ライフスタイル

60歳からの生き方!私が悩んで見つけた気になる言葉

以前書いた記事に「60歳の初心忘れるべからず」というのがありました。

私がこのブログを開設して間もない頃に書いた記事ですが、私の記事の中でも10,000を超える突出したアクセス数でした。残念ながらその多くは海外(アメリカからのようです)からの迷惑メールによるものとわかり、その対策を講じてからはこの迷惑メールを全てカットしました。

しかし実際この記事を閲覧した方の人数(アクセス数)は不明で、さらにプロテクトしてからのアクセス数もほとんど伸びていないような状況でした。

下記の「気になる言葉」は私は過去色々読んだ本の抜粋です。自分で再読して今でも自分に通じることばかりと痛感します。

今回新たにタイトル名を変更し、内容も少し加筆修正して書きました。

私も未だにあれこれと悩むことは尽きないのですが、これから定年を迎える方やもう定年になった方にはこんな生き方の下手な人間もいるとわかっていただければ少しはリラックスした気持ちになることができるのではないでしょうか。

したいことリスト

定年を前にリストラされた私が作った「したいことリスト」(100作るつもりが51しか作れなかった)では、今なおほとんど達成できていないことばかりです。例えば、

・海外放浪

・会社を立ち上げる

・猫を飼う(←何でこんなことを思いついたのだろう?)

・NPOに参加する(もしくは立ち上げる)

・ボランティアに参加する

・インポートビジネスをする

・美味しい立ち飲み屋を探す

・ヘアスタイルを変える(←当初金髪にする予定でしたが、経済的な面もあり、バリカン1mmカットと言う中途半端になりました。)

などなど。「ちょいワルジジィ」が理想でした。

定年間近の方や定年された方は、頭の整理のために一度この「したいことリスト」を作ってみてはいかがでしょうか。目標は100個ということで。

一方、「気になる言葉」は、自分が読んだ本で気になった文章を書き留めたもので改めて読むと今でも「なるほど」「そうだよね」と感心する言葉ばかり。

しかし、感心しているだけで実行していないという残念な結果に改めて情けない思いもするのです。

ちょっとピックアップすると下記のようになります。

気になる言葉

・「好き」を仕事にしたいのなら、ビジネスモデル(収益化の仕組み)を自分で設計しなくてはならない。グーグルやアップルやアマゾンやその他様々な新時代のサービスが、そのためのインフラを用意してくれている。それを活用して幸福の新しい可能性を見つけれるかどうかは、君次第だ。(残酷な世界で生き延びるたった一つの方法:橘玲。幻冬舎文庫)

・人生は「わたし」と環境との相互作用だ。環境に合わせて「わたし」を変えられないのなら、あとは「わたし」に適した環境を探すしかない。これが「伽藍を捨ててバザールへ迎え」で、これ以外に合理的な人生設計の戦略は原理的に存在しない。(同上)

・腐りつつある伽藍のなかで幸福や希望を探すのはムダだ。そこから抜け出す道を見つけ出したものだけが、この残酷な世界で生き延びることができる。(同上)

・仕事に挫折したら、クモが何度でも巣を張るように、再びチャレンジすればいいのだ。不安を感じることは何の意味もない。それだけの話である。(「人生を豊かに歩むために大切なこと、どうでもいいこと」フランソワ・デュボワ。ダイヤモンド社)

・老後の不安を口にする人はありもしない老後の生活の恐ろしいイメージを、自分で勝手に膨らませているだけだど僕は思っている。自分で自分を不安にしているのだ。(同上)

・何か失ったなら、また得ようと努力すればいい。不安になるだけでは、何も得られない。(同上)

・何か挑戦する時、誰でも不安を感じます。しかし、考えてみたら、不安というのは自分が頭のなかで勝手に想像してつくり上げた幻想みたいなものです。本当の限界は自分にもわからない。だから、そこにある壁は、自分自身が勝手につくり上げた壁に過ぎないのです。さまざまな環境条件や組織の要件などに負けてしまって、流されてしまって、「無理だな」「自分はここまでだ」と自分で決めつけてしまってる。その意識の壁が、一番大きな壁ですね。(「あなたは今の仕事をするためだけに生まれてきたのですか」伊藤真、野田稔。日本経済新聞出版社)

・自分はこういう生き方をしたい、自分はこういうことを幸せだと感じる、こんなことをやってみたいというゴールをイメージし、そこに向けて人生をデザインしていく。(同上)

・ あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして、無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(常識や柔軟性を欠いた信条)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。(スティーブ・ジョブズ、ネットから)

・うまくいっている人は、うまくいっているパターンを使っている。うまくいっていない人は、うまく行かないパターンを使っている。うまくいっている人は、うまく行かなかったら、すぐやり方を変える。うまくいっていない人は、うまくいっていなくても、なんとか頑張る。性格の問題じゃない。(「賢く生きるな 楽しく生きろ」伊藤守 ディスカバー21)

・ 新しいものは分野の「境目」や「端っこ」から生まれる。(「好きなことに、バカになる」細野秀雄 サンマーク出版)

・「何か」を行えば、当初の目的には届かなくても常に何かは起こる。(同上)

・ 好きなことを人の三倍深く掘れ。(同上)

・ 仕事と生き方というのは焦って決めても仕方がないし、決めようと思っても決められものでもありません。今、見つからないのなら多少遠回りしてもいいから、じっくり腰を据えて探してみるのがいいのではないでしょうか。(同上)

・第二の人生をスタートさせるにあたって大切なこと。それは、「無責任」「低報酬」「非常勤(「定年後にもう一度花を咲かせるための7つの鉄則」藤原雄一郎、産労総合研究所)

待っていては何も始まらない

私はどこかで「待ち」の人生をしているのです。つまり、「変化は向こうからやって来る」とどこかで思っているのです。2、3年前はもっと「チャレンジ!」なんて思っていたものですが、「チャレンジ」というだけで全然チャレンジしていない自分を発見します。

退職以降2年ほどはジムで体を鍛えたり登山で今度はどこの山へ行こうかと登山ルートを考えてばかりでした。そのためリタイヤした人が陥りやすい「うつ」的な心理状態は全くありませんでしたが、今考えるとこれはもうたまたま「ラッキー」だったとしか言いようがありません。

しかし、問題(宿題)はしっかり残っていたようです。

どうお金を稼ごうか

お金に全く問題なければ、私はハイカーとして世界中を回っていたでしょうし、行きたい山もあちこち行っていたでしょう。ジムではもっと強靭な肉体になるべくパーソナルトレーナーをつけて筋トレしていたかもしれません。

また、その合間に美味しい飲み屋を探して飲み歩いていたかもしれません。

しかし、現実は全くそうではありません。

世界中を回っても帰ってきてから生活できるのか?

→帰国してからでないとわからないでしょ。出国前と帰国後の自分及び周囲の環境がどう変わっているのかわからないのに、出国する前から帰国後の自分や環境は何も変わらないという前提に立って考えている。

あちこちの山へ行くのものお金がかかるけどそれで老後が過ごせるのか?

→これもやってみなければわかりません。何かの出会いがあるかもしれないし、かつ山小屋の管理人がいいかも、なんて思うかも。

飲み屋を回ってお金を使えば預金なんてすぐなくなってしまう。

→そう思うのなら稼げば!

いったい何歳まで生きるのかわからないのに金なんか使えるか。

→そう思って預貯金を残して死んでいく老人が多いことを知るべし。

なんて「先々のことばかり」頭が入ってしまい何も「チャレンジ」していないのです。いつ死ぬかもわからないのに。

「何かをしなければ、何かは生まれない」ことは頭でわかっていても身にしみていない証拠。

こんなことを以前もっと深刻(そうに)に考え込んでいた時期がありましたが、最近は慣れてきたのか、「なるようにしかならないさ」「いざとなれば何とかなるだろう」なんて根拠のないこじ付けで自らを安心させようとしています。

しかし、ホームレスや貧困層の人たちも自分が現在のようになるなんて予想せず、「なんとかなるだろう」と思って「どうにもならない状況になった」人たちでしょう。

ジムに登山にネットビジネス。60代からの生き方としては自分に合った生き方だと思っていますが、まだまだ発展途上なのです。

まとめ

自分の人生です。人の意見に振り回されず、世間、社会が何を言おうが自分のやりたいと思うことをしましょう。

100人いれば100通の人生があり、100通りの生き方はあります。人生に正解はないのです。そのため周囲に聞いても納得する回答は誰も得られないのです。そして正解がないから悩むのです。

とにかく「一歩」踏み出すことです。

自戒を込めて。

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