常用ジムの行き帰りは雨の日を除いて一駅歩きます。その途中で必ずと言っていいほど路上喫煙者を見かけます。
至るところに喫煙禁止の看板が立っていたり歩道には「気付けっ!」と言わんばかりに禁煙マークがプリントされているにも関わらずです。
ときどきホームレスなのかそうでないのか判別できない50代のオジサンが通路の縁に座ってパイプで刻みタバコを吸っているのを見かけます。その匂いの甘いこと。そのオジサンの姿を見る前にその匂いで「またいる」と気が付くほどです。
さらには電子タバコで歩きタバコをする若者。
東京23区では指定喫煙所以外では路上禁煙になっているはずなのに今だに喫煙しているヤカラがいるのです。
都内だけでなく都下でも同様です。
千代田区では路上喫煙は確か2,000円の罰金だったと記憶しています。(金額に関してはちょっと記憶が曖昧ですが。)
それにも関わらず喫煙するヤカラがいるのはなぜでしょうか。
喫煙者は髪や衣服にタバコの匂いが付着していると知るべし
私は毎日喫茶店でブログを書いたりネットサーフィンをしたりしています。
当然ながら喫茶店はどこも禁煙で店によっては喫煙コーナーが付設されています。
しかし分かるんですよね、喫煙者は。私の隣に喫煙者が座っていると「あっ、今タバコを吸ってきたな。」と。もう衣服にタバコの匂いが染みこんでいるからです。
おそらく本人は全く気が付かないでしょう。鼻腔がタバコの匂いに慣れてしまっているからです。
しかし非喫煙者からするともうプンプンタバコの匂いが匂ってきているのです。
臭いんですよね。私もかつては喫煙者だったのに、です。
こういった路上喫煙は違法だと分かっていて喫煙しているのでしょうか。
お酒の方がまだマシ。路上飲酒は問題だけど。
喫煙と飲酒は生活習慣病のもと
私は30歳前に禁煙して以来一度も喫煙していません。その代わりというわけではありませんがお酒は毎晩飲んでいました。
現在も缶酎ハイ(350ml)1本毎晩飲んでいます。経済的理由と健康上の理由(というか飲めなくなった)から100%家飲みです。もっとも飲み屋で飲めばもっと飲めるかも。
ときどき夕方赤提灯街を通って帰宅するときがありますがそれはあの雰囲気が好きだからです。
それでも老婆心からかお酒を飲みながらタバコを吸っているお客を見かけると「大丈夫かな、この人。」と思います。
若い頃は私も喫煙していましたが駅の階段を駆け足で登ったとき今まで息切れなどしなかったのにするようになって禁煙することにしました。
学生時代や20代はまだ体力があって健康のことなど気にしないでしょうが、30代後半になると体に異変が起きてきます。
いわゆる中年太りです。男性はお腹周りに内臓脂肪と皮下脂肪がついてきます。ヘビースモーカーは喫煙によって肺のなかにタールがこびりつきレントゲンを撮ると肺が真っ黒に映ります。
飲酒、運動不足によって体脂肪がつき、喫煙によって心肺機能が低下すると中高年には肥満、糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化など生活習慣病が出てきます。
会社の帰りに一杯飲んで夜電車に乗って帰宅する人は自分が酒臭いとは気が付きません。しかしお酒を飲まない人は飲酒した人の呼吸からお酒臭さが匂ってくるのです。
喫煙者が髪の毛、衣類や呼吸からタバコ臭さ、ニコチン臭さを感じ取るように。
大体飲酒、喫煙をしている人は口臭がある人が多いのです。胃腸の不調と歯周病からくる口臭です。
私も歯周病になって以来定期的に歯科医医院に行ってクリーニングしてもらっています、毎日歯間ブラシで歯のメンテも行っています。
喫煙→肺を痛める、口臭のもとを作る→心配機能の低下、歯周病の原因→生活習慣病
飲酒→体脂肪の蓄積、口臭ものとを作る→中年太り、胃腸の不調、歯周病の原因→生活習慣病
いずれにしても喫煙、飲酒では人生半ばから碌なことは起きません。医療費が嵩みますよ。
ただし、75歳以上の方は別です。好きなものを摂取して残りの人生を楽しめばいいのです。どうせもうすぐ死ぬのですから。
登山でも喫煙するする人がいる
喫煙は路上、飲食店内だけに限ったものではありません。
なんと登山中にも喫煙する人がいます。
東京の高尾山(599m)は低山ながら富士山が見える観光スポットです。
ここに登る途中で喫煙しているヤカラに何度か遭遇したことがあります。せっかく自然の中で澄んだ空気を吸い込んでいるのに登山道でタバコの煙を揺らしているヤカラは本当に迷惑です。タバコの匂いって風に乗って結構離れていても匂うんですよね。
奥多摩の大岳山山頂(1200m台)でも結構喫煙している人がいます。もっとも周囲に迷惑がかからないように山頂の隅っこで吸っていますが。それにして山に来てまでタバコを吸いたくなるものなのでしょうか。
疲れたから一服という感じなのか。私から言わせるともはやニコチン中毒です。
私の登山は景観もさることながら脚力、体力のアップ、維持及び筋トレの成果の確認を目的にしているのでこう言ったヤカラには本当に腹が立ちます。
また私が週末だけ登山をしているのは平日だと帰りに通勤客とかち合わせしてしまうからです。会社員も気がついていないでしょう。彼らの体臭やスーツに染みこんタバコの匂いや口臭に。
山で新鮮な空気を目一杯吸い込んできた私が山から下りて帰りの電車に乗ると彼らの匂いはすぐわかります。「臭い」の一言。もうせっかくの登山が台無しになって自分が汚れたような気がするのです。
終わりに
大体路上や登山中に喫煙する人は見た目も賢い人はいません。
会社員だった頃、若手とエレベーターで出会い、どこへ行くのと聞くと喫煙所と答えてきました。何本吸うのと聞くと6、7本と。自分の机から喫煙所までエスカレーターに乗って往復し3分間だけ喫煙したとしても全工程で10分。1日6回とすると60分だよ。
1日60分も喫煙に時間を費やしているのはどうかな、と言った覚えがあります。
今思い返すとちょっと言いすぎたかな、と思います。気分転換の方法は人それぞれで、私は会社が入っているビル内のコンビニで漫画雑誌を読んでいましたから大したことは言えません。もっとも私の場合は1日1回だけでしたが。
いずれにしても喫煙は時代に逆行しています。
もっとも海外ではまだまだ路上喫煙が多い国がたくさんあるようですが、地下下水道への吸い殻の混入による下水処理施設整備費や路上清掃費が税金となって自分に返ってくると理解している人はどれだけいるのでしょうか。
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