アイキャッチ画像:毎日新聞
新型コロナワクチンの接種が医療従事者から始まり現在は65歳以上の高齢者の接種も始まっています。
未だワクチンの数に限りがあるので予想通り?の大混雑。
さらに高齢者でもなく医療従事者でもない各自治体の長が住民を差し置いて一足先に接種したことがメディアで次々に取りざたされています。
予約電話がパンクしているので市役所に並んで待つ高齢者たち。
また大阪の茨木市では徹夜で並ぶ高齢者が多数いました。
その後国のワクチン接種のやり方に問題があったと河野太郎担当大臣が「完全に私の責任」と発言。
しかし私が指摘したいのはそこではありません。医療従事者や高齢者は待っていれば一般の人よりも早く必ず接種できるはずです。
それを何を慌てて我先に予約して接種しようとしているのでしょうか。
立って並んだり徹夜するほどお元気なのに。
通常どの病院でも多くの高齢者が来院します。あっちが痛いこっちが痛いの年齢になるとそれが顕著になり複数の病院へ通うことになります。
しかし現在病院には一般の患者が減っています。なぜなら病院へ言ってコロナ感染したくないからです。
それでも通院できなくて死んだという高齢者の話は聞きません。
つまり本来それほど病院へ行かなくても済む高齢者が多数存在するということです。
昔「元気な老人は病院へ行き、本当に病気の老人は自宅にいる」という小話がありましたがそれは今でも生きているようです。
それと同じことが今回のワクチン騒動でも言えます。
元気な高齢者ほど早く接種しようとせっかちな行動を取っているのです。
かつてコロナ禍で10万円の特別給付金が支給されるときオンラインや郵送で手続きが取れるところ、オンラインの方が早く手続きが取れて入金も早くなると信じた高齢者がいました。
しかし不慣れなオンライン手続きでパスワードを何度も間違え「ロック」してしまい手続きができなくなって役所にクレームを入れる高齢者が後を絶たないという話。
このことは下記のブログでも書いています。
『黙って待っていればいいものを役者へ殺到するこの厄介な高齢者』
今時の高齢者はお元気なのですが「老人性せっかち症」を発症しているのです。
今回のワクチン接種、本当に接種が必要なのはこれらお元気な高齢者なのでしょうか。
考えてしまいます。
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