昨日は登山日和の晴天で寒さにも負けず約1年振りに大岳山に登ってきました。
御嵩駅から歩いて日の出山まで直登できる登山コースが出来たそうで(と言っても1、2年前のことらしい)そこを試しに登ってみようかとも思いましたが新緑か紅葉のときにでも行こうと考えを改め、いつもの登山客に人気のない鋸尾根から登っていきました。
コース
奥多摩駅9:55→11:49鋸山→12:51大岳山13:06→14:18御岳山(御嶽神社)→14:50御岳山ケーブルカー駅
移動時間
4時間55分(標準コースタイム5時間30分)
移動距離
16km
奥多摩駅〜大岳山
登山開始時には少し遅めですがその分睡眠時間が確保でき体力温存できたとも言えます。
久しぶりの奥多摩駅前でしっかり朝食を摂り糖質を確保。鼻水が多くなるこの季節はポケットティッシュも欠かせません。4個持参。
さていつも最初に洗礼を受ける200段近い見上げるような急階段を登り脚力、スタミナ、心肺機能の調子をチェック。結果はまあまあ。
しかしその後の登りで呼吸が乱れ足取りも重い。いつも最初の30分前後は体温が上がらないせいか筋肉が硬く、冷たい空気を吸い込むとさらに体が硬直。
誰もいないことに気づきました。静寂な道を登って行きます。すれ違いもしない、この樹林帯の尾根は展望がなくそのため不人気なのですが冬になると木々の葉が落ち日が痩せ細った枝から入ってくるので明るい登山道となっています。
それでもしばらくすると後ろからグレーのタウンパーカーを着た若い男性が1人登ってきました。ピッチは私より早くいずれ抜いていくと思っていたら突然その気配が消えます。私のように登山客との車間距離(人間距離)を取りたがるのか、あるいは休憩していたのかわかりません。
私もこんなタウンパーカーを着た「たまには山でも行くか」的に見える人に抜かれるなんて自分の体力の衰えを実感しながら情けなく登っていたのですが鋸山を過ぎたあたりからぱったりその気配は消えました。
鋸山を超えるとトレランの連中が好きそうな平坦な登山道が続きます。
それでも合計10名程度の登山客とはすれ違ったり追い越したり。
特に70歳前後の男性3人組は防寒のためしっかりダウンジャケットを着てストックを使ってゆっくり登っていく姿は山好きなんだなと感じさせます。自分たちの体力確認のために登っているのかも。
大岳山山頂
山頂には10名程度の先客がいて思い思いに食事をしていました。元旦に来たときと同じくらいです。
私はダウンジャケットは持ってきておらず、山頂ではゴアジャケットを着ないと寒いかなと思いましたが、それほど寒くはなく拍子抜けしました。
私は日帰り登山だけなので冬期でもミレーのメッシュのアンダーウエアとマムートの厚手の登山ウエアにペラペラの防風ジャケットの3枚を着て登ります。山頂と帰りの最寄駅で持ち込んだゴアのジャケットを着るのです。
富士山が綺麗に見えました。積雪がデカテカしていたので凍結しているのでしょう。やっぱり冬期は空気が澄んでます。
下山支度をしていると若い男性2人組が御岳山方面から登ってきました。一人が歩くたびに私の大嫌いな熊避け鈴を鳴らしています。週末の日中、大岳山の一般登山道では熊はでません!
大岳山〜御岳山ケーブルカー駅
御岳山へ向かって下りて行くと大岳山へ向かったり下山したりする登山客を見かけるようになりました。
ほどんど若いグループですが小さな子供を連れた家族連れもいました。
早歩きでどんどん追い越して行きます。
ロックガーデンには立ち寄らないのでそそくさと御岳山(御嶽神社)へ。
御嶽神社に着くともう年始の準備ができているようでお守り等の販売をしていました。
やはり元旦に行くよりこの時期に行った方が空いていていいでしょう。何も正月三が日にお参りに行なければならないというわけでもないのですから。前の年によく年の願をかけても問題ないのです。
私は50円賽銭箱にいれて健康を祈願。といってもいつも何を祈願していいのか思いつかないのですが。とりあえず健康ということで。健康祈願しても右膝の半月板が損傷してもう下山時には走ることをPTに止められたというのに。
今日のルートは変わり映えがしなかったので御岳山からケーブルカーで下山し、バスを使って御嵩駅まで行くことにしました。
前回は御岳山から舗装された林道(生活道)を歩いて下山し、駅まで多摩川沿いを歩いて行ったのですが、今回は手抜き登山。
またこの林道は結構急坂なので膝を痛めるのを防ぐためとグルグル回って下りて行くだけのつまらない坂なのです。つまらないといっては御岳山で生活する人たちにとっての生活道なので失礼かも。
ケーブルカーでは6分ほどで下山し、バスで10分ほどで駅へ。徒歩に比べて1時間の短縮。
ただし料金が高過ぎ。ケーブルカーは6分で大人600円、バスは10分で340円。
早く着いたはいいけども御嵩駅では1時間に2本しか電車から止まらないので発車したばかりの電車のあと長く待たされる羽目に。これもローカルならではのこと。
終わりに
1年振りとなる大岳山。脚力はまあ現状維持でしたが決して向上はしていないと実感したのが残念。
御岳山への近道の不規則な階段では登るときにグンと片脚で全体重を支えて上がる力の不足を感じました。やはりブルガリアンスクアットをしなければダメか。
移動時間は奥多摩駅〜鋸山、鋸山〜大岳山は通常通りでそれぞれ2時間、1時間となっています。以前のように走っても走らなくなっても同じタイムというのが不思議です。
日々筋トレとトレッドミルをしているわりにはこの程度かと満足感は得られず。
もっとサクサク歩けるはず。もっとグングン登ることができるはず。やっぱり山のトレーニングは山でということか。
もっとも緩い登り坂などは気がつくと走っていたということがよくあり、やはり山って童心に帰らせてくれます。
登山は自分の体力状況と課題を教えてくれます。それになんといっても都会に住んでいることからの解放感と気分転換は大きいです。
月に2度は山に行きたいものです。
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