アイキャッチ画像:幻冬舎GOLD ONLINE
この冬、月の電気代が2万、5万、10万と異様な高騰を見せているとメディアを賑わしています。
これは世界的な現象で日本よりいち早く斜陽化したイギリスなどは日本以上に高騰しています。
しかし今のところ少なくとも一人暮らしの私の生活ではそんな異常な金額にはなっていません。
私の1ヶ月の電気・ガス・水道代
現在2Kのマンションに住んでいますが、1月の電気代、ガス代は
電気代:¥6,642
ガス代:¥2,845
合計:¥9,487
でした。
電気代は冬期に高く記憶では6,800円台が過去最高だったような気がします。
ちなみに水道料金は¥3,465(2ヶ月分)でした。1ヶ月分に換算すると¥1,733。
『総務省の家計調査(2018年)によれば、世帯ごとの1カ月当たり水道料金の全国平均は、総世帯平均で4131円。 単身世帯では2142円、二人以上の世帯では5104円となっています。 ファミリーの場合、2カ月で8000~10000円程度であれば、平均的な金額と言えそうです。』
一人暮らしではこんなものと思っていたのですが、同じ一人暮らしでも2万円前後の電気代になる人もいるようで驚きです。
その原因は
・長時間のエアコン利用
・オール電化
・床暖房
・1戸建て(気密性・断熱性がマンションより劣る傾向)
・テレビ、照明などの家電製品のつけっぱなし
のいずれかに該当するでしょう。
私は築30年以上の賃貸マンションですのでオール電化でもなく床暖房設備もありません。
部屋付きのエアコン(今年リース更新で新品のエアコン設置)が1台あるだけです。
そのエアコンは寒期に夜間のみ4時間程度つけています。温度設定は23度。
ちょっと寒いので上着を一枚増やします。
昨年までは薄いダウンジャケットを着てエアコンは3時間程度で設定温度は22度でした。
靴下は夕方帰宅後厚手の靴下(登山用厚手の履かなくなったものや厚手のスポーツソックス)に履き替えます。
これで東京の寒期(1月〜3月上旬)はしのげます。
ガスは毎晩の風呂用に利用するだけでキッチンの水洗いや洗顔などは水を使いお湯は使いません。
朝の洗顔や夜の食器洗いでは冷たく手が痛くなりすぐ赤くなります。
冬期に1、2度あまりにも水が冷たいときお湯を使うくらいです。(体調が悪いとき)
毎晩の風呂は水量を80リットルに制限しています。バスタブに入ると水量が座ったときの私のへそあたりにくる量です。
私はジムや登山などの趣味(というかライフワーク)のためにお金を使いたいのでそれ以外は使いたくないのです。(正しくは使う余裕がない)
衣類もほぼ100%無印かユニクロ製品。
食事は筋トレをしているので高タンパク食品が必要ですから鶏胸肉、ツナ缶、サバ缶を買い置きして食していますがそれも極力安いスーパーで購入しています。
基本粗食です。
ただし毎日晩酌をするので月¥6,000〜¥8,000の酒代がかかります。
日本の住宅構造は先進国最低
日本の住宅は基本的に夏期用であり冬期には不向きなのです。
昔の日本の家屋には縁側があったり雨戸(今でのありますが最近はシャッターに切り替わっているようです)があったりしましたが雨戸は台風対策であったり縁側は夏の蒸し暑さを軽減するためだったりします。
しかしそれは冬期向きではないことは実際にそんな住居にお住まいの方は知っていらっしゃるでしょう。雨戸に気密性は期待できませんし、縁側は冬期家内での寒い場所の筆頭です。
また暖房もエアコンか電気ストーブ。さらに部屋を温めずに自分の下半身しか暖まらないコタツ。
翻って先進国はセントラルヒーテティングでトイレも含め全室暖かいのです。
生活音が響くのも断熱材が入っていないか薄いからです。そのため壁が薄く隣の声が聞こえたりするのです。
北欧や北海道などは窓は2重、3重窓は普通です。これも気密性・断熱性を高めます。
東京ではせいぜい首都高近くのマンションで窓を2重にしているだけでしょう。それも防音目的で。
なんとも貧相な日本の住宅事情です。こんなお粗末な住居に数千万円も投じる価値はありますか。
今後ますます高齢者が増加していきます。今でさえ冬期の自宅内での寒暖差が出る居間から風呂場、脱衣所、トイレへの往来で血圧の急上昇・急降下で心筋梗塞・脳血栓を起こし死亡する事態が後を立ちません。
いわゆる「ヒートショック」です。
日本の住宅も壁の内外に断熱材を入れ、全室に暖房が行き届くシステムを作らないといけません。
終わりに
日本の住宅がお粗末なのは昔から言われていたことです。
夏は蒸し暑く、冬は底冷えし狭い日本の住居。
それでも購入すればこんな狭くて天井の低いお粗末さでも数千万円かかります。
それに加え今度は電気代が高騰し、さらに東電は6月に3割値上げするそうです。
私の部屋の電気代も1万円越すかもしれません。
ガス代も上がるでしょう。
原発再開の気運も高まっています。
電気代の高騰が日本のお粗末な住宅を見直すきっかけであればいいと思います。
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