アイキャッチ画像:小杉法律事務所
先日の綜合医療センターでの骨密度の測定で私は大腿骨が骨粗鬆症という診断でした。
ショックもいいところ。骨粗鬆症なんて一部の高齢女性がなるものと思っていたからです。
それにしてもなぜ大腿骨と腰椎だけ骨密度を測定するのでしょうか。例によっていろいろ調べてみました。
目次
骨粗鬆症になる原因
大別すると、
遺伝性
母親が骨粗鬆症だと娘もなる可能性が高い。
また身内に骨折した経験を持っている人もなる可能性がある。
後天性
加齢、閉経、運動不足、栄養不足、痩せている、ステロイド内服、酒・タバコの過剰摂取など。
なぜ大腿骨と腰椎で骨密度を検査するのか

一般的にはX線吸収法で検査しその対象部位は大腿骨と腰椎ですがなぜこれらの部位だけで判断するのでしょうか。
骨密度は骨の部位によって異なります。骨は刺激を受ける、つまり荷重を受けると一般に骨密度が高くなりやすくなります。体重が軽い人、運動不足の人が骨粗鬆症になりやすいのはこの骨への荷重・刺激が少ないからです。
そして骨が脆くなると骨折しやすくなり生活に支障がきたします。
骨折で一番生活に支障をきたすのが大腿骨と腰椎の骨折です。これらの部位を骨折すると歩行困難や寝たきりになりやすいからです。逆に手首や肩を骨折しても寝たきりにはなりません。
したがって骨密度の測定は骨折により生活困難になりやすい部位で測定するのです。
なぜ私が大腿骨の骨粗鬆症になったのか
私の骨密度の測定では大腿骨が67%(若い成人を100%として70%以下が骨粗鬆症)、腰椎が107%(左記同様)でした。
実は実姉も骨粗鬆症で先日メールで確認したのですが、姉の場合は
大腿骨は53%(重度の骨粗鬆症)、腰椎が61-74%となっています。したがって両方の部位で骨粗鬆症になっているのです。
そして亡くなった母も80歳頃?歩道で転んで両手首骨折しています。
これらからどうも私の場合は一度も骨折したことはありませんが「遺伝性」ではないかと考えています。
骨粗鬆症は完全に回復するのか
姉の場合は1年間注射で回復を狙ったそうですが変化はなく現在別の注射を打っているそうです。
しかし一度骨粗鬆症になると骨密度が上がることはあっての完全に若い人のような骨密度に回復することは困難なようです。
したがって、骨密度をこれ以上低くさせない、あるいは同年代と同じ程度の骨密度の回復を目指すのが現実的です。
私の場合は若い人に比べて67%でしたが同年代と比べると82%でしたので同年代の骨密度に回復させることができるのではないかと思います。
骨粗鬆症の予防策
もうこれは一般的に言われていることは
・カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの摂取
・上記に合わせてタンパク質を含む十分な栄養の摂取
・適度な運動(筋トレ、ジョギングなど)
適度な運動にはかかと上げ運動もあります。つまり筋トレのカーフレイズです。かかとを目一杯あげて下げる。この運動はふくらはぎ(腓腹筋)の筋トレですが、骨粗鬆症対策としては下す時にドンとかかとを床に落とすことで骨に刺激を与え骨密度を上げる効果があるのです。もっともドン、ドンやり過ぎてかかとを痛めないようにしましょう。
終わりに
なんだか嫌なものばかり遺伝しているような気がします。父方の祖母も家で2度骨折し老人病院に行ったまま10年間寝たきりで老衰で亡くなりました。亡くなった母も両手首を骨折し2ヶ月か3ヶ月入院していたと聞きます。
私ももっと高齢になればどこか骨折するのかもしれません。変形性股関節症になったのも骨粗鬆症と関係があるのかな。今度医師に聞いてみよう。
年をとるとロクなことが起きません。しかも医療費がかかるし。私の予想を超えた費用です。また山に登りたいジムで脚トレしたい一心でここまで我慢していますが先立つものがなくなるとそれどころではありません。
やはり来年あたり東京脱出かなぁ。東京生活は大好きなんだけど。
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