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12月中頃から各駅で郵便局の人たちが年賀状を販売しているのを見かけました。もはや一種の風物詩ですね。まだノルマがあるのでしょうか。以前ノルマのために自腹で年賀状を購入していた社員もいたとか。胡散臭い日本郵政のことですから「もうそんなノルマはありません」と言うでしょうね、きっと。
年賀状が3通届く
私は元々年賀状など10通程しか出さなかったので毎年ほぼ同数の年賀状しか届きませんでした。断捨離を初めて丸4年が経ちその一環として年賀状も出すのも完全にやめています。それでも今年3通の年賀状が届きました。
大学時代の友人、北海道の友人、2社目の元上司の3人です。
筆マメなのか年賀状そのものが好きなのか、あるいは惰性的な生活をしているのかよくわかりません。
年賀状は元々年始の挨拶ができない遠方の人のために平安時代から始まったとされています。長い歴史があるのですね。それにしても古い。
しかし時代とともにその習慣も変わってゆくのです。
年賀状減少の原因
年賀状が減少した原因はメールやSNSの普及と言われていますが、それだけではありません。やはり人間関係が希薄になってきたことも関係しています。
以前社会人であれば学生時代の友人だけでなく会社関係や顧客関係の人たちにも年賀状を出していたのではないでしょうか。しかし業者からのお中元・お歳暮の受け取り禁止をする会社が増えている現在、年賀状という古い習慣が会社間で生き残っていくのでしょうか。非常に疑問です。
会社への忠誠心よりも個人の生活を優先する傾向や転職も多くなって会社が一種の「家族」のようだった時代はとうに過ぎ去ったのです。
さらに非正規社員が急激に増えてきたこともあるでしょう。彼ら・彼女らにとっては年賀状どころではないのです。
またシニアの私でさえ断捨離という考え方も浸透してきています。ましてや若い世代には年賀状は普段ポップスを聴いている連中が演歌を聴くようなものです。
年始の挨拶周りをする人がいる?
それに元々年賀状の発端となった年始の挨拶周り自身をする人が今現在いったいどれだけいるのでしょうか。私は東京で一人暮らしをして以来年始の挨拶周りなど一度もしたことはありません。挨拶周りする人は近所の親戚にするのでしょうか。
昔私の父の会社員時代は会社の上司に年始周りすることはあったようです。私の住んでいた社宅にも若い会社員が正月来てお年玉をもらった記憶があります。
今もこんな上司周りなどやっているのでしょうか。よくわかりません。せっかくの正月休みに会社の上司など会いたくないでしょう。
年賀状は減少すべくして減少してきているのです。
新聞・雑誌も同じ運命
ご存知のように新聞など衰退の一途をたどっています。とっくに「紙」から「電子」の時代になっているのです。
私は長年新聞は取らずにキオスクで買っていました。出張で不在するときや支払いが面倒だからです。退職以来朝刊は買わず夕刊だけ買っています。なぜ朝刊を買わないかというとつまらないスポーツ、政治欄など元々興味がないので読む記事が少なくネット記事で十分補完できるからです。
夕刊はスポーツ・政治・経済欄がほとんどなく紙面数も少なくて50円と安価なので夕食時に読んでいます。紙のいいところは一面で大きく読めるというところでしょうか。またトレランシューズを洗った後の水気を吸ってくれるので読んだ後も役立つのです。
しかし、それもそう遠くない時期に卒業する日が来るでしょうね。
週刊誌・月刊誌などの雑誌は100%立ち読みです。買って読みたいほどの内容はありません。
本好きだった私も経済的理由から本は極力購入しなくなりました。せいぜい月1冊くらいは買っているのではないでしょうか。
図書館からは借りません。いぜんブログでも書きましたが誰が唾をつけているかわかったものではないので。
正月を一人で過ごすのは孤独?
年賀状とちょっと話は変わりますが、社会人で一人暮らしをしている人が正月も一人で「部屋にこもっている」という話を聞きます。私は東京あたりでは一人で正月を過ごす社会人は結構多いのではないかと勝手に思っています。
あるいは国内外へ旅行に行ったりしているかもしれません。まさに独身貴族のように。しかしそんなお金のない人も多いでしょう。
一人で東京に残って正月を過ごすのは孤独な感じを持つのでしょうか。
以前の私は長らく正月を一人で過ごし50代後半になってから実家に年末年始に行くようになりました。その理由は実家が老朽化して一戸建てからマンションに引っ越したからです。新しいマンションはどんなところか興味があって行って見て以来毎年行くようになりました。
つまりそれまでは正月休み1週間程を一人で過ごしていたわけです。しかし別段寂しいとか孤独だとかは感じませんでした。年末年始よりもクリスマスイブになるとなぜか寂しくなったものです。なぜなんだろう、未だにわかりません。
ただ今のように筋トレや登山という趣味はなかったので正月何をして過ごしていたかと記憶をたどっても映画を観て過ごしたような気がするだけです。思い出せないほどインパクトがない正月だったのでしょう。ただし映画好きだったので映画は結構ハシゴして観た記憶はあります。正月のカウントダウンで12月31日から元旦にかけて新宿の映画館で過ごしたこともあります。
しかし、毎年年末年始に実家に行くようになってそれが恒例になってくると行かないことがおかしく寂しく感じてきたのです。
本当は行きつけの山小屋があれば年末年始を小屋で酒盛りをして過ごすというのがいいなと思う時もあるのですが、山小屋での宿泊自体が好きではないので出来ない相談です。
私の理想の正月の過ごし方はどこかの人里離れたホテルか旅館にたくさん本を持ちこみ夜は読書、日中は近くの山々を駆け回るというスタイルです。未だ実現していませんが。
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