には便宜上ビジネスにおいてのみ欧米風の名前をつける人がいますが、それとは全く異なります。
しかし、はるか昔朝鮮人は中国にあやかって名字を中国風に変えているのでした。やっぱり中国はよくて日本はダメなんでしょうね。
微用工・従軍慰安婦
これは今日韓で問題になっているので多くの人は知っていると思います。
一応、1965年の「日韓基本条約」で総額5億ドル(1ドル=360円)の「経済援助」(賠償ではありません)で解決されたことになります。(ただし、そのうち2億ドルは返済義務のある貸付金でした。)
つまり、「両国間及び国民の間の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」です。
これによって韓国政府は国民個々人の賠償請求権も含めて放棄したのです。
一方、韓国の裁判所は、判決は「日本の不法な植民地支配への慰謝料だ」と指摘しました。
韓国の新聞記者の中でもこの問題は解決していないという人がいるようです。その理由は、当時の判断に問題があった、というもの。つまり、当時の大統領である朴正煕(パク・チョンヒ)も性急すぎたというわけです。
当時はアメリカがベトナム戦争へ本格介入する時で朝鮮半島よりもベトナムに集中したい意向があり、日本に援助を肩代わりさせたいのが本心だったようです。従って、この日韓基本条約にはアメリカも噛んでいるわけです。
この点でいうと韓国は、国と国の判断の問題があれば、それをひっくり返してもいいという考えがやはり韓国人にはあるようです。
朴正煕がダメであるなら誰が良かったのでしょうか。日本人が朴正煕を選挙で選んだわけでもないのに日本は誰と交渉すればよかったのでしょうか。
今しばしば出てくる韓国人の「正義」という言葉は、残念ながら韓国国内のみしか通用しません。また、国際的にも通用しないことを彼らは自覚していないようです。
従軍慰安婦についてはいろいろな事実を積み上げていくと実際にあったのでしょう。そんな事実はないという人とあったという人がいますが、火のないところに煙は立たないのですから。
しかし、解決に向けて日本が動いても韓国の市民団体の「謝罪しろ」の一点張りでは何も解決しません。
また、韓国社会自身が現在でも韓国女性のセックスワーカーの問題が存在しています。国内ばかりか、日本を含む諸外国に韓国人のセッスクワーカーがいるようです。「セックスワーカー in 韓国」の記事も合わせてお読みください。
韓国国民の団結のため
大韓民国は日本統治から独立してできた国です。独立後も独裁政治から民主政治に変わってまだ日が浅いのです。長い間階級制度による身分差別、権力者の強い権限などでがあり、それに対する反発の一つに反日、抗日があるような気がします。これを叫ばないと国が一つに団結できないのでしょう。
韓国は韓国人同士が嫌いあっているところがあります。「日本、日本人は嫌い」と言いつつ本音のところでは日本を認めているのです。
そうでなければ、小中高と一貫して反日教育をしている世界でも稀な国なのに年間700万、800万人もの韓国人が日本に観光に来るわけがありません。
マスコミが反日を煽る
韓国のマスコミ自身は、反日記事を書くことでどこか溜飲を下げているところがあります。それを真に受ける韓国人がいるわけです。
また、韓国の市民団体には北朝鮮系、中国共産党系もあり、韓国国民を反日に煽る運動をしていると言われています。感情の起伏の激しい韓国人はそれに煽られている部分もあるでしょう。
さらに韓国では反日問題は「聖域」になっており真実を書くと親日派とみなされ政府、国民から吊るし上げを食うのです。そのため韓国のマスコミはなかなか真実を書く勇気がないのです。
一方、日本の一部のマスコミは、それに煽られて嫌韓の記事を載せる傾向があり、特にフジサンケイグループの記事はそれが突出しています。もっとも朝日新聞のように南京大虐殺や従軍慰安婦問題で「事実に反する」記事を書くマスコミもあり、日韓合わせて「ジャーナリズム」をもう一度勉強したほうがいいと感じます。
以上が朝鮮民族が日本を嫌う主な理由ですが、実際はもっと複雑なようです。
それは、朝鮮半島は歴史的に長い間ほとんど他国に支配されてきたからです。
2000年間他国に支配され続けた朝鮮民族
箕子朝鮮(きし)(BC1120-cBC194):殷王朝の貴族胥余(しょよ)が始める。いわゆる「伝説」の時代。韓国では、胥余が朝鮮人と教えられています。
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衛子朝鮮(えいし)BC194-BC108):燕人の衛満が始める。韓国では、衛満が朝鮮人と教えられています。
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漢四郡・楽浪郡(〜4世紀初め):朝鮮半島の西半分は漢民族が支配。
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高句麗・任那・百済・新羅:新羅は唐の冊封。
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高麗(918-1392):唐、北宋、契丹、金、元(モンゴル)に服属
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李子朝鮮(1392-1910):清に服属
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日韓併合(1910-1945):日本に服属
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大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国(1948-)
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朝鮮戦争(1950-1953):アメリカ、ソ連、中国の介入
伝説(かもしれない)「箕子朝鮮」時代を除いても2000年の間ずっと他国の支配を受けていたわけです。
こららが朝鮮民族に「恨」の性格が形成されたのは間違いありません。
本来であれば、上記の歴史を見れば朝鮮民族は日本より中国に対して強く「恨み」を持っているはずですが、中国があまりにも巨大で長年服属してきたのでなかなか言えません。また、なんでも漢民族の真似をしてきたのですっかり飼いならされた感じもあります。特に儒教は朝鮮半島に浸透し、それが朝鮮人の人格に多大な影響を残しているようです。
このように朝鮮人は日本人が思っている以上に複雑な人格を形成しています。悪く言うと「屈折」しているのです。
例えば、「シン(浮かれる)」、「シンミョン(興に乗った愉快な気分)」、「シンパラム(得意満面に風を切ること)」という韓国語があります。
お酒や歌、踊りは入ると一時的な高揚と衝動で強烈なエネルギーを発し突っ走ることが韓国人の性格の特徴です。
また、ウリ(我々)とナム(他人)の差別が非常に激しいのも朝鮮人(北・南)の特徴です。
つまり、ウリであれば、親愛の情を示しあらゆる便宜を図るが、ナムの場合は全く無視するという体質です。
例えば、ウリ(健常者)とナム(身体障害者)では、ウリはナムに対して非常に差別的(冷淡)となります。
こういった体質ゆえに朝鮮人の出身地によっても朝鮮人同士激しい差別が生まれるのです。韓国の前・元大統領が何度も現大統領によって刑務所に入れられるのもこのウリとナムの関係があると思います。
韓国人が一番嫌いな国は日本ではなく自国である韓国であり韓国人なのです。
また、人種的にはモンゴル系(ツングース系)の遊牧民族である朝鮮人の性格はもともと、感情の起伏が激しいのです。
いずれにしても韓国人は過去に決まったことでも自分が納得しなければそれを平気で覆すことがあると覚えておいてもいいでしょう。
しかも自国の歴史を「事実に反して」非常に美化する性格がありこれが日本との歴史観の違いとなって現れます。
しかし、自戒を込めてですが日本人はもっと歴史を学ばなければならいと思います。歴史は繰り返しませんが、現在と未来の現象に対して参考になることが大変多いのです。
自国の歴史はどの国も程度の差こそあれ自国に都合のいいように書く場合はあるので色々な歴史書を読む必要があります。
また、朝鮮半島が日本の植民地になっていろいろ屈辱的な目にあったことは事実として覚えておく必要があります。(たとえ韓国が日本の経済・技術援助で発展してきたという事実があってもです。)
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