社会

ゾンビ化するキレる老人!図書館でわめく

いつも英語を勉強しに行く都心の閲覧室の広い図書館ではなく都下の小さな図書館へも行くことがあります。

喫茶店でブログ記事がうまく書けない時やうるさい時などに気分転換にこの図書館へ行って記事を見直したり雑誌や新聞を閲覧したりしています。

図書館にキレる老人現る

先日この図書館で「キレる高齢者」を見ました。70代と思しき男性で青色のTシャツにジーンズ姿だったと思います。髪は真白で落ち武者のような禿げ方をしていました。

カウンター席でブログ記事をチェックして雑誌を読んでいるとシンと静まり返っている図書館内に時折大きな声が聞こえてきます。

「もっと綺麗に写るコピー機はないのか」と言っているようですが、静かに話したりもするので実際は何を言っているのかよくわかりません。

中年の女性図書館員が対応して

「ここではお客様が満足できるような設備はありません。」

とか言っているようです。

次第に高齢者は激怒してきて

「上司を出せ!」と怒鳴り始めます。

女性図書館員は

「誰が来ても同じ答えになります。」

と一歩も引きません。

その間、ああだ、こうだと色々言ったいるようでしたが、

どうも図書館の常連らしく毎回新聞を1時間以上かけて読むとかその理由やら自分の現状やら社会のことやらを長々と話して「もっと綺麗にできるコピー」と異なる会話をして本質から脱線しています。

この老人はそれに気がついているのかどうかわかりません。

しかしここでその女性図書館員は、少し対応を変えて

「おっしゃる通りです」「はい」「そうですね」

と言葉使いを変えて「聞く姿勢」になってきました。(元から聞いているんだけど)

この賢明な女性図書館員も気がついたのでしょう。

この高齢者が

どうも「貧困」で「独り者」で「孤独」で普段「誰とも会話しない」キレる老人なのであまり逆らわない方がいいと。

私は延々と続く会話にうんざりしてさっさと退出したのでその後そうなったかわかりませんが、退出時その中年女性図書館員の横に2人の若い館員がこの女性図書館員と同様起立して神妙に話を聞いているのを目にしました。かなり緊張している様子。

こういった「キレる老人、高齢者」が社会問題化してかなり時間が経ちましたが65歳以上が人口の1/3になる日本において今後その数は増加の一途をたどるでしょう。

こういうゾンビ化した老人、高齢者にならないために

・友人を作りましょう

・地域社会とつながりを持ちましょう

とか盛んに言われますが、それができたら苦労がないという話です。

また、こういった老人は上記のような環境が苦手なのです。

かくいう私もそうでこの老人は私の5年、10年後の未来像なのかもしれないと思うとゾッとします。

話し相手はいた方がいい

強がりでもなく私は一人暮らしで満足しているのですが、話し相手はいた方がいいとは思います。

その理由は、誰とも話さないと声帯が劣化するからです。俳優や声優は年を取っても声に張りがありますが、それは常に仕事で発声練習をしているからです。

独り者の私は退職後ものだけでなく人も断捨離しているので日常会話する相手がいません。従って声がかすれる時があったりなかなか思ったことがすぐ言葉にならないことがあることに気がつきました。

これは、会話は一種の脳と声帯の神経交流(キャッチボール)なので普段から会話をしていないと神経経由の信号伝達が遅くなるのです。

そのためというわけではありませんが、普段私はNHKの英語テキストを週5日は音読をしています。これは脳に刺激を与え英語の勉強にも声帯の劣化防止にも役立ちます。

会話は以前は登山用品店のスタッフと結構話したりしていましたが、最近はもう会話する内容がなくなり、つまり私も登山用具のことは段々わかってきたので会話する必要がなくなってきたのです。

しかし日常会話は脳や声帯の劣化を防ぐ為だけでなく気分転換にもなり必要なことだと思います。

ただし、別に人と話さないと孤独になるからというわけではありません。肉体的に体内の器官が使わないと劣化するということです。

高齢者こそ体のあらゆる器官を使うべき

筋トレと同じです。使わない筋肉は加齢に従ってどんどん劣化していきます。特に60歳を超えるとそれが下半身に顕著に現れます。

高齢者こそ体のすべての器官を動かすべきなのです。

肉体の器官を縦横無尽に使うことによって短い自身の介護の必要期間で亡くなることができるのです。

平均的な介護要の期間は男性9年、女性12年となっています。この違いは寿命の違いです。

9年間も介護されて死ぬなんて考えただけでも嫌になりますね。

筋トレは筋肉を作るだけでなく脳にも刺激を与えます。水泳、自転車、登山、水泳などの有酸素運動は心肺機能を高めます。

合唱なども心配機能を高めてくれるのではないでしょうか。

ぜひ、体を、体の器官を動かしましょう。

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