直近のデータでは完全失業率が3%越えになりましたがこれは正確ではないはず。実際はもっと多くの人が失業状態でしょう。
コロナ禍による「にわか失業者」を含めていないのです。
もっとも欧米を含めた諸外国では完全失業率など5〜10%前後なのではないでしょうか。
先日テレビのニュース番組でまだ20代とおぼしき男性がコロナで年収が130万円減って1日1食の生活をしていると話していました。
何の仕事をしているのかはいつものようにテレビは流し視聴なのではっきりせず。
しかし1日1食なんてよくできるなぁと感心してしまいました。
私などは自分の経済事情を照らせば1日2食でもいいはずなのに毎日3食しっかり摂っています。
特にジムへ行く日は昼食(外食)もしっかり摂ります。
そうしないと筋肉がつかないからです。第一お腹が空いて夜まで持ちません。
この男性の場合はまだ若く体力があるからできることなのです。また見た感じ肉体労働ではなさそうです。
自宅での仕事であれば空腹をおさえるためになるべく外出を控えるはずです。そうすると長期には下半身の衰えが出てくるでしょう。
もっとも高齢者でも食が細くなって1日2食になったり、下手をすると高齢でなくとも1日1食の方が調子がいいという人もいます。
これには医師や栄養士の方たちにも異論があり肯定的な人もいれば否定的な人もいるのです。
私はその人が健康的に生活できるのであれば1日1食でも構わないと思いますが、筋肉が減少していくことは間違いありません。
高齢であればサルコペニア(加齢による筋肉の減少)になりやすくなります。
特に高齢の女性にこの症状が多いのはもともと男性に比べて筋肉量が少ない上に(筋肉を刺戟する)運動量が少なく食も細くなってタンパク質の摂取量が減ったからです。
経済事情の再検討が必要な私がなぜ1日3食しっかり摂るかというと、先述の通り筋肉量の問題が一番ですが、2番目にはやはり健康問題です。
運動と栄養素のバランスが良ければ病院のお世話になる頻度は少ないはずです。そうすれば医療費の削減にもなり中期・長期な目で見ると経済効果があるのです。
だからと言って私は別に長生きしたいからではありません。自分の認知症の母親を見て、長生きは罪だとさえ思っていますから。老後にかかる医療費を極力最小限度にしたいからです。
長生きしている人だって長生きしたいと思っている人は少数派ではないでしょうか。「長生きしてしまっているので仕方がない」と思っている人の方が多いのでは?
先の1日1食の若者もいつまでも若いわけではないわけで、できるだけ早く最低でも1日2食にすべきでしょう。
さもなくば筋肉はどんどん落ちていきます。老化はすでに20歳前後から始まっており筋肉の減少も同時期から起こっているのです。
20代はまだ元気があって本人の自覚ある無しにかかわらずいろいろ活動しているので筋肉の減少が目立たないのです。また減少カーブもゆるやかです。
ところが個人差はありますが60歳前後からその減少カーブが急になってきて80代になるともう急降下です。
適度な筋トレは筋肉の減少を防ぐとてもいい運動なのです。
私がかねがね言っている「貯金より貯筋」なのです。
それにしても1日1食の人は先述の男性ばかりではなく1日0食で水を飲んでしのいでいる人もいるに違いありません。
また雨風しのぐ家もなく野宿をする人もいます。
それに比べると私はまだまだ恵まれているのです。(比べてはいけないが)
彼らのような人を見て自業自得と言うのは簡単ですが、それぞれの人生において私とは全く異なる経験をしてきたのでしょう。
施設育ち、シングルマザー、貧困や退学による無学歴、親によるDV、障害者、….
野宿する彼らは明かりのついたビルや家々を見て何を思うのでしょうか。
なぜ自分はこうなったのだろうかと自問自答しているのでしょうか。
救済を必要としているのでしょうか。
「誰か助けてください」と声を出して言えるでしょうか。
自殺しようとは思わないのでしょうか。
家族に連絡は取ろうとは思わないのでしょうか。
そもそも家族と言える人たちはいるのでしょうか。
だんだん他人の目は気にならなくなるのでしょうか。
今日は何月何日と言えるでしょうか。
今年は令和何年と言えるでしょうか。
きっと明日はいいことがあると思えるでしょうか。
私はあなた方に何もしません。
私は冷たい人間でしょうか。
明日は我が身なのに。
この記事へのコメントはありません。