筋トレしていると、体臭が臭ってきます。特に蒸し暑い夏場は。筋トレ後トレッドミルで有酸素運動しているとさらに体臭がきつくなります。完全に自分で「臭っさ〜!」と自覚できます。
さらに、何度も使っていると、家で洗濯してもなかなか臭いが落ちなくなってきます。いろいろ調べてみると、どうも疲労によって臭いがきつくなるようです。
筋トレの臭いの原因
乳酸
筋トレなどのハードな運動をすると当然疲れます。そうすると、体内で乳酸が生成され、汗と一緒に体外へ排出されると、雑菌によって分解され、「ジアセチル」という臭いの成分を作ります。
アンモニア
疲労すると肝機能が低下し、血中のアンモニア濃度が高くなります。これが汗と一緒に体外へ出て「アンモニア臭」となります。
アンモニアは、タンパク質の摂取→腸管内アンモニアの生成&窒素へ変換→肝臓で尿素に変換→腎臓で尿に変換→排出 となります。
肝機能が低下するこのシステムが崩れて、アンモニアの血中濃度が高くなって汗と一緒に排出されて臭うわけです。
また、骨格筋や脳でグルタミンが生成→腸管、腎臓、肝臓などでアンモニア+グルタミン酸に分解。このシステムでもアンモニアが生成されます。
アンモニアと乳酸が汗と一緒に体外に排出されると、皮膚に生存する雑菌(微生物)によって分解されて、その排泄物が「悪臭も源」となります。
ただし、汗は基本ときにほとんど水分なので無臭です。
汗腺には、「アポクリン腺」と「エクリン腺」があり、アポクリン腺が皮脂や臭い物質を出し、エクリン腺が体温調整のための汗を出します。
トレーニングウエアは、速乾性、吸湿性を信条としているので「合成繊維」でできているのがほとんどです。綿と異なり、通気性がよく酸素を提供(供給)しやすくなります。これが雑菌が温存、繁殖しやすくしているようです。したがって綿(コットン)は繊維の中に臭いを閉じ込め、洗濯で洗い流せるので臭いがあまりつかず、合成繊維(ポリエステルなど)は臭いがつきやすくなります。
どうすれば消臭できる?
これにはにろいろなやり方があると思いますが、一般に言われているのが、「酢」「重曹」「ミョウバン」「レモン汁」をお湯に混ぜて一定時間混ぜておくというものです。その比率はまちまちで自分で試してみるしかないと思います。
私は、この中で「酢」を使っています。
洗面台の中にお湯を入れ酢を混ぜて20分ほど浸け、その後洗濯機で洗っています。確かに効果がありました。
その後筋トレ後は毎回酢入りのお湯につけています。
お湯:酢=10:1でも効果がありました。部屋干しなので、太陽光を浴びた方がもっと効果があるのかどうかわかりません。
ちなみに洗剤は、「中性洗剤」より、「弱アルカリ性洗剤」の方がいいようです。
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