以前テレビで海外の障害者アスリートの映像を見ました。
途中から見た番組なので詳しくは分からなかったのですがどうもパラリンピックを目指しているようでした。
その女性は車椅子で陸上トラックを「走って」いました。
私が驚いたのはその女性の上半身のたくましさです。
加重23kgのデッップス
腕や肩はもちろんの事、トレーニングウエアからでも大胸筋がものすごく発達しているのがわかりました。
トレーニングの中で目を引いたのが「ディップス」です。ディップスは上半身のスクワットと言われ2つの平行バーを持って両腕だけで屈伸する筋トレです。
つまり全体重を2本の腕で支え屈伸するのでやり方によって上腕三頭筋や大胸筋下部を鍛えることができるのです。
慣れないと自重でも10回も出来ません。
それをその女性は何回もやっていました。しかも「23kg」のプレートをぶら下げて。
私は自重では10回は出来ますが、「5kg」のプレートをぶら下げると6回程度。
私から見て驚異的。まるでボディビルダーのよう。
そこまでできるようになるまでどのくらいの日を必要としたのでしょうか。
もちろんディップスだけでなくその他の筋トレもしているはず。
「俺たちはまだ恵まれているんだよ」
その一方で盛り上がった強靭そうな上半身に比べるとやせ細った下半身。
その下半身もどういうわけかトレーニングをすると下半身の血流がおかしくなるようで両脚をエアで加圧する装置に突っ込んでいました。
この上半身と下半身の筋肉のアンバランスさ。
私は何度かパラリンピックだけでなく他のスポーツ大会を目指す障害者アスリートをテレビ特番で見たことがあります。
数少ない私の友人も前回のパラリンピックのアスリートを見て、「俺たちはまだ恵まれているんだよ。」と言っていたのを思い出します。
「まだ」というのは「全く稼ぎのなさからくる経済的不安症をもつ私」は「まだ身体障害をもつ彼らよりマシ」と言っているのです。
ちなみにその友人も30代から現在まである病気を抱えています。
確かに彼ら・彼女らに比べると私は五体満足と言える体です。
彼らより世界中どんなところにも行くことができます。トイレや着替え、飛行機、タクシーなどの移動手段でも彼らより楽にできます。
しかし「健常者である私」より「身体障害者である彼女」の方が重い加重でディップスができるのです。
思いが違う
この差は私と彼女のトレーニングに対する思いが明らかに違うからです。
私は筋トレで5kgではなく10kg、20kgの加重でディップスが「できればいいなぁ」ですが
彼女はいついつまでに加重25kg、30kg「できなければならない」のです。
それはパラリンピックの開催日が決まっているからです。
その目標のためにいつまでに何ができていなければならないと計算しているわけです。
やはり目標とそれに向けた計画を明確にしているとできる質の高いトレーニングがスピードをもってできるということです。
それに比べて私の筋トレはダラダラで無計画なのです。あまり認めたくないけど。
ダラダラは生きたくない
退職後の私の生活はとても規則正しい生活です。
毎日決まった時間に起き、きっちり朝食を自炊し、外出し茶店に行くかジムへ行きます。
茶店では英字新聞のリーディングやブログ作成、ネットサーフィンをして本屋を回って帰宅。
帰宅後高タンパクな夕食を自炊して晩酌。
無料動画(アニメ、海外ドラマが多い)を見ながらまた晩酌。
英語の音読。
日記を書く。
風呂に入ってストレッチをして布団へ入る。
布団の中で読書して入眠。
私はこういった日常生活は嫌いではありませんが時々(身体的・精神的)刺激が欲しくなることは確か。
そしてこの決まり切った日常生活に刺激を与えるのが日帰り登山ですが最近はご無沙汰。
残りの人生ダラダラ生きたくはないのです。ものすごく勿体無いと感じるのです。
「何を言っている。ダラダラ生きることができれば最高じゃないか!」という人もいるでしょう。
しかしこれは多分に性格の違いが関係します。おそらく私は根が貧乏性なのかもしれません。ずっと家にいることが勿体無いと思い外出してしまうので。
しかし現在の刺激は自然と都会を行ったり来たりする日帰り登山が一番の刺激です。
もっとも登山より刺激があるものを見つけることができればこれに越したことはありません。
何と言っても登山は天候に左右されるので計画が立てにくいのです。しかも交通手段に制限があります。私は免許あれどもペーパーなので。
まとめ
加重23kgのディップス!私も早く達成してみたいものです。
計画的な目標と強い意志を持つと筋トレの達成度も違ってくることは明らかです。
規則正しい生活は健康の源です。
ただしその規則正しい日常生活にも刺激は必要。まだ体が動けるうちに何か刺激があることをやってみたいですね。
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