生活

年金受給者である筋トレトレーニーの米価の高騰から考える人生雑感

アイキャッチ画像:ティーバランス

先日観た邦画の「敵」を観たせいか自分の残りの人生及びそれにかかる費用(経済寿命)を改めて考えさせられました。

米価の高騰もあり毎月かかる生活費をもっと圧縮しなければなんて考えてしまうと暗くなるのであまり深く考えないようにしているのですが…..

今月のユーティリティ代

今月2月の電気・ガス・水道代は先月1月より若干下がりました。

電気代:6,200円、ガス代;1,870円、水道代:1,790円。合計9,860円。

やはりこの時期電気代(エアコン代)がかかります。毎年晩秋と冬期に風邪を引くので内科から「体を温めて十分な水分補給を」と言われており医療費よりも電気代の方が安価なので夜はエアコンをつけるようにしています。

ガス代は風呂のみでそれ以外にはガスは使用しません。台所、洗面所でも真冬でもお湯は使わないようにしていますので。

通常は季節にもよりますがもっと低く合計で7,000円台ではないかと思います。

もっと筋肉がつければ寒さに耐えられるかも。

米価の高騰による毎月の食材費の増加

また米価がいまだ高騰しています。これって農政の失敗です。農水省がどこかが買いだめしていると噂を流していますが実際は農政の失敗に尽きます。ギリギリの生産しかしてこなかったせいです。マスコミはもっと突っ込んだ議論をすべき。行き着くところは政治家(米議員)とJA(農協)です。

朝晩自炊している身としては他人事ではありません。

特に筋トレをしている年金受給者にとっては栄養は睡眠と共に大事な要素なので食事には気をつけているのです。

米は基本的に玄米で以前税抜きで1,300円台/2kgだったのが今では1,700円台になって400円アップになりました。

白米の筋肉肥大の有効性は多くのボディビルダーが推奨するところですが、一般のトレーニーにとってはそこまでこだわる必要はあるかは疑問です。

白米は若いうちはいいのですが高齢になると血糖値の急激な上昇およびウエストの増加ほうが気になるところです。

とは言っても昼食は外食なので私も白米を摂取します。

玄米は不純物の除去工程によるコスト高と需要が少なさで白米より割高です。米価が落ち着くまで当面玄米を白米に変えてみようかな。

簡単家計簿で家計費軽減

私は自分の預金(厚生年金+個人年金を含む)残高から経済寿命を計算しています。それによれば80歳までは今の生活環境を変えずに生活できます。

しかしこれには予測不能な医療費(入院費)やないかもしれないけど施設入居費など含まれておらず、これらを含めればもっと前倒しした経済寿命になります。厚生年金だけでは生活できませんから。

不安になった私は2019年4月後半から簡単家計簿をつけるようになりました。その名の通り、家計簿といってもスーパーのレシートを保管しその毎月支払い金額合計をPC上の表計算に記することだけです。これによって支出の全体像が見えてきます。

内容は食材(朝夕のみ)、酒とその合計で数ヶ月前からはさらに医療費、生活雑費(洗剤、有料ゴミ袋、レポート用紙など)のレシートも保管、計算するようになりました。

それによれば食材、酒代は2019年はそれぞれ40,000円前後、9,000円前後だったのが2〜3年後には35,000円前後、5,000円前後になり、さらに30,000円前後、3,000円前後になりました。

最低支払い価格は食材、酒代はそれぞれ25,000円台、0円でした。

それが今まで朝食だけ玄米を食していたのが筋トレには糖質も必要と夕食にも玄米を食するようになり食材は30,000円台に逆戻りしてしまいました。

お酒も体に合わなくなったので登山の時だけ飲むよりになりましたが最近では寒さのせいか筋トレをしない日には缶酎ハイのようなものを1缶(350ml)飲むときがありちょっと酒代が増えてしましました。

しかし米の高騰で今では食材は32,000円台に増加。

食材は主に鶏胸肉、サバ、イワシの水煮缶、玄米、卵、納豆、ツナ缶、ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、玉ねぎ、豆腐がほとんどです。

味噌汁は朝夕摂っており具沢山にしています。タンパク質は朝40g、夜30g程度は摂取しているはずです。昼食は外食なので高い定食屋には行けずかつ高タンパクとなると非常に限られた定食屋になります。

松屋、すき家、やよい軒が主な昼食を摂取する定食屋です。そのやよい軒もまた値上げをしたのでサバの塩焼き定食+サラダが900円越えをしてしまったのでやむを得ず唐揚げ定食(860円)を食しています。この定食はタンパク質は30g以上あるのですが脂質も50gあり私の1日の脂質摂取量のほとんどをこの1食で使い切ってしまうのが悩みの種。それ以外の定食はやよい軒にしてほとんど1,000円越えです。大戸屋なんてさらに高額になります。安い定食屋はどこへ行ったのか。

すき家のマグロのたたき丼セットは30gのタンパク質、脂質は10gで800円台と理想にちかい食事ができるので助かりますが、さすが毎日食するとなると飽きがきますので週3回ほどにしています。しかしそのすき家も値上がりしました。

松屋は安価なのですが高タンパクの食材には脂肪もたっぷり。あとは立ち食い蕎麦屋で十割蕎麦(かけそば大盛り)+とり天で800円。しかしこれだけではお腹が空きますね。

毎夕食に鶏胸肉を食べ続けると便秘気味になる

毎晩鶏胸肉を食してもう何年目かな。段々便通が悪くなって臭いオナラも多くなりました。

経験上鶏胸肉に加えて夕食に納豆を食したり、ゆで卵1個を食したりすると確実に臭いオナラが多くなります。

タンパク質を処理しきれず腸内環境が悪化したものと思われます。

最近では筋トレした日の夕食に鶏胸肉ではなくサバかイワシの水煮缶を食すると便通が少し良くなることがわかりました。やはり魚油のせいかもしれませんね。魚油(フィッシュオイル)は疲労回復にも良く脂肪になりにくい脂質なので時々食するようにしています。

ただしこれも飽きがくるので時々がベスト。昔鶏胸肉の前にサバの水煮缶を2年間毎晩食していましたが流石に魚臭さが鼻につき飽きてしましました。

やはり鳥胸肉も、サバの水煮缶も交互に摂取するのがいいでしょう。

注)サバ缶も以前その乱獲からかサバ缶が高くなり手が出なくなったのですが最近また値下げしてきたので食していますが、ニュースではまたサバの減少があるそうで今後またサバ缶の値上げもありそうです。

考えさせられた邦画「敵」

先日観た長塚京三主演の「敵」は自分の遠くない将来の姿を見た気がします。映画を観たその夜に夢にまで出ましたから。

参考記事:『筒井康隆原作、長塚京三主演の映画「敵」は高齢者の末期を表現している

加齢臭なんて高齢者は気にしているシーンがありましたが、ジムに来ている高齢者の凄まじい加齢臭に閉口しつつも自分の知らぬ間に加齢臭を発しているのではという不安感があります。なんといっても自分の体臭は自分の鼻がその匂いに慣れて気がつきませんから。

また映画の中で過去の出来事に対する妄想が夢に出てくるシーンが多々ありましたが私もそれと同様な夢を見てしまいます。なぜ今更夢に出てくるのかなと思わないではありません。自分の家族(姉、母親<故人>、父親<故人>)や高校時代の親友、彼女など結構な頻度で夢に出てきました。やはり何か想いがあって夢に出てくるのでしょうか。私は家族縁が薄いと思っていたのに本当に不思議です。

人の断捨離は1、2人残しておこう

先述の通り毎月簡単家計簿をつけているとあっという間に1ヶ月が過ぎてゆくのがわかります。

1日、1週間、1ヶ月と本当に早く過ぎていきます。それも加齢に従ってその速度がさらに早くなってくるのです。

リタイア以来筋トレ、登山、ブログを生活の3本柱にしていますがこれらによって生活のリズムがついて本当に良かったと思っています。特に筋トレは今でも筋肉の成長を実感できますし「より動ける身体」にするにはどうしたらいいのかを日々考えるとあっという間に時間が経ってしまいます。

断捨離の一環で人つきあいも断捨離したので付き合いもなく外でお酒を飲む機会もなくなり経済的、身体的に楽になりました。ただし人つきあいの断捨離は100%ではなく1、2人の友人は残しておいた方がいいと思っています。幸か不幸か年賀状の断捨離をしたのに相変わらず年賀状を送ってくれる友人がいて私はメールで必ず返信するようになりました。それは身内の不幸以外は続いています。

つまり年に1回お互いの状況を交換しているのです。それだけでも気分はいいですね。やはり友人は必要です。ただし大勢は必要ありません。全く不要です。

親戚付き合いは無駄です。親戚付き合いももともと全くしませんでしたので今生きている親戚がどのくらいいるのかも知りません。

終わりに

最近医療費も今まで考えもしなかった鍼灸院や整骨院で保険の効かない治療費がかさみました。こういった考えもしなかったことに費用がかかることが今後も予想され100%計算通りの人生は歩めないでしょう。

簡単家計簿以外に11項目からなる支出表も作り毎月この範囲内で生活するようにしています。やはり家賃が一番経費(全体の39%)がかかります。この固定費を少なくするとかなり楽になるのですがこれ以上家賃の低いところは民間ではまだまだあるでしょうが生活音がさらにひどくなりそうです。さらに都営住宅だと場所が限定され私の生活(ジム、登山)には不便な立地になるでしょう。

上記のようなことを考えること自体が「老化現象」の一つです。

今までできたことができなくなる悲しさ、不甲斐なさに感慨深いものがあります。若い頃は60歳なんでもう老人もいいところでもう直ぐ死ぬ人と思っていましたが自分がそういう年齢に達してまだ生きている姿を見ると自分のことながら「まだ生きているんだ」と本当に不思議に思います。

「敵」を観ると100人いれば100人の人生がありますが老化の過程も人それぞれ何だなと思いました。

筋トレはこれらの不安を払うのに一役買っています。

それにしても米価の高騰は農政の失敗に尽きますね。

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