毎日PCに向かってキーボードを叩いていると手の甲がシワシワになって血管が浮き上がっている自分の両手を否応なく発見します。
以前から気がついていたことですが年齢とともに手の甲の皮膚がだんだんシワシワになってきます。
「老化だなぁ」、「年だなぁ」と思っていたら最近なんだな手が小さくなってきたような気がするのです。
目次
老化は手に現れる
手は体の中で一番筋肉を使う部位です。
スマホやPCでキーボードをタッチしたり、食事で箸やスプーンを持ったり、テッシュで鼻をかんだり、トイレで用を足したときにトイレットペーパーを使ったり、ボールペンで書いたり、風呂で体のあちこちを洗ったり、カバンを持ったり。
とにかく毎日よく使います。そして体の部位で一番水に接触するのも手。
トイレで手を洗い、風呂はもちろん食器洗いでも手を濡らし、洗顔でも手を使いいます。手は毎日濡れています。
外でも手は紫外線を浴びます。登山で日焼け止めクリームを塗るのは顔で手は紫外線をしっかり浴びています。
このように手は水やお湯の中、紫外線の中、強風の中、屋内外問わず頻繁に外部からの刺激を受けています。
またもともと手や指の肌には皮脂を分泌する皮脂腺が少ないので肌表面のバリア機能が小さいことも手がシワになりやすい原因となります。
これでは手の皮膚も疲労し経年劣化するのは当たり前ですね。
そして加齢により皮膚細胞の再生の鈍化。
もうお役御免になりたいと思っているのかも。
さらに私の場合血管が浮き上がってきます。
手の血管が浮き上がる原因
手がシワシワになるのは皮膚の経年劣化と老化ですが、なぜ血管が浮き上がってくるのでしょうか。
血管の老化
血管の老化が原因です。
加齢により血管の弾力がなくなり血管が広がって太くなります。
また皮膚自体も弾力がなくなって手の甲や腕に浮き上がって見えてくるのです。
さらに生活習慣で飲酒、喫煙、運動不足、高コレステロール・高糖質の食事などをしていると血管にダメージを与えてしまいます。
皮膚の老化
皮膚の細胞の再生が減少し表皮が薄くなって血管が浮かび上がるのです。
加齢による皮下脂肪の減少
皮膚と血管(静脈)の間にある皮下脂肪がなくなってくると血管が浮かび上がって見えるようになります。
これも加齢による場合が多いのです。
紫外線による皮膚の老化
先述の通り紫外線を多く浴びると皮膚にダメージを与えます。これを光老化と言います。
遺伝
私はおそらくこの遺伝が要因で血管が浮かび上がりやすいのではないかと思っています。
というのも私が中学生時代にも手を下げているとものすごく血管が浮かび上がってきて女生徒が驚いて私の手と顔を見比べていたのを思い出します。
中学から血管が浮かび上がりやすかったのですからもう体質でしょうね。
手のシワや血管対策
こまめな保湿
もうこまめな保湿しかないでしょう。私は冬になると乾燥肌になるのでニベアのソフトクリームを風呂上がりや朝の洗顔後に顔と手に塗っています。
また手が濡れたらすぐ拭いて保湿クリームを塗るのがベストです。男性にとっては面倒臭いでしょうが。
適度な水分補給
人は毎日体重の4%の水分補給が必要と言われています。
例えば体重60kgの人は60kgx0.04=2.4kg(=2.4リットル)の水分が必要です。
この場合の「水分」とは水です。コーヒー、お酒、ジュース、食物に含まれる水分などは「水」に含まれませんのでご注意願います。
ビタミン・ミネラル・ポリフェノールの摂取
これら各種は血管の弾力を維持するために必要な栄養素となります。
適度な運動
また適度な運動、特に有酸素運動は毛細血管を増やしますので体の隅々まで血液が行きわたるようにまります。
血液は酸素や栄養素を運ぶ人体の重要な道路ですので手に毛細血管が増えるということはその分いろいろな栄養素が手の隅々まで行きわたるということです。
内臓脂肪を減らすことで腹筋が割れて見えてくるように。
手や腕の血管が浮かぶ上がるのを喜ぶ野郎たち
一方で手や腕に血管が浮かび上がるのを喜ぶ人達がいます。
それはボディビルダーです。
この不思議な人種は手や腕に血管が浮かび上がると「男らしい」とか「筋肉が発達している証拠」と思うのです。
これをボディビルの世界では「バスキュラリティ」(血管の浮き出し方)と言います。
もうほとんどオタクの世界ですがついでにどうすれば血管が浮かび上がるようになるか考えてみましょう。
血中を低酸素状態にする
先述の通り「血管は酸素や栄養素を運ぶ重要な道路」ですが、酸素がたくさん必要になる状態を作ってあげることがいいことなのです。
どういうことかと言いますと、
1.多くの酸素が必要な状態(低酸素運動)
↓
2.VECF遺伝子の働きを調節するタンパク質であるHIF(転写活性化因子)がこれに反応
↓
3.血管内でVECF(血管内皮細胞成長因子)が発生
↓
4.新しい血管ができる
↓
5.手や腕に血管が浮かび上がる
そして上記(1)の低酸素運動は下記の通りになります。
ノンロック、無反動、ゆっくりとした動作の筋トレを20回以上。キツくなったら数秒間休み再度トライ。
水分補給
筋肉や血液には多くの水分が含まれています。したがって筋肉を大きくしたり血液量を多くするために水分補給をすることが大前提となります。
ボディビルダーの中には1日6リットル水を飲む人もいるようです。
次元が違いますね。
体脂肪を減らす
体脂肪(中性脂肪)には皮下脂肪と内臓脂肪がありますがその中で皮下脂肪を減少させると血管が浮き上がって見えるようになります。
まとめ
日々老化と向かい合っているような気がします。
体質的に皮膚の弱い私は皮膚には敏感です。特に冬になると皮膚が乾燥してくるので保湿クリームやかゆみ止めのステロイド系軟膏は欠かせません。
今回は特に皮膚と血管に焦点を合わせましたが老化を感じることは他にもまだまだあります。
ただし筋トレをしているので筋肉はまだ発達しています。この筋トレは私をとても精神的にもポジティブにさせてくれます。
今日の筋トレでもまた大胸筋が少し大きくなったような気がします。(あくまで気がするだけですが)
今年肺炎で亡くなったパリ在住デザイナーの高田賢三さんは筋トレをしていました。
雑誌かテレビで「手を下げると手の甲に血管が浮かび上がるので人前では絶対手を下げない。」とおっしゃっていましたが美意識の強い方らしい発言です。
私の残りの人生は本当に筋トレに助けられています。
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