アイキャッチ画像:朝日新聞
夕方街中や公園の周りをジョギングする人が増えてきました。学校が休校だからでしょうか学生も走っています。さらに日中にも走っている人たちがいます。
特に遊具施設や競技場のある大きな公園では体力を持て余した学生達が友達と走ったり鉄棒で懸垂をしたりマスクなしで談笑しています。密接・密着ですね、完全に。
高齢者も鉄棒をぶら下がり健康器のように利用しています。また外出自粛によって在宅勤務もしくは時短になって帰宅が早まったからか40代、50代の人たちも運動しています。
みなさんかなりストレスがたまっているように見受けられます。
ジョギングでもマスク着用は必須?
ノーベル医学賞を受賞した山中教授の話ではジョギングでも大きく息を吐くと新型コロナウイルスが飛沫する可能性があるということでジョギング中でもマスクをすることを推奨しています。
そうすると私が苦笑していたマスクをして登山をしていた人は正しい処置だったのでしょうか。高尾山塊を歩く程度では大きく息を吐くことはないのですがすれ違って挨拶したり会話(特に対話)したりする場合はマスクが必要なのかもしれません。
単なる登山客でもマスクをしなけらばならないのなら山を走るトレイルランニングをしている連中は完全にマスク必須です。
山岳団体も登山の自粛要請
日本山岳会を含む4山岳団体が登山の自粛を要請しました。登山のために他県へ行ってウイルス感染の拡散を防ぐためです。
私も天候次第ですがほぼ毎週末高尾山塊へ行っているものとして耳が痛い話です。
高尾自身は東京都八王子市になりますが私の高尾山塊での登山ルートでは東京都と神奈川県にまたがっているので他県への侵入(?)もしているわけです。
奥多摩に行けは東京都最高峰と言われる雲取山(2017m)は山梨県、埼玉県にまたがっているわけでやはり他県への侵入になるのです。
丹沢山塊は神奈川県ですし大菩薩は山梨県です。
少なくとも外出自粛要請がある間は丹沢、大菩薩へは行かないようにします。
せいぜい奥多摩駅から徒歩で行くことができる大岳山経由の縦走は様子を見ながら実行しようかと考えています。
なぜなら混み合った公園を走るよりはマシだからです。ただし「密閉」になりやすい電車に乗るのでこれがネックですが。
そのため今電車内では換気をよくするためにほとんど窓が少し開けられていますがそのせいで壁に貼り付けた広告が風で剥がれてヒラヒラしています。
登山後帰宅で乗り込んだスカスカの電車内でこれを見るとなぜか空虚感(もののあわれ)を感じます。
もちろん東京都の中での移動であればいいというわけではありません。なぜなら感染防止の基本スタンスは「外出自粛」ですから。
マスク不足のもう一つの原因
ジョッギングするにも山へ行くにもマスクが必要になってきましたが、相変わらずマスクは品不足です。
病院や薬局など今や日本全体でマスク不足に陥っていますが、病院の医療用マスクは別にしても市販されているマスクは中国政府の戦略的輸出制限の煽りを食っているものの国内でも製造し転売も禁止になったのになぜこんなにも薬局での「品切れ」状態が続くのでしょうか。
国内のマスクの9割を生産しているユニ・チャームでは通常の2倍の月産1億枚生産しているはずなのに、です。
一方で薬局、医療関係のお店ではない店頭でマスクを販売している姿を見かけます。しかも50枚入りで税込5,500円程度で売っています。一枚あたり110円です。これでもまだ安い方です。
私が毎年1回だけ購入するマスクは7枚入り(一枚ずつ袋に入っている)で確か税込で300〜400円程度だったと思います。一枚あたり50円前後です。
ということは2倍以上で売っているんですね。
転売禁止なのですがどうも法的抜け道があるようです。
マスクの転売抜け道経路
それではどんな抜け道なのでしょうか。
遅まきながら政府の意向によりマスクの小売店経由の転売は禁止になりましたが、卸売業者経由の個人転売は禁止になっていないようです。これが抜け道になっています。
したがって従来のマスク販売店ではないお店がマスクを高値で販売できるのです。さらに小売店を経由していないのでその利ざやは大きいはずです。
「人の弱みに付け込んで」というヤツですが、彼らは彼らで新型コロナウイルスで本業が休業に追い込まれて「やむなく?」マスクを販売している人もいるかもしれません。
まとめ
今やジョギングや登山までマスクが必須(?)になってきました。
より一層ストレスがたまるのか、それともこれはこれで低酸素トレーニングの一環になるとポジティブに考えるかは本人次第です。
マスク1枚で最低2日間使用するショボくて不衛生な使い方をしている私ですがさらにマスクが必要になりそうです。
そのマスクも抜け道販売があると知り「この野郎!」と思う反面「うまくやっているな」とも思うのでした。
今ではおそらく布製でしょうが洋服の仕立て直し屋や呉服店でもマスクを販売しています。みなさん外出自粛で売り上げが少なくなって生活維持に必死なのです。
そういう私は相変わらず営業しているわずかな喫茶店を探し出してはブログを書いたりネットサーフィンをしたりしているのですからおめでたい限りです。
弱肉強食の世界では私は真っ先に淘汰されるタイプでしょう。
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