やはりというのか当然というのか東京都の緊急事態宣言が5月末まで延長されました。初めから分かりきっていたことか。
私にとって最大の関心事は私の通うスポーツクラブが休業対象内なのか外なのかということでした。
残念ながら対象内に入ってしまいましたがスタジオを閉鎖した利用者数を抑えた営業するのではないかと僅かな期待もしていたのです。
床面積が1,000m2以下の小規模ジムはもともと休業要請対象外でしたから東京でもそのまま営業しています。
スポーツクラブ受難の時代
これでまた総合スポーツクラブの閉店が出てくるでしょう。休業期間中の利用者へのジム費返却もありますし。
スポーツクラブにとって全くコロナ受難と言っていいでしょう。
ジムにはジム社員だけでなく外部からダンス、筋トレなどのインストラクターが来ています。彼らは基本的に個人事業主の場合が多いので職場を失って彼ら・彼女らも生活が大変です。
人気のあるインストラクターは休業要請に引っかからないパーソナルジムでも仕事をしているでしょうからなんとか切り抜けられるでしょうが、それ以外の一般のインストラクターは失業ものです。
またジムによっては学生のバイトもいるようで彼らにとっても生活苦になるはずです。
コロナ禍前後にオープンしたスポーツジムは特に大変でしょう。さあ、これから借金返済というときにコロナで休業ですから。
また休業要請が解除になったところで移り気な利用者は退会して去ってゆく場合も多いのです。
日本のスポーツクラブは高齢者向け
日本に一体どれだけのスポーツクラブがあるのかわかりませんが、現在と近未来は間違いなく高齢者向けのスポーツクラブになっているでしょう。
現時点でさえ、私が通うジムの系列の全店舗の平均年齢は50歳弱という中年世代が中心ですが遅かれ早かれ皆さん高齢者になるのです。
日本のスポーツクラブの特徴としてプールがあります。プールのあるジムは海外ではおそらくちょっと高級スポーツジムとなるのではないでしょうか。
しかし日本では私が通うジムを含めて全国の都市のスポーツクラブには当たり前のようにプールがあります。
これは高齢者を対象にしています。
その意味は、
・優れた全身運動、有酸素運動である水泳をすることで心肺機能を高めることができる
・泳げない人やリハビリの人には水中ウォーキングという方法で下半身を鍛えることができる
・水泳は足首、膝、股関節、肩関節などの関節に過負荷がかからないので高齢者に最適である
以上からプール利用は高齢者にとって無理のない運動なのです。
私自身ジムに通い始めた理由が原因不明の腰痛を治療すべくプールで後ろ歩きをしたかったからです。
その他設備もマシンを多くしフリーウエイトの設備は隅っこにあるのも高齢者向けジムの特徴です。
私が通うジムも始めはパワーラックが2台、ダンベルも最大22kgまでしかなかったのですが徐々に設備が増え今ではフリーのパワーラックが4台、ダンベルも42kgまで増えました。少し趣向を変えたのかもしれません。
何と言っても今時のジムは若者向けに24時間営業できるような体制になってきたのでフリーウエイト設備も増えたのです。
また何年も通う中高年もだんだん既設の設備では満足できなくなったのでしょう。
彼らを引き止めておくためにも色々な設備が必要なのです。
高齢者もだんだん体力が向上しており昔の高齢者と同じにしてはいけません。
スポーツクラブの休業要請は不公平
それにしてもおかしな休業要請です。
1回目の緊急事態宣言の前に発生した千葉県のスポーツクラブでのクラスター以降スポーツクラブは感染対象エリアになってしまいましたが、その後のジムの感染防止対応でスポーツクラブは一度もクラスターを発生していないはずです。
入店はおろかトレーニング中もマスク着用を義務付けられています。
ただ問題があるとすればそれはロッカー室とパウダー室です。ここではマスク着用は義務付けられていません。
会話厳禁の張り紙が貼ってありほとんどの利用客は無言なのですが、たまに高齢者がロッカー室でマスクなしで耳が遠いのか大きな声を出して話し込んでいるのを目にするときがあります。
しかしこの辺りは男性のロッカー室よりも女性ロッカー室の方が問題のような気がします。何と言ってもストレッチコーナーでもマスク着用ですがペチャクチャ長いこと話しているのは全員女性ですから。
ロッカー室ではマスクなしでその倍以上の会話をしているのではないでしょうか。
ジムはここがちょっと弱点ですね。スタッフがロッカー室に張り付いていることもできませんし。
しかしそれ以外にはほとんど問題ありません。換気でも業務用大型扇風機を利用してウィルスの滞留を防いでいます。
ジムとは対照的に休業宣言が解除になったのが劇場です。
劇場などは舞台上の演者と観客が対面して上演されるわけです。しかもそれが芝居であれば演者は声を発するわけですからウィルス飛散は必至です。
スポーツジムと同様休業要請が延期された映画館などから「不公平」という声が聞かれましたがそれは当然でしょう。
映画館は全員前を向いて座り基本無言でスクリーンを観るだけですから、劇場より安全でしょう。
筋肉にはマッスルメモリーがあるというが…
私は現在越境して同系列のジムへ行っています。
私と同じように越境してジムに通っている利用客がいるようでジムのHRでも「越境にはご配慮願います」と書かれていました。
しかし以前2ヶ月近い緊急事態宣言でジムが休業になったときに再開した初日、下半身の筋トレをやって酷い目にあったのでそれを避けたい気持ちがあるのです。丸4日間トイレでしゃがむのも苦労したほど酷い筋肉痛を経験しました。(詳しくは下記のブログで)
『ジム解禁になって2回目の筋トレ!下半身中心の今回はまさに苦行』
毎週のように奥高尾30km縦走をし、さらに自宅では自重ですがスプリットランジを左右各脚20回x5セットやっていたのにもかかわらず、です。
懸垂も同様で15kg加重でやっていた懸垂が未だに15kgでできない!できる気もしない!
筋肉にはマッスルメモリーがあり運動をやめてもしばらくの間その運動を筋肉が記憶しているのでその運動を再開すると筋肉はすぐ回復するというものです。
しかし私の下半身には当てはまらなったようでこの緊急事態宣言で今までの筋トレを棒に振るのは勘弁してほしいというのが正直な気持ちです。
それでなくとも下半身の筋肉がつきづらいのに、です。
東京のジムで毎週見かける連中はどうしているのでしょうか。若い連中は会社員だろうから越境してジムへ行くことはできないでしょうね。
パーソナルジムへ行っているのか自宅でなんとか筋トレしているのか。
休業解除になってからどんな重量を上げるのでしょうか。
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